|小壺
初めての蚤の市にて、一目惚れした小壺を迎える。
古物が好きな自分にとって''蚤の市''とは浪漫の詰め合わせであり、ようやく夢が一つ叶った。
梅干しや漬け物を入れる小さな壺をずっと探していたところだった。
色合いといい、形といい、言わゆる「私を連れてって」が聞こえた。
一線一線が手描きだそうで、誰の作品かも分からないがそこにもまた惹かれる。
危うくあれもこれも連れて帰りそうになるほど魅力的な古物ばかり。後にするのが勿体なかったが、それが醍醐味ということで。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?