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ワタシ機関

汗腺が全開に開け放たれた
滴る汗は無限の泉のようだが
貯水率には限界のある私は
補給しなくてはいけない常に
循環している水は
私の身体を駆け巡って
私という機関は熱を帯びると
汗をかき体温を調節し適正な温度を保つ
毎日
毎日
額で
腋で
つどつど
測定する体温計
レコーディング
記録する
アーカイブ
記憶する
身体から立ち込める水蒸気
私は爆発寸前なのかもしれない

雨ニモマケズ 風ニモマケズ