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【ADDressアンケート調査】多拠点生活に興味ある人たちの”希望の声”を聞いて分かった変化

多拠点ライフプラットフォーム「ADDress」では、定期的にADDress会員も参加する「ADDress Meet Up」を開催していて、利用者のリアルな声を聴ける交流機会があります。2019年12月から2020年1月の直近では、合計72名の多拠点生活に興味関心ある方々が集まりました。

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ADDressで既に多拠点生活を実践する”先輩”の実体験を聞きながら、参加者からの質問に”先輩”やスタッフが回答します。その後は数名のグループに分かれて「多拠点生活」をテーマに自己紹介をしたり、ADDressについての疑問を聞いてみたり、多拠点生活における不安や懸念をざっくばらんに語り合い、未来のライフスタイルに各々想いを馳せます

皆で交流した後、最後にアンケートに回答してもらうのですが、直近参加者72名の「希望の声」をこの度分析してみました。

東京近郊エリアが1位も、人気は近畿>東京都心

「希望するエリアは?」という質問で、3つまで選んでもらいました。都道府県名や都市名を記入してもらいましたが、今回の分析グラフではエリア単位で集計しています。

ただし、このアンケート結果の背景として心に留め置いてほしいのは、イベント開催地が東京・千代田区(永田町)ということもあり、ほとんどが東京または東京近郊在住者なので、どうしても「既によく知っている身近な場所」が選ばれる傾向にあるということが前提として考えられます。もしも、大阪や福岡、名古屋などでイベントを実施すれば、結果はまた少し違ったものになると思われます。

さて、そんな前提条件を頭の片隅に置いてもらいつつ、結果はというと以下の通り。

アンケート図表1

南関東とは、東京以外の千葉県・神奈川県・埼玉県です。近畿は大阪府・京都府・兵庫県の回答が圧倒的多数でした。

南関東でも、海側エリアの人気が特に高く、逗子や湘南のほか、房総半島も票を集めました。南関東は前述した前提(既によく知っている身近な場所)を考慮すると、東京や南関東の他エリアに暮らす人が気軽に行きやすい「普段の日常とちょっと違う景色」が体験できる点が、主な選出理由ではないかと推測できます。事実、回答者の住まいを比較すると、ほぼ近隣都県に住む方々でした。

注目は、近畿が東京を上回り2位に食い込んだ点ではないでしょうか。
ADDressのβ版をスタートした1年前の入会希望エントリー者を対象にしたアンケートでは、「東京に住みたい」という回答者が目立ちました。たった1年前までは、地方都市に住む方以外(東京を含む近隣県在住者)でも、東京都心に住みたい!という憧れが如実に反映されたヒアリング結果だったのです。

リクルートが発表した2019年トレンド予測キーワード「デュアラー」がSNSなどでも広がりを見せ、2020年の東京オリンピックを見据えた企業のリモートワーク推進などの働き方改革も相まって、東京以外に目を向ける人口も緩やかではあるものの、拡大しているように思います。

また、ADDressが九州に複数拠点を展開していることもあり(2020年1月時点で、宮崎県日南市熊本県宇城市熊本県多良木町大分県別府市福岡県八女市宮崎県新富町)、九州の各県を希望する回答者も一気に増えました。この結果も1年前からは予想できなかった変化です。ADDressで住めるエリアに九州があるということで、多拠点居住希望者の選択肢の一つとして全国の中から選ばれているのです。

曜日は問わない、日常的に多拠点生活を楽しみたい

直近の「ADDress Meet Up」イベント参加者72名には、「いつどのように多拠点生活をしたいか?」という質問も投げ掛けました。結果は以下の通り。

アンケート図表2

曜日は特に気にしないが最も多く、次いで平日週末通して利用したいの回答順で、合わせると7割超に。一方、週末別荘感覚の利用希望と思われる回答(週末利用)が2割弱、ビジネス目的希望と思われる回答(平日利用)が1割でした。

かつて二拠点居住というと、リゾート地に別荘を構えるスタイルが主流でした。しかしながら、市区町村別の空き家率(不動産情報サイト「スマイティ」、『全国の空き家率ランキング TOP100』、データ出展・総務省統計局等)をチェックすると、以下の図のようになります。

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上位3市町は、かつての別荘地として人気を博していた地域です。現在もブランド力のある地名ですし、大型連休で訪れる人も決して少なくありませんが、他方で空き家率が課題となっているのも事実です。現に、ADDressに寄せられる空き家物件提供でも、上記3エリアは多数含まれています。

余暇や休日を利用した別荘利用は時代の変遷とともにニーズが減少し、普段遣いで気軽に利用できる拠点を希望するライフスタイルへと次第に移り変わっているようです。

多拠点生活を満喫するリアル会員の声を聴く

今回のアンケート結果は、冒頭に説明したように、定期開催している「ADDress Meet Up」参加者の声を元にまとめたものです。

次回イベントは2月3日(月)19:30~21:00Nagatacho GRiD(東京都千代田区平河町2−5−3、最寄駅は地下鉄「永田町」駅)で開催します。(オンライン参加も可能です)

既に多くのエントリーがありますが、この日はADDress会員の小川哲志さんを招き、リアルな多拠点生活を語ってもらいます。小川さんは東京都内の外資系企業に勤務する会社員ですが、平日も週末もADDressを利用中。平日と週末でどのような使い方をしているのか、本音で話す体験談を聴けるチャンスなので、多拠点生活が気になる方はぜひ気軽にお越しください。

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