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2022年の抱負(ADDressスタッフ・桜井)

皆さん、あけましておめでとうございます。ADDressの共同創業者で取締役、広報PR、自治体連携を担当しているスタッフの桜井です。

ことしで43回目のお正月を、無事に迎えることができました。この43年間を振り返ると家族と過ごしたり、友達やパートナーと出掛けたり、毎年毎年さまざまなお正月を過ごしてきましたが、2022年1月1日の今日は、私が家守をしている東京・二子玉川邸でひとり静かな元旦の朝を迎えました。日々の日課であるジョギング・洗濯&掃除・料理をして、パソコンを開いて今日から仕事はじめです。

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↑元旦の朝もルーティーンの朝ランコースである喜多見氷川神社へ。

2021年は年の3分の1を東京以外で暮らし、これまでの人生で最も地域と関わりを持った1年となりました。昨年築いた地域との関わりをどう深めていくかが、ことしの課題です。新年の初日ということで、現場スタッフの一員としての抱負を3つ書きたいと思います。

1. 都会から地方へ「地域×人」、交流の場づくり

ADDressの会員は昨年に比べて7倍に増えました。家も家守も、会員の数に比例して増えています。

私自身は東京・世田谷区のADDress二子玉川邸で住み込み家守をしていますが、東京だけではなく、各地方のADDress家守と協力したイベント企画を実施したいと思っています。ただし、新型コロナウイルスの感染状況によっては、オンラインになることもあるかもしれません。

「地域×人」の交流機会を提供することで、都会から地方への人の流れを増やしたいのです。大勢が参加するイベントというよりも、こじんまりでも共通のテーマ(食・趣味など)で繋がることができる場づくりを目指します。年始早々、各地の家守さんにご相談させていただくかもしれません。どうぞよろしくお願いします。

全国の人口統計と同様、ADDress会員の構成も東京を中心とした都会を主な生活拠点としている人が最も多い構成となっています。ADDress創業で掲げた、都会にも地方にも住める「#全国創生」を成し遂げていくミッションがあります。東京から離れた地方にもたくさんの家があるからこそ、東京では会えない人たちとの交流の場を作りたいと思っています。

2. 地方との公民連携事業を増やし、人口還流へ

ADDressがサービス開始した2019年4月以降、さまざまな地方自治体と連携・協業してきました。宮崎県日南市、神奈川県小田原市、佐賀県武雄市、熊本県多良木町、京都市伏見区、新潟県佐渡市、福島県西会津町、香川県さぬき市、香川県三豊市など。2021年にはADDress津和野オフィス(サテライトオフィス)を立地した島根県津和野町でも、町のみならず島根県立大学との連携事業「つわの未来塾」を継続しています。

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↑熊本県多良木町との連携事業「たらぎつながるDAYS」(2021年11月)

ことしも更なる連携に向けて、自治体連携を強化していきます。

早速2022年1月には、ADDress会員が得意なスキルを活かして地域でオリジナル講座を開講する「たらぎつながるDAYS」(熊本県多良木町)を実施します。既に多くの参加エントリーがありますが、この機会にぜひ関わってみたい人がいれば、ADDress会員のみならず応募を受け付けています。

2月には埼玉県皆野町にオープンする「ADDress皆野A邸(施設名称「働co-living みなの subako」にて、2日間に渡る『ADDressフェス』を開催予定で、ワーケーションをテーマにイベントを実施します。この施設は国の地方創生テレワーク交付金を活用した、官民連携事業の一環です。

また、中部のフラッグシップ拠点として、山梨県上野原市に「ADDress上野原A邸」が3月オープン予定です。こちらは国と山梨県、上野原市とともに進めている空き家再生プロジェクトの一環。年末年始も改修工事が進められており、空き家が再生されるまでの映像記録も収録しています。

他にも、各地でADDress連携事業を進めており、2022年には成果・実績として多くの事例を発表していきます。地方自治体と連携することで、空き家再生の早期実現・加速化を目指します。そして、再生家屋を中心とした人の繋がりや場づくりを提供できれば、必然的に都会から地方への還流人口も増えます。

3. 地域に対する「社会的インパクト」の数値化

ADDressは一般財団法人社会変革推進財団(SIIF)と立命館ソーシャルインパクトファンド投資事業有限責任組合(RSIF)と共同プロジェクトを立ち上げました。ADDressが社会的課題にどのように関わり、その改善、解決にどれほど寄与したかという「社会的価値」を可視化した多拠点生活に関する初の試みである『社会的インパクトレポート2020-21』を2021年10月15日に一般公開しました。

本レポート分析のために回答数の多いアンケートにも惜しみなく協力してくれた、会員・家守の皆さまに感謝するとともに、2022年もさらに多くの皆さまからの多拠点生活に関する実態や声を拾うべく、改めて協力依頼をさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

2021年度版はコロナの影響により、移動自粛や対面イベント自粛などで「交流」の場が制限された年でした。そのため、ADDressが目指す「地域に対するインパクト」の数値化まで達成できず、2022年に成果報告を先送りしています。

多拠点生活の推進により、「幸福感を持って生きる人々」をさらに増やしていくこと。そして「観光によらない地域のあり方の実現」を可視化することで、地域に対するインパクトをレポートにまとめていく予定です。

社会的インパクトレポートの分析・執筆・編集には、10か月の時間を要しました。本プロジェクトのチームに参画したい人も募集します。

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ADDressは2018年11月に創業して4年目で、組織もサービスもまだまだ課題が多いです。だからこそやりがいも大きいです。

今回挙げた3つの抱負は、現場スタッフの立場としてのものです。
経営者としては当然ながら、さらに多くの抱負と目標を持っています。

ADDressを利用してくれる会員、支えてくれる家守、ミッションに共感し大切な家を提供してくれるオーナー。外部から迎え入れてくれる地域の人々。ADDressが日本のライフスタイルを刷新し、新たな価値観と時代を創ることを信じて投資してくれている出資者・出資会社の皆さん。
そして、ADDressのサービスをより良いものにするために、大志を持って参画し、日々課題に向き合いながら働いてくれている総勢59名のスタッフと関係会社の皆さん。

たった2人で立ち上げた会社に、ひとりまたひとりと増えていき、今や全国に仲間たちが形成するコミュニティにまで成長しました。皆さんがADDressに飛び込んできてくれた想い、行動力に感謝しつつ、「このサービスに関わって幸せです」という人が一人でも多く生まれることを願って、毎日を丁寧に、真心を持って皆さまと接していければと思っています。(文・ADDress取締役 桜井里子)

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▼ADDress代表 佐別当隆志より「2022年新年のご挨拶」


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