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カフェを開業する人には、とりあえず200軒カフェ巡りすることをオススメする

「センスとは、知識量である」

インターネット上でたまたま目にしたこの言葉が、僕はとても好きです。

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日常の中で、僕らはよく「センスいいね!」といった言葉を使います。

大体の人はこの言葉を、"なんとも言えない絶妙なハマり具合"を表現する手段として使っていると思いますが、「センスがいい、という状態」がどんなものであるかを言葉で定義することや、どうやって作ればいいのか?ということを説明することは、かなり難しいんじゃないかなと思います。

僕も「センスがいい人でありたい」という漠然とした願望をずっと持っていましたが(今もある)、それをどう実現したら良いか?まではわかりませんでした。

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ただ、冒頭の「センスとは、知識量である」という言葉と出会ってから、センスの"形"がなんとなく見えるようになってきました。

今の僕なりの「センスがいい、という状態」の定義、および作り方はこうです。

目の前の問題や課題を解決する、あるいは価値のあるものを創り出すために、自分の中の数ある知識・経験・見聞のストックの中から最適なものを一つ、あるいは複数選んで、最適な形を作り上げ、誰にでも分かる形でアウトプットすること

簡単に言い換えると、

・センスがいい、という状態→何かをするときに、誰もが「すげー!」と言ってしまうような、ナイスなご提案が出来る

・センスの作り方→たくさんの知識を学び、経験を積み重ね、それらを発信する練習をとにかくたくさんすること

こんなんかなぁ、と思います。

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西暦だけで数えてももう2020年目の世の中に、完全なる"オリジナル"なんて、もはや存在していないと思うんですよね。全ては、既存のナニカとナニカのいいとこ取り、あるいは削ったり、形を変えたりして、その上に自分の感性や想いを重ねていく。

そう考えたら、何かをするときの元手になる「知識」や「経験」は、とにかくたくさんあった方が良いと思います(量さえあれば、必ずセンスが良くなるというものではありませんが…)

良いお店の店主は、自分の店以外の良い店をたくさん知っている

多くのお店を回って、店主やスタッフの方とお話をしていると、如実にこの事実に気付かされます。

今ある素敵なお店、センスがいいと支持されるお店は、それを作られた店主の方がたくさんの良いお店を見てきて、そこに自分の考えやこだわり、理念、熱意、想い……などをのせて、形にした空間なんですね。

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今日の話の結論になるのですが、これからお店を開こうという方、もしくは今、自分のお店の方向性に迷われている方がいらっしゃったら、できるだけたくさんのお店を見に行って欲しいと思います。

数で言ったら、最低100以上。できれば200。

「200」という数に僕がこだわるのには意味があって、100を超えたあたりからお店の"見え方"があきらかに変わってくるからです。感覚としては、100までで「良いお店、支持されているお店」の共通点を探して、仮説を立てて、そこから200までで答え合わせをする、という感じ。

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自分がお店を開く地域を見て回るのももちろん大事ですが、できれば他の地域もできるだけたくさん見ておきたいところです。

場所を問わない成功法則というのは確かにありますし、「その手があったか!」という素敵なアイディアに出会える確率も高くなります。

「今度○○に行くんだけど、どこのお店に行けばいいかな?」という疑問があれば、ご相談いただければ僕が行ったお店や、「この人に聞けばいいよ」という"情報を持っている人"をご紹介させていただきます。

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