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【相談事業】先生、仕事探してるの!(後編)

SOL LUNAのPOP UP STORE の
店頭に立つと決めた
かつて一緒に学習支援教室で勉強した
南米ルーツの女の子。
私たちの挑戦は始まりました。

「場所はわかるかな?ひとりで電車で来れる?」
「うん。乗り換えの日本語はわかるよ。」

「いらっしゃいませ!ありがとうございました!
練習するよ。頑張ろう。」
「はい!がんばります!」

「先生、その日はどんな服を着ますか。」
「スタッフが着るTシャツがあるから、それを渡すね!」

「はい!ドキドキするけれど、がんばります!」

アルバイト当日も接客の練習を重ねました。

2日間の接客アルバイトを体験した彼女。

日本語のオーダーシートにも
きちんと対応できました。
苦手意識のあった漢字も
しっかりと読むことができました。

「いらっしゃいませ!」も
最初は小さい声でしたが
がんばって声を出せました。

お客様に出来上がった商品を渡したり、
フォトブースで写真撮影をしている
お客様に「お写真、撮りましょうか?」
と、声がけもしっかりとできました。

アルバイト最終日、こう言いました。

「先生、ありがとうございました。
実は、ネイリストやエステに興味が出てきて。
その仕事もお客様と話をすることが大切な仕事です。
今回のアルバイト、とてもためになりました。
初めての接客で緊張したけれど。
ありがとうございました。」

ひとつの相談から始まった私たちの挑戦。
彼女はひとつの希望を見つけることができました。

相談事業と飾り付けアイテムブランド「SOL LUNA」を両輪で進めていくこと。

Adelanteの事業の大きな意味を改めて教えてもらうことになったそんなエピソードです。

私たちAdelanteは子どもたちがルーツや環境に左右されず、望む未来を描ける社会を作ることを目指しています。

※プライバシー保護のため、名前、国籍、年齢、性別など
一部内容を変更して記載しております。

サポートは全てSOL LUNAの事業発展やスタッフの生活相談などのサポートの為に使用させていただきます。ぜひ、応援よろしくお願いいたします。 お問い合わせはこちらから info@adelante-co.jp 担当:小野