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箱根芦ノ湖でのんびりワーケーション〜元ペンションで過ごす多拠点生活〜

ADDress箱根芦ノ湖邸はターミナル駅の「桃源台」から隣駅「姥子」のちょうど中間、星槎レイクアリーナ箱根(箱根町総合体育館)の隣(徒歩30秒)の別荘やホテルが点在するエリアにあります。都心から車で2時間、高速バス(バスタ新宿発着)で最寄り駅「桃源台」まで2時間30分。高速バス停から家までは坂道を徒歩20分(逆方向の下り坂であれば同10分程度)の立地です。

箱根といえば東京23区在住者にとっては身近な観光地でもあり、お正月の風物詩「箱根駅伝」の往路ゴール地点としても知られています。

箱根には2021年10月時点で、「箱根芦ノ湖邸」と「箱根湯本邸」の2つのADDress物件があります。今回は箱根芦ノ湖邸のある「芦ノ湖」周辺の多拠点生活の足跡を記録していきます。ぜひ参考にしてみてください。

共同生活でも余裕かつ充実のスペースと調度品

箱根芦ノ湖邸オープン直後、SNSで物件紹介をしたところ、かなりの反響がありました。それもそのはず、豪華なペンション空き家物件なので外観も内観も素晴らしく、画像映えも見事(しばらく使っていなかった施設だったため、オープンまでの準備期間はオーナーさんがかなり頑張ってくれました)。森の中のゴージャスな別荘タイプのADDressです。

個室はそれぞれ間取りが異なりますが、いずれもツインベッドでデスク&チェアとソファとテレビまであり、トイレとシャワーも備わっています。

個室だけでも十分なスペースですが、1階にも2階にもコワーキングスペースがあります。

独り占めするのはもったいないくらいの広さです。ADDressのスタッフ合宿でも利用してみたいな、とふと思ったりもしました。

食事を取るリビングも広々。このテーブル板はADDressオープンのために、オーナーさんが新たに拵えてくれたものです。

奥の4枚のドアの向こうには、屋根付きのテラスが広がり、BBQセットも揃っています。ちょうど私が滞在した時にも、会員さんがBBQを楽しんでいました。

緑の柵の向こう側を降りると庭があり、その脇には小川が流れています。天気が良い日は、小鳥のさえずりを聴きながら朝食を取るのも素敵な時間の過ごし方。

私が特に感動したのはキッチンです。
約1年前までペンションを経営していたこともあり、業務用の設備となっています。ガスコンロもこの通り。

ADDress津和野邸も業務用コンロを入れているので、先に試しておいて良かったです。初めての方は使い方が分からないかもしれませんので、家守さんに聞いてみましょう。津和野邸は2コンロですが、こちらは5コンロも!(そんなに使うシーンはなかなかないとは思いますが)。

火力の強いコンロが使えるので、蒸し料理が楽しくて毎日作って過ごしています。調味料は利用料金を家守さんにお支払いするADDressパターンですが、かなり充実しているのも魅力です。

調理スペースも業務仕様で、複数名が一緒に料理をしても余裕なのが嬉しいポイント。

さらに特筆すべき点は、食器類の充実度でしょう。ADDress史上最も豊富な食器が揃っていると、ここに断言しちゃいます。こうした食器類もオープン前に綺麗に磨いてくれました。

この画像も一部。それぞれの扉の片側にも、その上にも棚があり、びっしりと溢れんばかりに食器が収まっています。
また、ADDress用の冷蔵・冷凍庫は業務用なので、食材をたっぷり買い込んで到着しても、よっぽどの量でない限り、収納に困ることはなさそうです。

箱根芦ノ湖邸は徒歩圏内にコンビニやスーパーがないので、重量のある買い物が難点です。多拠点生活で特に欠かせない「水」。大きなペットボトルを持ち込む会員さんも多いですが、ここには浄水器があるので飲み水も調理用の水も現地調達ができます。ソーダストリームやコーヒーメーカーもあります。

こぼれ話として。
箱根芦ノ湖邸になる以前は、「クリンゲルバウム」というペンションでした。今でも、家の近所でこの看板を目にします。ADDressは物件の半分を借りている状況で、もう半分は現在も休眠していますが、オーナーさんいわく、今後はペンションとして復活する予定とのことです。

離れには露天風呂が2つありますが、こちらも現在は休眠状態。ただし、こちらも今後復活させる予定もあるとのことで、今後の動きに注目しています。

ハイキングに温泉に食に・・・芦ノ湖周辺の名所

箱根芦ノ湖邸から坂を下って10分程歩けば芦ノ湖です。

海賊船やロープウェイの発着駅「桃源台」が、家から最も近い観光地。晴れていればボートにも乗れますし、湖畔の散策コースをハイキングすることもできます。仕事に疲れたら、気晴らしに散策できるルートが複数あるのも魅力です。

また、家から車で10分、ロープウェイ(「姥子駅」発着)で25分、徒歩だけだと約30分の場所に大涌谷があります。土がむき出しになった斜面には白煙が上がり、現在も続く火山活動の迫力を感じられるスポットです。箱根芦ノ湖邸から少し歩いただけでも、大涌谷の硫黄の匂いが辺り一帯で立ち込めます。

標高1,000メートルの大涌谷から、芦ノ湖に向かって見渡せば、ダイナミックな富士山を拝めることができます。晴れ渡った日の富士山は、筆舌に尽くし難い胸を打つ規格外の美しさです。感動です。姿を見られるだけで、幸福度が一気に上がります。

ちなみに、「桃源台」から「姥子」の中間にある箱根芦ノ湖邸のすぐ脇をロープウェイが通過します。上から家を見下ろすとこんな感じ。

芦ノ湖一周は約20キロメートルあるので、箱根芦ノ湖邸近所の桃源台以外にも、観光スポットは多いです。車があれば便利ですが、時間があれば湖上ルートやバスなどで周遊してみるのもオススメです。

芦ノ湖で静かな時間を過ごしたいのであれば、日本絵画を中心にコレクションしている「成川美術館」に行ってみてください。

箱根や小田原など地域縁の日本画家の作品も展示されています。この美術館のロケーションは素晴らしく、展望室から眺める景色が雄大で、思わず「あ!」と言葉が出てしまったほど。

源頼朝ら関東の武士が崇敬した歴史ある神社「箱根神社」詣でもオススメです。

「すすき草原」や「仙石原湿原」も、芦ノ湖周辺の名所です。休日は、ここでハイキングしている人たちが列を成す姿も。

ADDress箱根芦ノ湖邸には個室ごとに綺麗なバスルームがありますが、徒歩圏内にある日帰り温泉もたまには良いでしょう。

車道沿いに進むこともできますが、小径を進めばショートカットで家から徒歩15分程度のところに「箱根レイクホテル」と「箱根高原ホテル」の日帰り温泉があります。箱根高原ホテルがたまたま臨時休業中だったので、私は箱根レイクホテルに行きましたが、ホテルならではのアメニティ一式が揃っているのとハンドタオルや休憩室まであって、大人1,200円なのが嬉しかったです。この周辺の温泉の中では割安だと思います。

露天にはテント型のスチームサウナもありました。

平日に利用したので他に利用者はおらず、貸切状態で満喫させていただきました。

車があれば箱根湯本駅近くの「箱根湯寮」や御殿場プレミアム・アウトレット隣接の「木の花の湯」もオススメです。どちらも箱根芦ノ湖邸からは車で約30分のアクセスです。

芦ノ湖の「食」というと、家から徒歩10分程度の湖水魚料理「網元おおば」のわかさぎランチのインターネットレビューが高いですが、私はまだ体験できていません。誰か食した会員さんがいれば、会員限定コミュニティに投稿してくれると嬉しいです。参考にします。

湖畔ホテルのランチメニューはいくつか体験したのですが、いずれもそこそこな価格がします(当然美味しいです)。その中でも割と手頃で美味しかったお店を1つ挙げるとすれば、箱根神社すぐ近くの「Neo Bistro いずの蔵」でしょうか。フレンチですが、ランチなら1,600円でセットメニューを食べられます。魚や鶏、ジビエなどもあります。私は1,600円コースで、メインは「鶏もも肉の炭火焼と野菜のクリーム煮」を選びました(=画像下)。

自家製パンも美味しかったです。

さて、箱根芦ノ湖での体験をまとめてみましたが、箱根と聞いて私が一番真っ先に思い起こすのは「寄木細工」だったりします。私は無類の工芸マニアです。9月に箱根湯本邸に滞在したのですが、家から程近くの本間木工所に立ち寄り、何点か寄木細工を購入しました。中でも気に入っているのが、こちらのお盆です。

伝統的な柄が散りばめられた、オンリーワンのお盆。製作者の本間さんがとある展覧会に出品した逸品です。今回、箱根芦ノ湖邸の多拠点生活にも持参して、自炊時は毎度使いました。もちろん、自宅でも愛用しています。このお盆に箱根芦ノ湖邸の多様な食器を並べて、目にも楽しい食生活を送っています。

最後に。
箱根芦ノ湖邸の家・地域・店舗情報以外の大切な話。家守さんのこと。

この家の家守さんは住み込みで、ADDress会員もびっくり!な「多拠点生活の匠」です。日本各地に暮らした経験のある素敵な女性。彼女の体験談を聞いているだけで、勉強になることがたくさんありました。この家に滞在しに来たら家守さんに自己紹介がてら、お互いの多拠点生活について語り合ってみていただきたいです。実は、彼女は元会員さんでもありますが、ADDress生活を始めるもっと前から各地で暮らしていたそうです。元家政婦さんかつ整体師かつライターかつ・・・さまざまな顔と手に職を持ちながら、「せっかく芦ノ湖に移住したので」と近所でも仕事を掛け持たれています。

人との出合いこそ、ADDressの醍醐味。特に家守さんあってのADDressライフです。箱根芦ノ湖邸は個室が独立しているので、部屋に閉じこもることもできますが、ここまで来たならほんのちょっとでも声を掛け合って交流を体験できるといいですね。(ADDress取締役・広報PR・自治体連携担当 / 桜井里子)

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