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101日目からのコミュニティ

ミュージカルプログラムを語呂良く100人100日と称しているので、プログラム終了後のことを「101日目から」と言い表している。

100日のプログラムが終了して、参加者のもとに残るもののひとつに「コミュニティ」がある。同じタイミングで偶然にも参加したプログラムで、ひとつの目標に向けて、お互いに裸になるまで自己開示をし合ったわけだから、人生においてもなかなか関係性の強いチームになってるはずだ。

今までこのコミュニティについては、あまり団体としてケアしてこなかった。プログラムを卒業したらあとは自主性に任せて、なるようになればいいと思っていたのが大きい。

今の時代になってみると「コミュニティ」の必要性は大きく叫ばれている。テクノロジーの進化はありがたいが、飲み込まれて人と人とのつながりは希薄化していってしまっている。だから人と人とが繋がれることの価値が相対的に高まっている。

各期の卒業生によるコミュニティ同士を繋いで、各地域のコミュニティも繋いでいくと、全国に網の目が出来上がっていく(実は公演運営のウェルカムキャストにはこの網の目をつくる機能がある)。その目が細かければ細かいほど、抜け落ちることが少なくなる。先程の人と人とのつながりの希薄化への、言わばセーフティネットだ。

コモンビートは多様な価値観を認め合う社会づくりを目指すNPO法人であり、コミュニティづくりを目的とはしていない。ただ、副次的にコミュニティが形成されていくことは確かなことだ。

だからこそ、今まではあまり頓着してこなかった「101日目からのコミュニティ」に、これからは団体としても少し目を向けて、そのコミュニティが続いていくようにゆるくながくサポートしていきたい。それもコモンビートのひとつの役目だ。

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