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世の中を陰陽で考えてみる


東洋医学には
【陰陽学説】というものが存在します。

これはあらゆる事象を陰と陽に置き換えて
体内の調節をしていくという鍼灸師であれば

東洋医学概論という鍼灸の専門学校・大学など
鍼灸師の国家資格を取るためには学ぶべき部分になります。


この"陰陽の思想"が世の中の流れとして一致していることもあり、
この世の中の仕組みを考えると非常に面白く、ストレスも緩和されるのではないかと感じております。



みなさまこんにちは。
鍼灸師のTakuです。

こちらのnoteでは東洋医学の思想を基に
私自身の見解も加え、現代風にアレンジしてみなさまに健康的な生活を送っていただきたくこちらでお伝えしていきます。







陰陽とはなにか?

陰陽と聞いて「?」となっている方も多いのではないでしょうか。

私も大学時代にはじめて学んだ時、
私自身も??がたくさんありました。

説明の中で、シーソーが出されました。

片側に陰、片側に陽があります。

両端に陰陽があり、互いに満ち溢れていると健康的である。
どちらか一方が弱いと未病・病気になる


陰と陽は互いに支え合っているものである。

無理に働くと一方が弱くなって主従関係ができてしまう。
それではみなさん嫌でしょう?

お互いが拮抗しているが、互いに怪我しないように支え合っているんだ。
と説明を受け、
そういうことか。と理解を深めました。

また、この陰陽。
身体の中にも陰の気や陽の気が巡り
生命活動を行なわれている。

また、食材においても陰陽が存在します。
そのため偏った食事は陰陽のバランスも崩れてしまい、身体の調子を崩してしまうのですね。

このように陰陽はこの自然のものに対して
当てはめられるんですね。


この陰陽が身体の調和を図っているのです。




自然の調和

陰陽の自然的調和


陰陽は自然でも多くのことが当てはめることができます。
太陽と月、男性と女性。春夏と秋冬。
このようにどんなものでも陰と陽に振り分けられるのです。

全てこれらはこのバランスがなければなりません。


太陽があれば地球の裏側では月がある。
男性がいなければ女性はいない。
春夏があれば地球の逆半球では秋冬がある。

全て逆も同じです。

陰がなければ陽もなく
陽がなければ陰もない。

陰と陽は絶対的に単独で存在しない。

陰陽が互いに存在し合ってこそ自然は存在しているのです。


陰と陽に振り分けるとこれはこれに支えられているんだな。
とわかればどんどん面白味が出てきます。



身体においての陰陽の調和


これまでは自然の中での陰陽の調和があってのことですが、これは身体にも言えることであります。

身体の中にも陰陽が適応されます。


陰の気や陽の気があるように、
それらがあって、身体のバランスが保たれています。


陰は
“静的”な運動全般や性質がこれに含まれる。
宇宙の作用の中で女性的、潜在的、消極的な法則を指します。


私の中での陰のイメージ。
地下面で氷のように静かにいるよう。


陽は
陰の力が十分にないと発揮されない。
“動的”な運動全般や性質がこれに含まれる。
陰と反する法則を持ちこれによってバランスを保っている。

私の中での陽のイメージ。
燃え盛るように発散する炎を連想する。

陰は静であり
内に内に凝縮する役割を持ちます。

身体の内部に留める力があり
下に降りる力がある。

陽は
外に外に発散する能力を持つ。
上に上に昇る力がある。


このように陰と陽は反する性質を持ちながらも
身体のバランスを整え調和を図っているのです。


平衡の法則があるということです。

この陰陽にもあらゆる法則があります。

  1. 常と変の法則

  2. 境界の法則

  3. 消長の法則

  4. 転化の法則

  5. 互根の法則

など挙げるとまだいくつかあります。

これらの法則に従い
陰陽は成り立っているのです。


この法則から外れることはないのです。

これらの法則を知れば知るほど
身体がどうなっているのかを知っていけるようにもなっていきます。


陰と陽。
ここまで見て不思議に思いましたか?
それとも面白い!となりましたか?

まだまだ深掘りしていくと面白いですが、
今回につきましてはこの陰陽の調和という面についてになります。


これを知るだけで社会の成り立ちや、
社会がどう動いているのか。
また、人間関係についても陰陽は適応されると私は思います。

それを知っていくことで心は少し安らかになるのではないでしょうか。




人間関係を陰陽で当てはめてみる
ー人はみな支え合って生きているー


先ほど書き示した通り
人間関係も陰陽で示すことができるんですね。


良く言う陰キャラ?陽キャラ?

それも合ってはいます。

私の解釈としては
外に発散するように明るい人
=陽キャラ

1人で静かになにかを地道にやることが好きな人
=陰キャラ

のように考えていますが、
合っていますか、、、?

また、オタク気質な人を陰キャラと思っています。
大人数で集まってパーティなどをするのが好きなのが陽キャラだと思っています。


そう考えると私は学生時代
“陰キャラ”でした。

周りと合わせるのが難しく
1人でなにかをやっている方が楽しかったです。

今でもそう。
なにかに没頭してやるタイプではありませんが、
人の先頭に立ってなにかを行うタイプではなく、
なるべく目立ちたくはないのです。


陰陽には引き寄せる法則も実はあるので
陰は陰に引き寄せられ、陽は陽に引き寄せられるのです。

そのため、なんだかこの人と気が合うな、、、

というのはあなたの陰陽の分類に引き寄せられているのかもしれません。

私の周りも同じタイプの友人が多いです。


このように人を見た目やタイプによって陰か陽かで分類分けすることもできるのですね。

ただ、ここで勘違いしてはならないのが、
陰が悪い。陽が悪いなどはないのです。
支え合って生きているので、

現実世界では
陰キャラと呼ばれる方が陽キャラを嫌い
陽キャラが陰キャラを嫌う傾向があるみたいですが、
思い出してみていただきたいのですが、
学生時代の合唱コンクールなどでクラス全体がまとまって金賞などを取っていることが多くありませんでしたか?

陰と陽が噛み合っていると良い結果が生み出されるのです。


ここではわかりやすくキャラクターとして
陰キャラ陽キャラを出しましたが、
これらが全てそうとは限りません。
陽の人が陰の力を発揮することもありますし、
陰の人が陽の力を発揮することもあります。

重要なのは
“支え合って生きている”
ということなのです。

陽の人が縁の下の力になることもありますよね?

陽が陽に引き寄せられていきていたとしても
陽の人が陽に支えられている。

すなわち、陰になっているんですね。


陰中に陽があり、陽中に陰があるという法則もある通り、
純粋な陽、純陽や純陰は存在しないのですね。

支えているんだと一方的に思うことも間違いではありませんが、
そう思っている反面誰かに支えられているんだと思うことが大事です。


あなたは誰かに支えられています。

それは当たり前だと思いますか?

あなたのことを思い支えてくれているはずです。
あなたの力を発揮してくれるように。

まさに陰のように陽の力を発揮させるように。



このように誰かの能力を発揮させるために、
さらに良い意味で対立しない限り悪い方へ転覆していくことを考えると
あなたと誰かの存在意義が理解できるのではないでしょうか?




異なるタイプにも意見を求める

途中、
陰は陰に引き寄せられ、陽は陽に引き寄せられる。

みなさんの周りには同じ考えの方が集まります。

これもお伝えした陰陽の法則です。

しかしながら、陰陽は支え合っているように別のタイプの方にも支えられています。

意外にも別のタイプの意見を取り入れてみると
新しい自分を見つけられるかもしれません。

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