言葉がわからなくても伝わってくるものがある(アマンダ・ゴーマンさんの詩の朗読)
アメリカ大統領ジョー・バイデン氏の就任式の様子が、どこからともなく伝わってくる。朝起きてスマホを見ると、アメリカに住む友人からこの映像のURLが送られてきていた。
あまり内容がわからないまま、何かのパフォーマンスの映像なのかなと思いながら、送られてきたURLをクリック。何やらスピーチをしている。僕の語学力では全部が理解できるわけではないけれど、聞こえてくる単語だけでも、今の世界に対して、平和に向けて諦めずに歩んでいこうと、前向きに呼びかけている感じがわかる。
何よりも、彼女の立ち姿や、時折見せる身振りや手振り、表情、音として聞こえてくる彼女が発声する言葉の抑揚や、間。全身を使って語りかけてくる、その表現に心震えた。言葉に重みがあり、ひとつひとつがとても大切に外に出てきて、人々に届いていく。
言葉がわからなくても、伝わってくるものがある。素晴らしいことだ。
彼女の伝えたい思いや、その心が、琴線に響いてくるからだろう。
原稿をただ読むだけじゃなくて、人々に語りかけられるか、語りかける相手を想像しているか、そして自分自身が伝えようと、表現しようとしているかどうか。その姿勢が一番大切なのだと改めて思わされた。
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