見出し画像

消費者理解こそ、百聞は"一体験"にしかず

「うーん……面倒くさいからまた今度でいいか……」

商品をパンパンに詰め込んだ買い物カゴを片手に、トイレットペーパー売り場の前で迷うことしばし。「自宅に残るペーパーが1ロールである」という事実も十分に加味しながら、結局購入を見送ったのはつい昨日の晩のこと。

この葛藤の最中に思い出したのは、前職時代にトドックの配達をしていた頃のことです。生協の宅配…といえば食品のイメージが強いと思うのですが、実は食品以外の商品も多く取り扱っています(コープさっぽろのトドックは特に多い)

その中でも、トイレットペーパーは年間を通じて本当によく売れるんですよね。基本は一般的な12ロール入りの1パックですが、時々8パックセットになった超巨大な段ボール箱をお届けすることもあります。これが2つも3つもある日は、トラックの荷台がぎゅうぎゅうでエライことになるんです……笑

もちろん「なんでトドックでトイレットペーパーを買うんだろう?」とまで思ったことはありません。けれど、なぜここまでトドックでトイレットペーパーを買う人が多いのか?という問いの"真の答え"は、他でもなく自分で体験した昨日のあの瞬間にあったと思います。

重たい買い物袋を片手もしくは両手に提げて、その上トイレットペーパーの大きな包みを持って帰るなんて…!たとえレジから車まででも相当面倒くさいです。そりゃあ、自宅まで届けてもらった方がいい。

消費者について理解しようとして、10時間考えるよりも1時間観察した方がいいし、なんならサクッと10分自分で体験した方がいい。そんな原則を改めて思い知りました。

先日「全然カフェ行けてねーわ」という記事を書きましたが、カフェだけじゃなくて色々な場所に足を運ばないとダメですね。。。いっぱい色々なところに行って、いっぱいお金使います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?