見出し画像

自分達の力で掴んだ同点ゴール

8月21日(土)アシタノタメニリーグ・U-10 の第2節。

以前からお伝えしているように、このリーグでは様々な独自レギュレーションを用意して実施しています。その中の一つとして「長い試合時間」というのがあり、U-10にしては長い25分ハーフを採用してます(理由等は下記リンクから)

そしてハーフタイムは7分で、そのうちの5分は子ども達だけで話し合う時間にすることも、リーグの公式ルールとして定めてます。

7分のうち、選手だけで5分。コーチや監督が使える時間は2分のみ。なのでコーチや監督は伝えたいことがあるならばダラダラ話さず、2分以内にまとめる力も試されるわけです。これ、なかなかシビアです。

アシタノタメニリーグの独自レギュレーション等はこちら

で、この日行われた、あるゲームのハーフタイム。

このチームは前半1-2とリードされ、ハーフタイムを迎えました。
コーチからの短い言葉の後、キャプテンを中心に子ども達だけで話し合う光景。

画像1

U-10。つまりたかだか10歳や9歳の子達でも、こうやって自分達で前半を振り返り、その上で考え、相手だけでなく自分達のプレーについても分析をし、後半に向けての対策を練ることは充分にできるんですよね。任せることの大切さを、改めて強く感じます。

この作戦タイムが功を奏したのか、戦い方に変化が出てきた彼ら、後半開始早々に同点ゴールを決めてました。
結局ゲームには敗れたけれど、自分達で掴んだあの同点ゴールには、自信を持ってほしいな。

このリーグやっぱりやって良かった、、と思えたワンシーンでした。

____________________

「言わないとわからないだろう」とか「俺が采配して勝たせてやろう」とか。

ジュニア年代の試合現場では、ついつい大人が出しゃばって先走ってしまう光景をよーく見かけます。今でも、至るところで見かける。

そんな光景を少しでもなくしていきたい、改善していきたい、サッカーを子ども達の元に返したい、という趣旨で始まったのがこのアシタノタメニリーグ。参加してくれているクラブの指導者の方々はこの趣旨や理念に共感してくれて、もちろん、レギュレーションもちゃんと守ってくれている。だからこそ、この「子ども達だけで話し合う光景」が、全ての試合で見られています。

この日参加していた別のクラブの監督さんは
「何ならハーフタイムの7分全部みんなにあげるから、自分達で話してごらん」と子ども達に話してた。度量、とても大きいっすよね。

リーグはまだ始まったばかり。ゲームを実施していく上で見つかる課題や発見を吟味しながらアップデートしていこうと思っているし、また新たなアイデアなどもどんどん取り入れて、このアシタノタメニリーグを「日本で最高のリーグ」にしていこうと思ってます。もちろん、来年も継続していくつもり。カテゴリーも増やして。

これからも、どうかご注目ください。子ども達の、あしたのために。

この記事には続きがあります。続きはこちら ↓↓



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?