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農作業がサードプレイス、就農人口上回る〜ADDressが地域と共創する未来〜

米国の社会学者レイ・オルデンバーグは、現代社会において「サードプレイス(第3の場所)」がどんなに重要かを説いています【著『ザ・グレート・グッド・プレイス(The Great Good Place)』】

サードプレイスとは「家庭(第1の場所)」でも「職場(第2の場所)」でもなく、とびきり居心地が良いまったりとした時間を過ごせる場所のこと。イギリスのパブやフランスのカフェといった、人々が気軽に集い交流でき、憩いのある楽しい場を指します。

ADDressには東京都心から1時間半で行ける、東京から一番近い村「清川村(神奈川県)」に「サードプレイス」として人が集まるコミュニティがあります。

静かな田舎で野菜を収穫し、村に還元したい

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木造平屋のADDress清川(写真上)には、裏手に50㎡程度の菜園があります。ところが、2019年5月にオーナーさんが草刈りをしてくれたものの、たった2か月であっという間に荒れ地に

清川村は水も空気もおいしい丹沢山地に囲まれた静かな田舎です。
ここにADDressができたからには、この村に還元できる何かをつくりたいという夢がありました。村のレストランや店舗などで取り扱ってもらえるような立派な野菜を収穫したいと思い、ADDress会員とともに畑の耕作を始めたのです。

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2019年8月から9月の夏場は毎週末、伸びきった草木をひたすら刈りました。早朝に集合し、休憩を挟みながらの作業。農業アドバイザーの佐藤飛鳥さん家守(管理人)の河野潤さんのレギュラーメンバーに、会員の小幡さんも加わり、男手に助けられながら作業はどんどん進みました。

耕作し、大豆を植えて土をならし、いよいよ種撒き。せっかくなので、イベントとして、農業に興味のある方を集めることにしました。

このイベントに集まったのは18名。種まきとキウイ棚つくり、鹿対策としてネット張りを実施しました。寒い中、皆さん元気に作業に取り組んでくれました。最後はこの笑顔(写真下)。間もなく3月にはルッコラと小松菜の収穫を迎えますので、また集合を呼びかけて、収穫祭を企画したいと思っています。

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村の農業就業人口を上回る参加者数

清川菜園プロジェクトと題したこの畑企画は、週末に集まってみんなでゆるく農作業をするものです。これまでに12回。参加延べ人数は60名を超えました(実人数も30名超)。これは、清川村の農業就業人口を既に上回ります(画像下、農林水産省公式サイトより引用)。

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農業に興味はあるけれど、移住し就農し定着するにはかなりのハードルがありますし、それなりの覚悟も必要です。
しかし、そこまでしなくても、時間をかけて楽しく作業することで、興味のある農業に少しでも関わることができるのです。このプロジェクトに参加してくれる会員や参加者たちは、いわゆる「関係人口」と称されます。

観光以上移住未満の関係人口は、地域との繋がりを計るものさしです。
ADDress清川は、農作業を通じた関係人口をこれからも増やしていきますし、そのための「居心地良く過ごせる場所」と「憩いのある楽しいコミュニティ」づくりを目指しています

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ADDressのリアルな声を聴ける交流会

ADDressでは定期的にADDress会員も参加する「ADDress Meet Up」を開催していて、利用者のリアルな声を聴ける交流機会があります。ADDressライフをスタートしたい&多拠点生活に興味・関心のあるお友達を誘って、未来の会員候補と語り合いに来るのはどうでしょう。カジュアルなイベントですので身構えず、お気軽にご参加ください。

イベント告知はADDressの公式FacebookページまたはTwitterアカウントから情報発信します。フォローをお願いします。

直近の開催イベントは2020年2月3日(月)19時より、Nagatacho GRiD 5F(東京・千代田区平河町2−5−3)にて開催します。


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