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パパ育休は何ヶ月取得すべきか? 2ヶ月未満は最悪の選択かもしれない話

1.前置き

 里帰りせず夫婦2人で子育てをするメリットは大きく、父親が育休を取らない選択肢はない。そのおかげかは不明だが、巷で言われている産後クライシスやパパ見知りといった問題は起きなかった。
 取ると決めたら次は何ヶ月取るべきかが悩みだと思うが、自分が悩んでいたときは、母親目線だけで書かれた「こうすべきだ!」という記事はある一方で、父親目線の情報が少なかった。
 自分は、3ヶ月予定で育休開始し、妻の希望で半年まで延長した。この記事では、起きたこと・当時の心境・後からわかったことの3つの観点で各時期のポイントを書いていく。これから父親になる人に、少しでも参考になることを心から願う。

2.父親が育休を取るべき期間:5ヶ月以上

 家計が許す限り長い方が良いのは言うまでもないが、朝まで寝るようになって楽になるのと、給付金が減額されるタイミングとのバランスを考えると5~6ヶ月がおすすめ。(2024年現在の育児給付金制度では、7ヶ月以降減額)

 ちなみに、巷で多いとされている2週間や1ヶ月は論外。
 理由1:育児が大変になるのは1ヶ月以降
 理由2:妻の体調が回復しきっていない
 理由3:技術的にも精神的にも育児にまだまだ慣れていない
 理由4:にもかかわらず、育児してる感だけは得られている

3.育児が大変な期間

 父親視点で育児の大変さをグラフ化した。疲れの種類が違うので一概に比べることはできないが、育休前(残業20時間、出張あり)で負担1くらい。
 復帰後もレベル1になってるのは毎日定時あがり・出張なし・在宅勤務多めのため。

※個人差があります

4.各期間の詳細

(1)0~2週間

 当時、感染症対策で出産に立ち会えなかったし、数分ガラス越しに面会できただけで、次に会えたのは1週間後。
 妻退院前にはベビーベッドを組み立てたり色々済ませておく必要あり。
 母親側に理解されない覚悟で言うと、誕生時点では父親になった自覚が1割もないのが正直なところ。「世の中に自分の子供がいるらしい」ぐらいの感覚。1週間後に妻と子が帰宅してきて、数日経ったところでようやく実感が湧いてくる。
 この時期は父親側から見ると大変ではない。妻はほぼリビングで横になっており、育児と怪我人の看病をしてるくらいに思っていてちょうど良い。
 赤ちゃんはまだ「1日=24時間サイクル」という概念がなく、3時間に1回ミルクを与える必要がある。そのため、二交代制で自分は12時半〜6時半、妻は7時〜12時に睡眠をとっていた。(+αお互い昼寝)
 妻の希望により妻が夜勤を担当していたが、逆のほうが良かったと思う。宅配弁当や洗濯乾燥機を使うなど、家事を極力減らす必要あり。音で起きるので掃除機はしばらくかけれない。
 一番怖い作業は沐浴で、二人がかりでも落としたら終わりという恐怖があった。

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