ADDressで、新しい仲間とともに、多拠点ライフスタイルを当たり前の社会へ。 / 桜井里子
伝統産業への想いからスタートし、本格的に地方創生に携わるようになってから早4年が経ちました。
これまで毎月全国を飛び回り、その地その地に住まう魅力的で素敵な個性的な人たちとの出逢いを重ね、いつの間にか東京以外で生活する時間を楽しむ機会がどんどん増えていくことに。果たして私は住民票のある"東京人"なのか、生まれ育った"埼玉人"なのか、はたまた毎月出掛ける地方都市の住人なのか。
私が日々接する地域に対する馴染みと愛着は、現代人の”所在地”に対する定義への疑問に発展していきました。
私は今、「人口減少」課題に向き合い、コンサルタントとして調査分析から戦略策定を行っています。実際、若者人口減少率に歯止めがかかった地域もありました。しかし、同じような事例が必ずしもピタリと他地域で当てはまることは稀で、それぞれに細かなカスタマイズが必要です。
戦略提案を策定する過程で、単純に人口が増えれば幸せになるのか?という疑問も眼前に立ちはだかるようになりました。人口と”地域人口”は違う。私のように、東京に居ながら地域で働く人間は、地域の”人口”にカウントされてはいない。働く幸せ、生活する幸せを考えたら、"人口"そのものの定義を考え直す時に来ているのではないか。
まあ、そんなような想いがグルグル頭の中で回り始めたのが昨年、2017年暮れでした。関係人口というキーワードが身近になったタイミングでもあります。同じような想いの人たちって、実はたくさんいるのではないか?という自問に対して、真っ先に同調してくれたのがADDress代表の佐別当さんでした。
ちなみに、佐別当さんはガイアックス時代の同僚で、当時、私の立ち上げた事業の推進者でもありました。その後、佐別当さんが発足したシェアリングエコノミー協会では事務方としてサポートに回った縁もあります。
1人1住所ではないワークスタイル・ライフスタイルの賛同者とともに2018年1月、『21世紀の参勤交代プロジェクト』を立ち上げ、コミュニティを作ってきました。定期的にコアな仲間たちが集い、盛り上がっていく中で、自分たちが多拠点活動でできることは何か?を本格的に考え始めたのが今夏。ビジネス議論を重ねていきました。
当初、なかなかうまい具合に物事は進まず、どうするか攻めあぐねている中で、一人突き抜けたのが佐別当さん。突破口を破るという言葉がありますが、この人ほどその言葉を身をもって体現できる人は他に知りません。
細かい事務的な作業が苦手なのは重々存じ上げていますが、推進力・突破力は群を抜いて誰よりも秀でているこの人に、「今、このビジネスを立ち上げないでどうする?」と本気で問い質されたら、黙って従うしかありません。
思い立ったら吉日。あっという間に1ヶ月足らずで体制を整え、資金・支援者・賛同者を集めました。
今回、ティザーサイトを立ち上げるにあたっては、ビジョン策定から会社の名前決定、デザインディレクションに至るまで、NEWPEACEのshimpeiさんとakioさんには何から何まで頼りっぱなしでした。akioさんの活躍はCOOそのもので、リリース前はONFAddのお仕事でNYC入りした最中にも関わらず、寝る間も惜しんでサポートしてくれました。shimpeiさんのビジョン策定も説得力があり過ぎて口を挟む間も無く、NEWPEACEのクオリティの高さに心酔しました。
また、新しい世の中を作っていくにあたり、シェアリングエコノミー界隈では知る人ぞ知る弁護士・石原遥平さんがアドバイザーとして参画してくれました。ADDressを広く皆さまに利用してもらうためには、石原さんの助言は大変心強いです。
プロフェッショナルと一緒に働ける機会も、新しい社会を創る!というミッションがあるからこそ。
ITジャーナリストの佐々木俊尚さんら各界の著名人、有識者であるTEAM、ADVISORの皆さまが、この事業の想いに共感してくださり、一緒に創り上げてくれることが本当に嬉しいです。
さて、そんなスピーディーな立ち上げではありましたが、前述の通り、大きな構想自体は昨年暮れから温めてきたものです。水面下で準備はじっくり進めて来ました。このサービスが日の目を浴びる2019年4月が自身も楽しみで仕方ありません。
もう一つ。
私自身も事業全体の経営とともに、1拠点運営者となる予定です。私のライフミッションである日本文化の普及活動にも、拠点を通して展開します。私が運営する拠点では、多拠点ライフの中で、その地でしか体験できないコンテンツをメンバーに提供したいと思っています。伝統工芸や民芸など地場産業に関わる人・作品とのユニークな出合いの場を作りたいです。
拠点ごとのコミュニティ、体験もこのサービスの醍醐味の一つです。
事前予約を告知してまだ1日も経っていませんが、ものすごい数のエントリーが集まってきています。一刻も早く、1つ1つのエントリーに対応したいのですが、まだ全てを追い切れていません。弊社からのご連絡につきまして、大変申し訳ございませんが、もうしばしお時間いただければ幸いです。これ程までに多くの人が、この事業、サービスに関心を持ってくれていることに、感謝申し上げます。
メッセージを寄せられた皆さまとともに、ADDressで多拠点ライフスタイルを当たり前の社会へしていきたい!と思っています。
これからがスタートです。どうぞよろしくお願いいたします。
【ご連絡】
創業を記念して、サービスを気軽に体験していただけるキャンペーンを始めました。
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株式会社アドレス 取締役 桜井里子
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