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チームの「心理的安全性」についてみんなで話してみた

おはようございます。
365日連続投稿にチャレンジ中のふくさちです。

本日は256日目。

先日、所属組織にて「心理的安全性の高いチームづくり」に関する勉強会を開催しました。

これがかなり良い場になったので、そのことについて今日は書きたいと思います。


■チームの心理的安全性とは

最近、色々な場面で「心理的安全性」という言葉を聴く機会が増えました。

つい先日、2021年度の「HRアワード」の入賞者が発表されたのですが、書籍部門では11冊のノミネート作品のうち、2冊が「心理的安全性」に関するものでした。


「心理的安全性」という言葉が注目されるようになったきっかけが、Googleが行った「プロジェクト・アリストテレス」と呼ばれる調査です。

年間数百ものプロジェクトが動いているGoogleが「高いパフォーマンスを発揮するチームの条件」を探った結果、「チームの心理的安全性の高さ」が成功するチームの要素の1つであると発表されました。



チームの心理的安全性とは
対人関係のリスクをとっても安全な場所であるとの信念がメンバー間に共有された状態である。

つまり、メンバー全員が気兼ねなく、自分の意見を言い合うことができ、挑戦できるチームのことです。


■それぞれの経験をシェアしてみた

勉強会では「心理的安全」ではない状態の例をいくつか出した上で、それぞれの経験談をシェアしました。

例えば、
・仕事の問題提起をすると「じゃ、言った人がやったね!」となるので、仕事が増えるのが嫌で手を挙げなくなる
・「わからないことがあれば質問して」と言われたから、質問したのに「そんなこともわからないの?」という態度を取られた

など「あるあるな経験談」がたくさん出てきました。

今でこそ、そんな話をフラットにチーム全員で話せる組織になりましたが、数年前はそうではなかったです。

「おかしい」と思ったことを伝えると、感情的に反論される、その後しばらく無視される・・・みたいなこともありました。(伝え方にはかなり気を配って、他のメンバーと作戦会議までしていた。同じチームの人に意見を言うのに事前準備の時間が必要だなんて、ものすごく非効率)


■自分自身の行動を振り返ってみる

チームの「心理的安全性」を高めるには、1人1人のリーダーシップが大切である!ということで、自分自身の行動をみんなで振り返ってみました。

例えば、私のように社歴がそれなりに長い人がその場にいるだけで、新しく入った方は意見を言いづらくなるということがあるかと思います。

なので、それを十分に認識した上で、全員が対等に意見を言い合える場を作っていく必要があります。

また私含め、所属歴の長いメンバーがすぐに言ってしまいがちな「昔はこういうやり方をしていたよ」とか「過去に似た事例がありました」という一言。

昔のやり方が「正」とは限らないので、こういった発言をする時は、イノベーションの妨げにならないように注意が必要であるということも改めて気づきました。


■心理的安全性の4因子に沿って考えてみる


石井遼介さんの「心理的安全性のつくりかた」という書籍の中に、日本版の心理的安全性の「4因子」について書かれていました。

「心理的安全性」の高いチームの要素として、下記の4つがあります。

・話しやすさ
・助け合い
・挑戦
・新奇歓迎

チームメンバーとそれぞれの項目に対して、10段階で点数付けをしてみました。

点数付はあくまでも主観。
その人からみた点数でつけてもらいました。


これがすごく面白かったのです。

嬉しかったのは、入社間もないメンバーが「話しやすさ」に高得点をつけてくれていたこと。

ちょっと安心しました。
でもこの結果ももしかすると忖度込みかもしれないから、鵜呑みにしちゃいけないね・・・という話も冗談でしていました。

もう1つ分かったことは、すごく包容力がある組織だということ。
「自分の個性を受け入れてくれている」から「新奇歓迎」は点数が高い、と話している方が多かったのです。もっとそれぞれの個性を発揮していこう!という話をしました。

■まとめ


チームメンバーと「心理的安全性」について語り合ってみたことで、相互理解も深り、チームの強みも見えました。

また「話しやすさ」「助け合い」「挑戦」「新奇歓迎」というチームの「心理的安全性」を高める4因子について共有したことで、1人1人の行動がすでに変わり始めている実感があります。

こんな風に私の思いつきでの勉強会を形にさせてくれるチームや、職位や社歴に関係なくフラットにこういった議論ができる関係性に改めて感謝したのでした。

簡単ではないかもしれないですが、チームメンバーと「心理的安全性」について語る場を作ってみるというのは、非常におすすめです。


というわけで、最後まで読んでくださって、ありがとうございます。

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