プライドとかいう意味のわからない言葉
プライドが高いって聞くと皆さんどんな人を思い浮かべますか?
多分、偉そうにして他人を見下したり、人の話を聞かない傲岸不遜
みたいなイメージかと思いますし、
大体そんな意味合いで使われてる気がします。
でも本来プライドという言葉は日本語で言う「矜持」が近い意味で、
自分の美学を信じる信念の強さだったり、
人としてより良くあろうという求道的な意味合いのはずです。
なので、「プライドを捨てろ」と言われると
「人としての美学を捨てろ」みたいに思えて
違和感を感じるのは僕だけでしょうか?
まあ、言いたいことは
「自分の価値観に執着するな、変化を恐れるな」ということで
おかしくはないのでしょうけど、やはり語源を学んでいると
全く反対の意味合いで使われることに困惑します。
言葉というものは常に意味合いが時代によって変わってくるのは
わかります。
例えば「諦める」という言葉は「自分にとって大切なことを明らかにする」
というのが本来の意味で、そこにネガティブさはありません。
前向きな取捨選択のことを表していたのです。
でも今は、「諦めたらそこで試合終了だよ」なんて名言が生まれるぐらい
「諦める」という言葉にはマイナスイメージが定着しています。
プライドの件もそうですが、何故全く反対の意味で使われるようになったのかがとても不思議です。
そうなった過程に社会や人の心の理が潜んでいる気がしてます。
歴史を学ぶ時に面白いと感じられるポイントの一つじゃないかと思います。
今日は疑問だけ書いて終わります。
それでは、
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