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津和野暮らしの変化と変わらぬ良さ〜ADDress津和野邸で多拠点生活〜

これまで数えること島根県津和野町には12回滞在し、今回が13回目となりました。そのうち11回はADDress津和野邸ができる前の訪問だったため、地域のホテルや旅館を転々と利用していました。宿泊施設利用なのでコストを考えると短期利用の方が都合がよく、だいたい1泊2日の訪問がほとんどでした。しかし、ADDressができてから1泊あたりのコストを考える必要がなくなったこともあり、できるだけ長く滞在するように調整しています。

▼ADDress津和野邸の外観。元商店「喜多屋」の看板が目印

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ADDress津和野邸の玄関を出て、左700メートル先に文豪・森鴎外の旧居があり、左400メートル先には藩校養老館があります。当時と道は少々異なるものの、ADDress津和野邸の前の通りを幼少時の森鴎外(森林太郎)が藩校まで歩いて通っていたのだろうか、などと物思いに耽るのであります。

そんな歴史の一コマを想像してしまうのも、現在の津和野の街並みが幕末に描かれた『津和野百景図』とほぼ変わらない姿を今に残しているからです。

変化①:会員さんシェアのママチャリ

今も昔も変わらない歴史や自然遺産が残る津和野に、2021年5月にADDress津和野邸がオープンして以来、3か月ぶりの再訪でした。このADDress津和野暮らし再びで、変化がありました。会員さんやスタッフの「足跡」です。

変化その①は、津和野邸に会員さんが滞在時に購入し提供してくれた赤いママチャリ(=下記)。

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津和野邸は徒歩15分圏内であれば、コンビニやスーパーや歴史的な商店街もありますが、この自転車があれば2キロメートル離れた道の駅「津和野温泉 なごみの里」にも行きやすいです。

たまには温泉で!という時に使える便利ツール「ママチャリ」。シェアしてくれた会員さんに感謝します。

変化②:スタッフが始めた「銭湯ぐらし」

ADDress津和野邸では”銭湯ぐらし”が始まっていました。これが変化その②。住み込み社員の原さんは、ADDressで働く傍ら「銭湯ぐらし」という組織でもお手伝いをしています。そのご縁で、新たに始まった取り組みです。

「銭湯ぐらし」は高円寺(東京都)にある銭湯・小杉湯のお客さんが中心になってつくられた組織で、「小杉湯となり」という会員制セカンドハウスの運営や、「お風呂のもと」の作成と販売を行っているそうです。

この「お風呂のもと」がADDress津和野邸で購入できるので、リノベーションされた広い綺麗なバスタブで使ってゆっくりと旅の疲れを癒すことができます。

中国茶、カカオ、米ぬかの3種類があり、私は「米ぬか」を使って銭湯気分を味わいました。

変化③:家守さんの美しいアート作品

オープン時にもありましたが、今回の津和野邸で感じたのは、大きな古民家の所々にアートを感じる空間が増えたこと。これが変化その③。

この美しい空間を作ってくれているのは、家守の漆谷(うるしだに)さんです。生花や陶芸、水彩画をされているとのことで、そうした漆谷さんの心配りが随所に感じられ、癒しの居室となっています。

▼洗面所に置かれた花瓶に生けられた季節の花々

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▼共有スペースの和室に飾っているひまわりの水彩画

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それぞれ作品が異なる水彩画が、全個室に飾られています。ぜひチェックしてみてください。

漆谷さんは元々、津和野町で長年移住コーディネーターを務めていたので、外部から暮らしに来る会員にとって、誰よりも心強い存在です。

変化④:自炊環境のグレードアップ

長めの滞在をする人には、自炊環境の充実は気になるところです。3か月前のオープン時と比較した変化その④としては、調味料の充実度(=画像下)を挙げます。

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住み込み社員がいることが、キッチンの充実につながっていると思います。津和野邸は業務用ガスコンロ(=画像下)を導入しているのと、流し台も2つあり、広々としたキッチンが特徴です。

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今回の滞在中に訪れた来客から高級魚「のどぐろ」をいただいたので、さっそく焼いたり(=画像下)、津和野野菜を使った酒のつまみを多数作ってみたりして、食を楽しみました。

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安野光雅美術館と行きつけ店舗

もう何度も何度も訪れている津和野ですが、今回初めて「安野光雅美術館」に行ってきました。安野光雅さんは津和野町出身の絵本作家・画家で、世界的に評価の高い『ふしぎなえ』(福音館書店)など、数々の名作品を世に送り出した巨匠です。美術館の建築自体も素晴らしく、大変見応えがある企画展でした。JR「津和野」駅前にあるので、時間があれば立ち寄ってほしい文化施設です。

▼石州瓦を使った昔ながらの建物が目を引く安野光雅美術館外観

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先ほど「自炊推し」の文章を書きましたが、津和野滞在時には欠かせないお気に入りの外食店舗が2つあります。いずれもADDress津和野邸から徒歩10〜15分程度。1つは「福寿し」。津和野には海はないですが、山口県萩市や島根県益田市といった日本海に面した都市が隣り合っているので、新鮮な海の幸が手に入りやすいのです。福寿しでは、いつも同じメニューばかり食べていたのですが、移住8年目のADDress津和野オフィス女子社員がオススメという穴子寿司と鉄火巻(=画像下)を締めにいただきました。本当に美味しかったです。

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もう1つは、「つるべ」。ソフトな平打ち麺のカレーうどんが逸品です。カレーの汁が癖になります。

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ADDress津和野邸では、出版社用の写真撮影もしました。来年度以降ですが、高等学校用の公民科(公共)副教材でADDressを空き家活用サービス事例として取り上げられる予定です。

▼ADDress津和野オフィス社員(左2人)と家守の漆谷さん(右端)

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ADDress津和野邸は、かつて地元の人に親しまれた文房具屋「喜多屋」さんの空き家を活用した家です。一度暮らしの灯火が消えた家ですが、ADDressができたことで、また新たな暮らしが始まりました。せっかくここまで来るのであれば、ADDress津和野邸から車で1時間半、電車で2時間半で行き来できる山口県岩国市の「岩国邸」とのホッピングがオススメです。私も今回、岩国邸から津和野邸へ移動しました。

私は津和野には今後も仕事でちょくちょく多拠点生活をしに来る予定です。津和野での会員さんとの出会いを楽しみにしています。皆さん、山陰の小京都に暮らしに来てください。【文・ADDress取締役&広報 桜井里子】


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