子どもの言葉の遅れチェック#7:【受容言語】簡単な指示に従えますか?
「こちらの話していることは理解できているのですが、言葉がなかなか出てこないんです…」
というお悩みをよく耳にします。
「お子さんは、お母さんやお父さんの言うことを聞きますか?」
「それが、全然言うことを聞かないんですよ〜」
このような場合、実は親が思っているほど、子どもは聞いたことを理解していないことが多いです。
親は、子どもが自分の指示に従わないと「性格の問題」だと取り違えてしまうことがあるのです。
聞いたことを理解する「受容言語」スキル
また、親は「言葉の遅れ」というと「発話の遅れ」だけに注目してしまいがちなので、どうしても、聞いたことを理解する能力、すなわち「受容言語の遅れ」は見過ごされがちです。
親や医師、そしてセラピストも「子供は何でも理解している」と思いがちですが、それを裏付ける証拠はありません。
唯一確認できる方法は、
あなたの指示通りに子供が行動できるかどうか
で判断するしかありません。
「子どもが言うことを聞かない」のは、「性格」というより「聞いた言葉を理解できない」ことが原因かもしれません。そのような子には、言葉を話すことを教える前に、言葉の意味を理解させることを優先させたほうがよいでしょう。
子どもは言葉を理解してから、その言葉を使ってコミュニケーションをとることができる からです。
「受容言語」を習得しているか確認しよう
子どもが身近な言葉を理解し、簡単な指示に従うことができるかどうかを判断する際に、参考にしてみてください。
このような簡単な指示を理解し、それに従うことは、
通常1歳の誕生日前後で発達し、1歳半までにはしっかりと確立されます。
聞き言葉を理解することは、誰にとっても日常生活の一部です。
ママ&パパができること8選
言葉のゆっくりなお子さんは、まず
「耳から聞こえる音である言葉」と「意味」を結びつける能力を向上させることに重点を置いて働きかけてみましょう。
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