AD HOT 40 Ver.2023.02 (40 - 31)
2023年2月に特にハマった40曲をカウントダウン形式で紹介します。
2022年はドラムンベースとUKガラージに傾倒した1年でもあったので、2023年は別のジャンルに注目してみようと思っていたのですが、蓋を開けてみればドラムンベースとUKガラージで約半分を占めることになってしまいました。1月分と併せて早くも年間ベスト100の中の50曲はあるんじゃないかと思うほどの豊作度合です。
ではまずは40位から31位。
No.40:You Only Love Me / Rita Ora
Rita Oraが1月27日にリリースした最新シングルになります。
プロデュースはこれまでJoel Corryの大半の作品に携わり、David Guettaとも共作を行ってきたLewis Thompson (Just Kiddin) が手掛けています。ダンスミュージック界ではすでにヒットメーカーであるともいえるでしょう。
MVの中でRita Oraが結婚式に備える花嫁を演じているのですが、そのRita Oraがまさに先日結婚を発表しました。末永くお幸せに。
No.39:portal / daine
メルボルンを拠点に活動するフィリピン系オーストラリア人ティーンシンガー・daineが2月1日にリリースしたナンバーです。
こちらは彼女の2ndミックステープ『shapeless』からの1曲であり、オーストラリア在住で注目を集めるアーティスト・LonelyspeckとHearteyes、およびwaylon rectorがプロデュースを手掛けております。
とりわけこの曲はハイパーポップとインディーポップ、さらにエモ要素が組み合わさった推し曲です。
No.38:Glue Song / beabadoobee
Dirty Hit所属のUKのインディーロックシンガー・beabadoobeeが2月14日にリリースしたナンバーです。
先程のdaineに続いて、奇しくもbeabadoobeeもまたフィリピンにルーツを持つアーティストです。
beabadoobee得意のインディー路線が発揮されたこの曲、過去のbeabadoobeeの作品の中でもヒットまでのスピードが段違いに早い1曲でもあります。というのもリリース前からTikTok上では人気曲であり、その影響でヒットしているのではないか、と噂されています。
それにしても過去作の中でもアレンジが好みな1曲です。
No.37:L.S.D. (Love So Damaged) / Charlotte Plank
ロンドン出身のアーティスト・Charlotte Plankが1月19日にリリースしたナンバーです。
Charlotte Plankはドラムンベースとグランジの融合が特徴的であり、NME誌が選ぶ期待の新人リスト『The NME 100』の2023年版にも選出されている注目の存在です。
また、NMEのインタビュー内でPinkPantheressやFour Tetなどの影響を公言しています。そしてpiriやvenbeeなども所属するドラムンベースコミュニティ「Loud LDN」のメンバーでもあるというCharlotte Plank、今後の活躍に期待です。
インタビューの記事はこちらから。
No.36:This Is / Ella Mai
Ella Maiが昨年発表したアルバム『Heart On My Sleeve』のDeluxe Editionが2月2日にリリースされました。その中のボーナストラックの1つが「This Is」です。
全部で3曲のボーナストラックがありましたが、やはりMustardプロデュースの作品は絶対に外してこないと再確認した1曲でもあります。もはやこの2人は黄金コンビです。
No.35:Gucci / J Bookey
UKのドラムンベースプロデューサー・J Bookeyが2月3日にリリースしたナンバーです。
繰り返しクセになるキャッチーなフレーズを刻んでいくスタイル、そして音使いはどこかVibe Chemistryを思い起こさせます。
そんな歌詞はというとGUCCIを筆頭にブランドのディスが大半です。日本だったら「Bussin’」(AK-69) あたりとマッシュアップさせてみたらクラブバンガーになりそうな予感。
No.34:ピンクの髪 / Furui Riho, A.G.O
北海道出身のSSW・Furui Rihoさんとプロデューサー・A.G.Oさんが2月15日にリリースした2作目の共作曲です。
2022年リリースの「Candle Light」を共作して以来のコラボとなりますが、何よりA.G.OさんのトラックメイクとRihoさんの歌声のマッチ度合ですよ。
自分はもとよりラジオも毎週聴くほどRihoさんのファンでもありますが、Rihoさんのようにキャッチーな歌声と間違いない歌唱力を兼ね備えた存在は本当に貴重だと思っています。
今年はSpotifyによる「RADAR: Early Noise 2023」にも選出され、その他各種媒体でプッシュされていることもあり、ブレイクに期待です。
No.33:Night Echoes / Telomic & Voicians
UKのドラムンベースプロデューサー・Telomicと同じくドラムンベースプロデューサー、そしてボーカリストも務めるVoiciansによる2月3日リリースのコラボ作です。
個人的に今推したいのがTelomic。この曲もそうなのですが、どこか幻想的な雰囲気が感じられるリキッドファンクは聴き心地もよく、心も落ち着きます。
派手なドラムンベースもいいですが、この手のチルな雰囲気を纏ったサウンドも個人的にツボです。
No.32:started off as friends / Mo-Rice feat. Babebee
ボストンをベースに活動するソングライター・Mo-Riceがアトランタを拠点に活動するSSW・Babebeeをフィーチャリングした2月10日リリースのナンバーです。程よいインディー感とハイパーポップテイストが良き1曲です。
Babebeeですが、昨年リリースしたアルバム『mind over matter』が名盤でして、その動向に注目していたのですが、先日EP『tainted in our memories』をリリースしました。今回ピックアップした「started off as friends」と同じくインディーポップとハイパーポップを融合したような音作りが個人的にツボであり、Babebeeの持ち味であるともいえるでしょう。ということでこちらのEPもぜひ。
No.31:Contact / Kelela
Gorillazやbjörkなどからも支持を受けるR&Bアーティスト・Kelelaが2月10日にアルバム『Raven』をリリースしました。
その中でも1月17日に先行リリースされたのが「Contact」です。
もうこのうえなく心地良いボルチモアクラブナンバー、という一言に尽きます。アルバム自体も良曲の多い1枚ですのでこちらもぜひ。
30位から21位は以下の記事に載せました。
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