部首を調べてみた #2 ~た~
第2回はたです。
田んぼでお馴染みのたです。
意味としては、
田畑、耕作に関する文字
です。
畑仕事に関する文字です。
漢字検定2級の該当漢字は2つありました。準2級では、1つありました。
1つずつ紹介していきます。
畏
畏れるや、畏怖するという使い方が多い漢字です。何かを怖がるという意味合いを持つ漢字です。
正直、なぜこの漢字の部首が田なのかは分かりませんでした…
漢字の成り立ちとしては、怪物がむちを持ったさまが怖いということから"おそれる"という意味を持ったそうです。
個人的なこじつけをするならば、日本での怖い話というものは隠れ里のような山奥の村が発祥のものが多く、その地域では農業社会だから、田んぼや耕作をしているだろうという理解です…
個人的な感想:
早速、部首を100%理解できる方法はないというものにぶち当たったような気がしています。実は、どの部首を紹介するか調べるために漢和辞典を引いていると「区別のために作った部首」みたいなのもありました。
畿
近畿の畿でしか見たことありません!笑
読み方も畿しかないみたいです。
調べてみると、帝都という意味がありました。また、帝都から500里(約200km)以内の地とあります。
近畿でしか見たことありません!と言いましたが、まさに字の通りで都に近い地域という意味でした。昔の日本の都は京都にあったのでそこに近い所と合致します。なるほど。
これがまた、なぜ畑や耕作と関係するのかと言われれば、なんとなくのニュアンスですが、「畿」の文字が日本に伝わった際には、都の近くは田舎であったと考えるといいのかなと。
個人的な感想:
調べてみて面白かったです。歴史にもつながるんだなと。単純に学んだ漢字でした。
畝
準2級の漢字です。これは分かりやすいかなと。畝と読みます。意味としては、面積の単位を表します。
番外編
番外編として主に漢字だけバッ~と紹介します。
のちほど更新するかもしれませんが、「田」からちょこっと突き出ている漢字の部首は全部「田」なんだなって。覚えると考えると覚えやすい。
以下2つは調べていて面白かったので紹介。
「町」は田んぼに釘のようにぶったぎった道を作ることでできるのが町であるから、部首が「田」になる。世界の「界」も田んぼと田んぼを区切るという意味から部首が「田」になるみたいです。
「男」は「田」の部首の意味を知ってから、見方が変わりました。田んぼの力になる人と捉えると女性より男だよなって直感で分かったので部首が「田」なのも納得です。でも、昔の社会を考えると、男は狩り、女は農業みたいなイメージがあるのでちょっと食い違うな?という疑問もわきました。時代背景が違うのかな?
第2回はこの辺で。
参考資料
2017年発行
2022年発行
部首紹介シリーズ
過去の部首紹介はこちらから
P.S.
今回の「田」は調べていて、自分でも目から鱗でした。日本の村社会的な外と内を決める漢字(町、界)に対しての部首が「田」なのは、昔からの風習がやっぱり関わっているのかな~?と感じました。
あと、初めてルビが振れるようになりました。
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