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代表に求められるバランス感

つくづく組織の代表者ってのは「バランス」を求められるものだなって思う。考え方があまりに側面しか見ておらず、偏りすぎていると人はついてきてくれない。逆に、多様な意見を取り入れすぎてブレブレで、あいまい過ぎても人はついてきてくれない。

組織の代表は、こういう難しいバランスを、独特なバランス感で取っていくものなのかなと最近思い始めた。一番組織のことが見えているからこそ、一番組織が進む方向の遠くまで見通しているからこそ、総合的に俯瞰的に一番バランスが取れるポイントをみつけることができるのではないかと。

そのポイントは日々変わる。社会の状況、組織の状況、自分のメンタル状況でとにかく変わる。でも、その日々の変化を繊細に察知して、バランスが取れるように日々調整し続ける。とても骨の折れる作業だが、ここをサボってしまうとバランスを欠いて、傾いたり倒れたりしてしまう。これだけ社会変化が強いと、そのバランスを保つポイントを非常にみつけづらい。

では、そのポイントをどうやってみつければいいのか。それは、「動くこと」。動くとは、「コミュニケーションを取ること」だ。

いろいろな人の考え方や価値観、意見を聞いて、そこに自分の考えも加えて、誰もが納得できるバランスをみつけていく。組織の中を動き回って、一番バランスが取れるポイントを、ここか?ここじゃなかった、じゃあここだ!と探っていく。ぼーっと見ててもそのポイントは探しきれない。だから動くことが大切だ。全員が納得できることはなかなか少ないと思うけど、「できるだけ」そこに近づけていく努力を惜しんではいけない。

これから先もまだ荒波は続く。船が転覆しないように、大波小波に合わせてバランスを取っていく舵を切っていかなければいけない。無理に舵を切るとひっくりかえるし、舵を切ることを躊躇すると荒波にのみこまれる。一緒に船に乗る仲間と声をかけあって、コミュニケーションを取り合って、自分たちの力を120%発揮できるようになった暁には、きっと穏やかな海が待っていてくれるだろう。



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