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Withコロナの日々【0】回−暇な時間をどう使うかは恐ろしい問題だ–
首都圏の朝の通勤ラッシュ。これを解消できるアイディアを出した人はノーベル賞ものだと常々思っていたけど、そういう意味でコロナはノーベル賞を受賞する資格があるかもしれませんね(笑)やれやれの毎日です。
山口周著『ニュータイプの時代』(ダイヤモンド社)によると、イギリスの経済学者、J・M・ケインズは、1930年に発表した小論文「孫の世代の経済的可能性」の中で「将来の人は週に15時間しか働かなくなる」と予言していたそうです。【78頁】
一日3時間の労働。コロナのおかげで、それに近づいてきていると思うのは私だけでしょうか。しかしケインズはこのようにも言っていました。
「思うに、余暇が十分にある豊かな時代がくると考えたとき、恐怖心を抱かない国や人はないだろう。人はみな長年にわたって、懸命に努力するようしつけられてきたのであり、楽しむようには育てられていない。とくに才能があるわけではない平凡な人間にとって、暇な時間をどう使うのかは恐ろしい問題である。(80頁)」
これはまさに今、我々が直面している問題なのではないでしょうか。豊かであるかどうかは別として、コロナによって全世界的にstay homeが合言葉になっている今、我々は自宅で暇な時間を消化しなくてはならない。
ということで、『withコロナの日々』をスタートします。仕事で年に100日以上出張していてほとんど家にいることのなかった私が、自宅待機と時差出勤を繰り返す「暇」な日常とその心象を、ポツポツと綴ってまいります。ではでは。
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