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検索サイトはどれを使うのがBESTか?

インターネットを使う時、最初に開くのは検索エンジン(サイト)だという方が多いと思うんですが、どこの検索サイトを利用するのがベストなんでしょう?

・・・というわけで自分なりに色々調べてみました。現在日本での検索エンジン使用率はというと・・・

Googleが70%程度、ついでYahooが20~25%位。あとはBing他のサイトを使用している結果が出ています。海外に至っては90%以上がGoogleを使用しています。やっぱ「Google」が最強なんじゃね!?・・と普通は思いますよね。

そんな当たり前の結論に達する前に、検索エンジンの歴史を見てみましょう。20年以上前は、「ディレクトリ検索の雄」Yahooを初め、Excite、Infoseek、Lycos等・・・他にもたくさんありました。

今や「Google無双」になりつつある感がありますが、そんな中でGoogle以外にユーザーを増やしている検索サイトがあったんです。それがこちら。

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その名もダックダックゴー!

名前は可愛いですね。画像のタイトルにある「DuckDuckGo」がそのサイトです。グラフを見て解るように、2013年度以降、一気にユーザー数を増やしています。

最初に目に飛び込んでくるのはGoogleのような簡単な検索窓。そして、目を引くのは・・・

「私たちはあなたの個人情報を保存しません。絶対に。」

の文字。そうなんです。プライバシーに特化した検索サイトなんです。

ユーザーが増え始めた2013年に何があったか?というと、言葉で説明するより、実話が元になったこの映画の予告編を見ていただいたほうが早いかと。

アメリカ合衆国連邦政府の米国家安全保障局(NSA)がGoogle、Yahooなどから協力を得て、個人情報収集活動を行っていたことをCIAの元職員のエドワード・スノーデン氏が暴露しました。「Google」って、最強というより最恐なんじゃね!?と思ったものです。

そんな経緯があって、プライバシーを重視した「DuckDuckGo」が注目されているんです。その特徴は・・・


①広告や余計な機能が少なく、シンプルな画面
②過去の検索情報にとらわれない検索結果
③独自のクロールとYahooやBingなどの他の検索エンジンのデータの両方が使われている
④検索結果画面は無限スクロール

では実際に検索してみましょう。

検索ワード「名古屋 ラーメン」の場合の検索結果がこちら。 ※左側が「DuckDuckGo」右が「Google」です。

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重複は5位までに1件だけでしたが、内容は大体似たような結果です。食べログが強いのはどちらも変わりません。

さて、違いがはっきり出るのは地域名を入れない場合です。
検索ワード「ラーメン」 ※左側が「DuckDuckGo」右が「Google」

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これははっきり違いがわかります。「DuckDuckGo」は地域は関係なく「ラーメン」というワードに絞って表示されますが「google」は検索された場所「名古屋」が入ってきます。
つまり、「Google」はあなたのいる場所を情報として持っているんです。

利便性だけで見れば「Google」のほうが便利だし、スマホで「近くのラーメン屋」って言うだけで表示してくれます。その代償として、自分がいる場所を「Google」に把握されているわけです。
「DuckDuckGo」にはもうひとつメリットがあり、広告が一切ありません。
あなたが何を検索したかの履歴も残りません。したがって他のサイトへ行っても繰り返し表示されるリターゲティングの広告に悩まされることもありません。結局のところ、利便性を取るか?プライバシーを守るか?は使う人の判断。

Googleを使うか、使わないか?はあなた次第です。

次の機会では、「DuckDuckGo」以外に将来、どんな検索エンジンが登場するのか?考えてみたいと思います。(キム兄)

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©テレビ東京 関暁夫さん

参考サイト:https://pecopla.net/seo-column/duckduckgo