マガジンのカバー画像

【自閉スペクトラム】ASD子を伸ばす方法 & ABA家庭療育

20
ASDのお子さんを伸ばすには、知識とコツが必要です。 認定行動分析士(BCBA)の著者がわかりやすく解説します。
運営しているクリエイター

記事一覧

自閉症スペクトラム(ASD)を早期発見するための7つの兆候と早期介入の重要性

はじめに親として、また保育者として、子どもの発達の小さな違和感に気づくことがあります。育…

300

【切り替え2】切り替え活動で子供が育つ

子供にとって、楽しい遊びをやめて、別の活動を始めるように言われるのは辛いものです。特に、…

ABAで解説:ポジティブな子育ては、子供の可能性を最大限に引き出すことができる

子供の可能性を最大限に引き出すためには、ポジティブな子育てが不可欠です。 でも「ポジティ…

子どものかんしゃくに隠れた原因を解明: 感覚処理の問題

はじめに 感覚処理の問題とは?感覚処理とは、脳が視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚、運動などの…

新生児の感覚発達:応用行動分析学(ABA)からの洞察

この記事の概要応用行動分析学(ABA)のレンズを通して、新生児が生得的な感覚をどのように活…

子どものかんしゃく「なぜ」「どうして」の理解:Part 1

2歳ごろの子どものかんしゃくの謎を解くお子さんのかんしゃくに困ったことはありませんか?あ…

幼児の切り替えをスムーズにする9つの戦略

子育ては、楽しくも困難な旅になることがあります。よくある課題のひとつに、切り替え(幼い子供がある活動から別の活動に移る時)の難しさがあります。移動中に意地の張り合いになったことがあるのは、あなただけではありません。 このブログでは、幼児の切り替えをよりスムーズで楽しいものにするための、9つの戦略をご紹介します。一貫した日課の確立から、遊びをベースにした片付けのテクニックまで、どの方法もイライラを減らし、子供に力を与え、切り替えをスムーズにするように設計されています。就寝時間

幼児のかんしゃくを抑える選択肢の力:Part 3

子育ては素晴らしい挑戦ですが、難しいこともたくさんあります。中でも、幼児のかんしゃくは保…

子供の発達障害急増の謎〜Part1:10年間で倍増、その背後に潜む理由とは?

文部科学省の調査で明らかになった発達障害の急増 子供の数が減る一方で、発達障害の子供は増…

おとなしすぎる子どもの心の中は?選択性緘黙症の世界

要約 選択性(場面)緘黙とは?選択性緘黙症は、特定の状況で話すことができない小児期の不安…

【切り替え1】なんで次の活動に切り替えられないの? 理論編

人間は環境の変化を嫌うもの人間は習慣の生き物です。 子供であろうが、障害があろうがなかろ…

なんでも口に入れる子ども

なぜ赤ちゃんは、なんでも口に入れるの? 赤ちゃんが何でも口に入れるのは、世界を探索するた…

遊びが子供の学校での成功を助ける!5つの方法

私はこのブログで、子どもにとっての遊びの重要性を繰り返し強調してきました。 今回も「子ど…

脳を刺激する!感覚遊び

「遊んでばっかり」と聞くとどこか否定的に聞こえますが、子供の遊びは、単なる娯楽にとどまらない、教育と発達に欠かせない要素です。幼少期は、読み書きの能力、観察力、批判的思考など、その後の人生の成功に不可欠なスキルの基礎を脳が身につける重要な時期です。子どもたちは遊びの中からこれらすべてを学びます。 以前、私のブログ記事では「危険な遊び」「自然の中での自由な遊び」の利点と必要性について探ってきました。 今回は、「感覚遊び(Sensory Play)」の重要性について掘り下げて