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「小さな巨人」維新〈たきざわ智子〉新市長が既得権大連合に勝利した理由 －２０２１池田市長選挙－

衆議院議員 足立康史

１．選挙結果

一週間にわたる池田市長選挙は、前市長の冨田ひろき氏を含む４候補による熾烈な戦いとなりましたが、大阪維新の会公認の市長候補たきざわ智子（新人）が一歩抜け出し、当選を確実にすることができました！

令和3年8月29日執行 池田市長選挙
　内ト勝 無所属　　　　　　　  9,282票
　冨田ひろき 無所属　　　　　  2,949票
　渡辺ちよし 無所属　　　　　13,689票
　たきざわ智子 大阪維新の会　17,343票

（参考１）
平成31年4月21日執行 池田市長選挙
　冨田 ひろき 大阪維新の会　　25,133票
　倉田 あきら 無所属 　　　     20,193票

平成27年12月6日執行 池田市長選挙 
　倉田かおる 無所属　　　　　 16,893票
　山元たけし 無所属　　　   　　4,863票
　小南おさみ 無所属 　　　      14,200票

新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言が発令されている真っ只中での選挙となり、また、冨田前市長の不祥事を背景に低投票率となることを懸念していましたが、前回に迫る４万４千票近くの得票合計、５０％を超える投票率となりました。池田市選挙管理委員会はじめ尽力下さった全ての皆様に敬意と感謝を申し上げます。

令和3年8月29日執行 池田市長選挙
　投票率 51.66%
　得票合計 43,974票

（参考２）
平成31年4月21日執行 池田市長選挙
　投票率 55.52%
　得票合計 45,326票

平成27年12月6日執行 池田市長選挙 
　投票率 44.87%
　得票合計 35,956票


２．デマには直ちに反論した上で政策本位の選挙を徹底

今回の選挙戦は、デマとの戦いでした。

Ａ）維新が「維新でなければ人にあらず」と言っている

Ｂ）たきざわ候補は２０１９年ごろに池田に引っ越してきて、本人も『池田のこともよく知らない』と固辞してたのに、足立康史衆院議員から『議員団から責任を取れ』と言われて担ぎ上げられた

Ｃ）たきざわ陣営の確認団体車が池田市内を複数走っている

代表的なデマの例はこんな感じでしたが、それぞれ直ちに反論し、その上で、真っ直ぐに私たちの政策と地域の未来に関する覚悟と責任を市民の皆さまに丁寧に訴え続けました。

池田市長選挙 への出馬を表明した８月１８日の記者会見の様子は、字幕付きでご覧いただきやすくした上でネットに公開しました。選挙中に市民の皆様にお配りした たきざわ智子のビラは全てネットに公開し、どなたでもご覧いただけるようにしました。街頭演説の様子も動画でＳＮＳに展開し、告知なしで池田入りした吉村洋文代表の街宣活動についても、写真で公開しました。


３．たきざわ維新の第一獲得目標：冨田前市長に引導渡す

今回の市長選挙の原因となった冨田ひろき前市長について、このnoteに書いてきた内容を再掲しておきます。

サウナ市長こと冨田市長の進退と維新との関係について

サウナ市長こと冨田前市長が政界から身を引くべき３つの理由

サウナ市長に引導を渡すため立ち上がった女性市議に敬意

サウナ市長はアカンけど市議会議長はもっと酷かった

池田市長選挙は〈維新たきざわ〉ｖｓ〈自民＋社民＋関西生コン〉

たきざわ新市長があえて立候補した第一の理由、つまり第一の獲得目標は、市政混乱の元凶となってきた冨田前市長に引導を渡すことでした。この獲得目標は、１９日に大阪維新の会に公認決定いただいた時点で、ほぼ達成できるものと認識はしていましたが、冨田氏が一定の票を獲得すれば、その分、たきざわ新市長の得票が目減りする可能性が高く、最後まで、冨田氏の得票は最大の注意点でした。

結果は、ご覧の通り、法定得票にも達しない、冨田さんにとっては厳しい結果となりました。


４．たきざわ維新の第二獲得目標：原田倉田大椿大連合に競り勝つ

大阪維新の会が公認した たきざわ新市長の陣営にとって、冨田前市長を退けた上で、獲得すべき、もう一つの目標は、１）原田憲治代議士、原田こうじ府議会議員、２）倉田薫元市長、倉田晃元市議はじめとする市議団、そして、３）「市民の会」を装って自主的な応援に入った大椿ゆうこ社民党副党首らからなる「既得権大連合」を退けることでした。

勝因については、後刻、落ち着いて分析したいと存じますが、最強と思われた渡辺陣営、中でも渡辺ちよし候補本人が、政策競争でもなく、人物競争でもなく、ひたすらパフォーマンス（下に掲載の動画など）に終始し、政党＝維新の批判ばかりが目立ったことこそ、まっすぐに政策本位の選挙を展開した大阪維新の会たきざわ陣営が勝利できた要因の一つではないかと考えています。


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