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「零細プレイヤーはとにかくトガれ!」の落とし穴
時々通る道(国道ではないけどわりと大きい)があるのですが、今朝そこを通ったときに道路沿いの飲食店が閉店していてびっくりしました。確か、数か月前にオープンしたばかりのはず……少なくとも営業開始から1年は経っていないと思います。
飲食業界の厳しさを痛感するワンシーンとなったわけですが、個人的に気になったポイントがあるので、今日はそれについて少し。
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当該店舗はいわゆる「王道」な感じのメニューというよりは、オリジナリティ&特色を全面に打ち出した"トガッた"飲食店でした。
実際に訪れたことがあるわけではないので、そのお店で提供されていた料理が美味しかったかどうかはわからないのですが……結果としては勝負をかけた独自性の高いメニューがハマりきらず、閉店に至ってしまったということなのだと思います。
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起業や独立を志す人へのアドバイスの中で、よく「零細プレイヤーはとにかくトガれ!何でも屋さんは何もないのと一緒!」なんていう言説が語られたりします。
これは確かにそうです。特徴を出さなければ認知してもらうことも難しいですし、規模や資金力に勝る大手と正面を切って競り合っても必ず負けてしまうので。
ただ、この"トガる"は「トガッた結果、特定の層にめちゃくちゃぶっ刺さる」のが大前提なのであって、実は簡単な道ではないんですよね。誰にも刺さらないトガりはただの自己満足か、行き過ぎてしまうと「なんか変な店」として認知されて終わりです。悲しいかな。
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SNSで「バズる」のハードルが低くなった時代、一発屋の打ち上げ花火的にトガりに行くプレイヤーもめちゃくちゃ増えている感じがするのですが、そこに本質はあるのか?ということは立ち止まって考えておきたいところです。
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