SONNENTORのハーブティー
ここ二年ほどオーストリアに住んでいるので、色々と国内の商品を手に取ることが多くなった。過去の記事でも少し触れたことがあるのだが、オーストリアは地産地消の意識が高いというか、オーストリア産の商品にはロゴがついていたりして、地元のものを積極的に流通させて消費しようという考えがあると思う。
オーガニックショップや一部の薬局でよく見かけるのがSONNENTORのハーブティーであり、これもオーストリアの商品である。店のスペースにもよるが、大体二十種類ぐらいのハーブティーがずらっと並んでいることが多く、種類が多すぎて圧倒されることが多い。
パッケージはハーブごとに分かれていたり、あるいは効能や気分別にもわかれていて選ぶのも楽しい。ハーブ以外にもスパイスやエッセンシャルオイルも売っている。私のお勧めはこちらの九種類の効能別のハーブティー詰め合わせである。『Frosch im Hals(喉にカエル)』や『
Reine Nervensache(ちょっと神経質)』のような表現が面白く、喉の調子が悪い時や何となく落ち着きがないときに飲むお茶が入っている。
ちなみに子供用のお茶もあり、グミや飴のお菓子も売っている。
もしハーブティーやエッセンシャルオイルなど、ハーブにまつわるものが好みの方がオーストリアに来る機会があれば、是非このSONNENTORの商品をお勧めしたい。日本でも下記のサイトなどで買えるようだが、やはり少し割高である。
以前住んでいたハンガリーでもそうだが、ここ中央ヨーロッパではハーブと健康に関する歴史が長く、中国や日本でいう漢方薬のような存在に近いような気がする。漢方ほど効果が強いのかはわからないが、ハーブティーを飲んで風邪を予防したり治したりということが日常的である。
パッケージも可愛いのでお土産としても良いように思う。オーストリア旅行というと定番のマンナー(ウエハース)やモーツァルトクーゲルがお土産として選ばれることが多いと思うのだが、何せ甘いものばかりなので、ハーブティーのようなものがあっても良いのではないかと思う(ちなみに甘いお土産で言うと私は圧倒的にZotterチョコレートをお勧めする)。
コロナでしばらく海外旅行もできず、街中でも日本人を見かけることもなかったが、最近は世界中からの旅行者が戻りつつあり、既に観光地は旅行客で賑わうウィーンである。そんな中私はSONNERTORのハーブティーを片手にひたすら迫りくる博論の提出期限に向けて黙々と文章を書き続けている今日この頃であった。