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【HUC4周年祭】「男性中心企業の終焉」の読書会に参加して

少し時間が空いてしまいましたが、HUC4周年祭期間中に行われた「男性中心企業の終焉」の読書会に参加しました。

著者である浜田敬子さんをお招きしての読書会。

なんと、スピーカーとして個人の経験を話させていただく機会をいただきました。(ひゃー--!!!)

本を読み、今まで漠然と感じていたモヤモヤを、浜田さんが代わりに言語化してくださっているようにも感じました。

元AERA編集長、そしてフリージャーナリストとしての豊富な取材経験を持つ浜田さんだからこそ書ける内容で、企業事例が盛沢山です。

D&Iを推進する立場の方、経営層の方、子育てをしながら働いている当事者の皆さんはもちろんのこと、若い世代にもぜひ読んでいただきたい一冊です。

さて、本題である「読書会」の話をしたいと思いますが、私は3人のスピーカーの中でもトップバッター。実はめっちゃ緊張しました。


👇当日のファシリテートを担当されていた、なつみっくすのnote


👇スピーカーとして一緒に参加してくれた、まこちのnote。

まこちが色々な感情と向き合いながら、読書会の準備をされている様子を間近で見て、私自身も「何が自分の本当の声なのか」を考えるようになりました。

結果、当日話したのはこんな内容になりました。

「女の子だから・・・」という自分の中に長年あったバイアス

「女の子なのだから苦労しないように・・・」と育てられてきた私。
(弟は「跡取り息子」として生きることを期待されてきた)

20代後半までずっと「自分は女の子だから努力しなくてもいい」とか「そこまで稼げなくてもいい」などという価値観が、ずっとどこかにあった。

(20代後半で何もない自分に気付き、めちゃくちゃ焦った・・・)
(そして、今も無意識に”わきまえ”てしまう自分がいる)

「限界」を作っていたのは自分自身の思い込み

前職は「働きやすさ」もあり「やりがい」もあったけれど、どうしても先のキャリアイメージを描くことができずに、転職。

子育て真っ只中の自分には、これ以上のキャリアアップは厳しいだろうと勝手に限界を感じていた。

でも本当に「限界」だったのかというと、多分違う。
手を挙げれば、会社は全力でサポートしてくれたと思う。

「自分には無理だろう」と決めつけてしまっていたのは「リーダーとはこうあるべき」という思い込みや、会社組織の中での自己肯定感の低さ。

でも「弱さ」も素直に出せるリーダーシップのあり方の方が、今の時代で求められているものに近いし、自分の強みももっと活かせたはず。

リーダーシップのあり方は、多様!

そして、女性がリーダーシップを発揮することは、男性の「生きづらさ」の解消にも繋がる。

「多様性はヘルシーで楽しい!」

本の後書きには、浜田さんがこの本を通して伝えたかったメッセージの一つとして「多様性の楽しさ」という言葉が出てきていました。

単一的な組織では「おかしい」と思うようなことも、意見が言えなくなったり、そもそも「おかしい」という感覚がなくなることがあります。
(そういったコンプラ違反の事例を目撃したことがあります)

「多様性のある組織」は、健全だし、楽しい!
私たち一人ひとりの意見には価値がある。


■浜田さんの言葉で印象に残ったこと


読書会では、私たちスピーカー3人の話を受け、浜田さんが様々なことを話してくださいました。

「エンパワメントとはこういうことか」と感じてしまう程、浜田さんの熱い言葉の数々に、とても励まされました。

小さなことの積み重ねが仕事のやりがいを作っていく
リーダーシップもその先にあるもの

やりたいと思うことは、我慢せずに手を挙げる
チャンスはその時に逃すと来ない
大変さは何とかなる!

子育ての「楽しさ」を夫婦で共有する
(「あなたもやって」ではなく、夫にも子育てを楽しむ機会を)

次の世代のために、波風を立てていく、声を上げる

涙が出そうになったのが、最後の質問タイムでのやり取り。

学校の先生をされている方から「生徒会はほとんどが女子。優秀な彼女たちが、輝き続けるためにどんな声掛けができるのか」という質問が出ました。

その質問に対して浜田さんから「ぜひ『あなたたちには輝かしい未来がひろがっている。やりたいことがあったら、とにかくチャレンジしてね』と声をかけてあげてください」という回答されていました。

学校の先生だったり、誰かがそういう声を掛け続けることが、未来の若者たちにどれだけパワーを与えるか、ということを改めて感じました。


■私のアクション

読書会の最後に、参加者全員で「スモールアクション」を紙に書いて、写真を撮りました。

私が書いたのは・・・


「チャレンジする人を全力で応援すること」
 (自分自身のことも全力応援)

カッコ内の一文は、浜田さんの「自分にも(あなたにならできるという言葉を)かけてあげてください」という言葉を聴いて、追記しました!

ついつい他人を応援することばかりを考えてしまうけれど、自分自身のことを応援することも忘れちゃいけないな、と感じました。


というわけで、やっと読書会について書けました。
書きながら、当日の感情がよみがえってきました🔥

最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

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