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心拍確認。腹のなかにいきものがいる!!でもまだ...

妊娠検査薬で陽性が出て、その翌々日には産婦人科に行きました。母がついていこうかと言ってくれましたが、私もいい歳ですしと思って、緊張はしましたがひとりで向かいました。

家からわりと近くのところへ行ったのですが、先生はご高齢のおじいちゃん先生。おじいちゃんですが、肌艶良くイキイキしたオーラ。ここに来て良かったなと一瞬で思いました。

診察室に入ると早速超音波エコーで検査。テレビ画面に私のお腹の中の様子が白黒で写ります。お腹の上で先生がゴロゴロとローラーのような検査機を動かすと、画面に写る私のお腹の中の映像もゴロゴロと角度が変化します。そんななか、小さな点のようなもののところにクローズアップ。

すると...その点のようなものがどうやらドクンドクンと動いているのが分かりました。

ぬおー!う、うごいておる!?

と、思いましたが、これがいわゆる「心拍の確認」ということだったようです。

子宮のなかに胎嚢という袋があって、その中に胎芽というものがある、ということ。胎芽というのは妊娠8週未満の赤ちゃんのことを言うそう。(それ以降〜出産までの赤ちゃんが胎児と呼ばれる)

確実にこの目でなにかが動いているのを見た私は、嬉しい反面、なんだかちょっぴり恐ろしくなってきました。

腹の中でなにかが動いている!いきものの命が脈打ってるんだと思うとなんとも言えない気持ちに。感動もしていましたが、それより驚きの方が大きかったかもしれません。

先生が、「いま米粒くらいの大きさですよ。こんなちっちゃい。」と笑顔でご自分の小指の爪の先で2、3mmほどの大きさを示してくれました。

....ちっちゃ。

ちっちゃ!!

その小ささでもうこんなふうに脈打ってるなんて、すごいな。命が生まれるってすごいな。すごいんだな。という思いが駆けめぐりまくりました。

この時、妊娠6週、という診断でしたが、自分の身に起きるまで知りませんでしたが、妊娠週数というのは最後の生理が始まった日から数えるんですね。なので、まだお腹になにもいない状態も数週間入れて数えるそうです。それもなんだかおもしろい。その腹にいないけど数える数週間は、もしかしたら赤ちゃん側では母親の腹に入るかどうしようかと考えている時期だったりするのかもしれませんね。

産婦人科によって違うかもしれないのですが、私の行ったところでは、まだこの日には母子手帳をもらいにいくようにとは言われず、またあと3週間後に来るようにと言われました。ということは、まだまだ妊娠確定ということにならないということなのかな?まだまだなにがあるか分からないってことなんだろうな、、、と思い、命を授かるということの奇跡を改めて感じました。

それから次の検診までも、お腹のなかは一体どうなっているのかと気になって仕方ありませんでしたが、身体の変化を感じながら戸惑いながらもマイペースに日々を過ごしていきました。

補足:

妊娠9週の壁、というのがあるらしい

わたしが初診を受けたのは6週でした。が、あと3週間後、つまり9週ごろにもう一度来るよう言われた訳ですが、どうもこの9週までいくのもまずひとつの山場のようです。

ネットで調べた情報を一部引用します。

市販妊娠検査薬や経腟超音波検査が普及する前は、予定月経が1ヶ月以上遅れてからでないと医師にも妊娠判定は難しかったので、妊娠の初診は妊娠8~9週頃でした。
現在は、初診時期が早くなり、妊娠6、7週に経腟超音波検査で赤ちゃんの心拍が確認でき、その次の健診は2週間後の妊娠9週前後になります。この時に「赤ちゃんの心臓が止まっている」、「前回から育っていない」と判明し、想定外の突然の展開に、よりいっそう辛い思いをする、これが「妊娠9週の壁」です。

-略-
「妊娠9週の壁」は産婦人科専門書に記載はありませんが、発生学的に妊娠9週には重要な意味があります。個体の発生は生命進化の歴史をたどるとされ、妊娠9週ごろまでに重要臓器が作られ、器官形成期といいます。
■器官形成期(胎芽期):重要臓器の構造ができあがる時期、
■胎児期:臓器の機能が発達する時期
実際の器官形成期と胎児期の境はきっちりしたものではなく、妊娠9から10週あたり、CRL(頭殿長)が21~30mmに相当します。
(引用:  https://allabout.co.jp/gm/gc/478151/

なるほど、、、
本当に、妊娠という出来事は、なにが起こってもおかしくないというか、本当に本当に繊細で奇跡的なことなんだと改めて思います。
そして同時に命の尊さ、命の力強さというものも感じます。

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【アディナーダ カバー曲動画】

いのちの歌
https://youtu.be/NnpnO45QMio

Woman 映画「Wの悲劇より」
https://youtu.be/U2N-AbxEuxI








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