「リアルな場所がある」という圧倒的な差別化要素
今回の自粛期間において、多くの事業者が「オンライン」に活路を見出そうと、通販を始めたり情報発信の質・量ともに変化させたり、双方向コミュニケーションツールを活用したりと、新たな動きが非常に盛んです。
「新しい生活様式」なんていう言葉も生まれましたが、こういった取り組みはとても良いものだと思います。新たな可能性が生まれるわけですから。
ただ、一旦オンラインに流れたものがこのまま定着するか……というと、結構多くのものは元に戻ってくるんじゃないかなぁと思います(オンラインも、もちろん大事ですが)
もう少し正確に言うと、"戻ってきた方が良いものもある"という感じです。「戻る方向で価値を生み出す」ことが、ローカルで行うカフェや喫茶店の提供できる何よりの価値であり、それが生き残りの術であると。
複製できない、唯一無二な"場所"という資源
リアルな"場所"の商売のメリットとして、オンラインと違って「商圏」に守られている……みたいな話がよく語られますが、併せて意識したいのが「コピーして似たようなものを作ることができても、全く同じものを違う場所に作ることはできない」ということです。
どこかリアルな場所に位置してお店を構えるということは、その場所が属する"街"の一部になるということ。
街はそれ自体がオリジナルの雰囲気を持っていますし、街の中でも数十メートル歩けばガラッと雰囲気が変わったりします。
その街の中にあるお店。窓から見える景色も、お店の中で感じる雰囲気も、今日家からここに来るまでの全ての感情や経験も唯一無二、オンリーワンのものです。
"場所"が持つ全ての要素が、見せ方や切り口次第で、お客さんにとっての価値に変化する可能性があるのです。
これからの時代、この価値にもっとフォーカスした店作りをすると良いんじゃないかなと思います。
美味しいケーキやコーヒーを提供できるようにするのはもちろんですが、「この店(場所)で過ごしてもらう」ことの価値、もっと言えば「この店(場所)に来る一日」の価値を感じてもらえるように。
「お店で売っているもの」を買ってもらうのではなくて、「そのお店に行くという経験」を買ってもらえるように。
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僕もいろいろ考えなきゃなーという感じなので、必死に頭フル回転で考えています。
一緒に頑張りましょう!
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