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生活をつくる

今日は新しいベッドが届いた。

組み立て式のベットで今やっと完成した。

仕事終わりに明日の研修の準備をして23時くらいから組み立て始めた。

身体は疲れているはずなのに、何故だかわくわくした。

私はこれまで生活の主体になったことがなかった。

実家は親が取り仕切り、自分のお部屋もなかったし、好きな家具も置けなかった。

次に引っ越したところも兄と私と母、息子の4人で2つの部屋しかなく、何故か兄だけは1人お部屋を作り、自分の好きな家具を置いていったが、私と母、息子は3人一部屋だった。

そして、今回の引越しでやっと自分の部屋が手に入ったが、ベッドが一つしかなかったので、やっぱり2部屋あっても3人で一部屋を使っていた。私の部屋だけど、私の部屋という感覚がなかった。

今日やっとベッドが届き、組み立てながらやっと少し自分の部屋に愛着が出てきた。

自分で好きな家具を選び、組み立てていく。そんな些細なことだが、これまではできなかった。自分のお部屋、自分の家具、自分のベッド…やっと私は生活の主体となったのだ。

そして、生活の主体となって初めて自分の居場所を感じた。これまでは窮屈で早く家から出たかったが、これからは自分のお部屋が大好きになりそうだ。家全体は自分だけの生活の場ではないけれど、その中に一つ自分の居場所があるだけで全然違う。

やはり、部屋作りを考える際に、共用の場と個室はあった方が良い。個室があることはその人の尊厳を守ることにもつながる。今日のこの感覚を大切にしようと思う。

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