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暮らしから整える~家の窓と肺との関係~

東洋医学ライフアドバイザーのつきもりです。

朝晩がとても冷え込んでしまった日本列島。
来週から寒気が南下して寒さが強くなると予想されています。この季節の変わり目に不調になりやすいので、ここで東洋医学の暮らしの知恵をぜひご活用ください。

家の窓

家の窓、今、空いていますか?
うちの窓は今、すべて閉じています。現在、夜の10時で外の気温はとても寒く冷気を家の中にいれない工夫をしています。

これってごくごく当たり前のことだとは思いますが、人間の体も同じなんです。家の窓を全開にすると空気が循環し、外気が入ってきます。

暑い夏なら、涼しくしてくれたり、逆に暑さが強く汗だくになったり。

梅雨なら、涼しい風が入り空気を循環させて気持ちよく感じますよね。湿度が高い地方だと湿気が強くカビっぽくなったり、家の中がべとべとになったりと家の環境も悪くなります。

秋冬であれば冷気が入って家の中が寒くなり、またすがすがしい空気が循環するのも感じますよね。

肺は皮毛を主る

東洋医学でいう肺は、気を体内に入れることと、体表面(皮毛)から気を発散させる作用があります。現代医学でいうと、皮膚表面にある汗腺から汗を出して体内の熱のコントロールをしている器官になります。

この皮毛は作用がオン・オフになる(汗腺が開いたり閉じたりする)ことで、体内の温度を調整しているんですね。

体が暑いと感じたら、汗を出して体内の熱を下げます。

体が寒いとなれば、汗腺を閉じて体内に熱を蓄えようとします。

これは、先ほどもお伝えした「家の窓」と構造が似ていますよね。

暑いと思えば、窓を開けて外の空気を循環する。
寒いと思えば、窓を閉じて室内の温度を上げる。

とてもリンクしていますよね。

体ではもっと微調整ができる

それは、着る服や纏うもの、また寝具やエアコンやコタツなどあらゆるもので、体温を調整できるんです。家はそうはいかないですよね。

人の体でもいくつも工夫ができます。

服の素材を変える
この先、秋冬になれば温める作用の素材を選んだ服を着る。肌を露出しないようにマフラーや靴下、帽子なども活用する。セーターやカーディガンなど着る枚数も変えればそれだけ体温を下げない工夫になりますよね。

頭寒足熱になるように工夫する
家の中を温めると心地よさはあるのですが、全体が温まってしまうと、人の体は自然体とは言えません、むしろ不自然。足元がポカポカで頭は冷たいくらいがちょうどいいのです。
なので、足元が温かくできるように湯たんぽを足元に置いたり、コタツだけで過ごしてみたり。足浴や半身浴などもその調整になりますね。

これからの季節に適した窓の使い方を実践して、快適な住環境を作って欲しいと思います。

体も皮毛(肺)の機能をしっかりと利用して、体温の調整をしてみてください。

以外に面白く毎日が生活できますよ(^^)

月森

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