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撮影やオーディションで緊張しないためには

緊張するのって当たり前なんですよ。

「誰だって緊張する」まずはそのことを認識してください。

緊張しない人なんていないんですから、人前で話をするときに噛んでしまったり、震えたりというのは普通にあることなんだと思ってください。

オーディションや撮影の時でも同じです。

対策として

①準備を完璧にする


準備ができていないから不安になる。
自分が喋ること(俳優ならセリフ)を完璧に理解し、何も考えなくてもスラスラ出てくるレベルに自分に落とし込む。
考えられるあらゆる事態を想定して回答を用意しておく。
これで50%ぐらいは解決します。

②意識を自分以外に飛ばす


なぜ緊張するのか。
自分のことを考えているからです。
上手くやりたい、自分をよく見せたい、完璧にやりたいetc…
そんな時には相手に集中してください。
演技が下手な人は自分のことしか考えていません。

俳優じゃない人だと、例えばセミナーのように人前で話をするようなお仕事だったら
相手が考えていることに集中してしまうと余計に緊張する場合があるので(お芝居ではそれをやらなければいけない)
例えば相手が身につけているものに集中する。「いい時計してるなあ」「地味なネクタイだな」
あるいは「朝は何を食べてきたのかな」「家族はいるのかな」なんでもいいです。

大きな会場で喋るのであれば、一番後ろの人や、会場や、会場の外のことを考えてみてください。

ただし②をやるには①ができている事が必須です。

③諦めることを覚える

なにも気にしないメンタル、とも言えますが。

“もしそれが失敗したらどうなるのか?”
よーく考えてみてください。冷静に。

死にはしないでしょ(笑)
ほとんどの場合、致命傷にもならないんじゃないですか?

失敗は誰にでもあるし、失敗をリカバーするチャンスは必ずあります。
(命に関わるお仕事をされてる方は違うと思いますが。)

いいんです、完璧じゃなくても。
失敗したっていいじゃない。そんな時だってあるじゃない。
最大限①をやった後の失敗であれば
もはや潔く諦めましょう!

完璧な人よりもちょっと抜けてる方が人間的に魅力的だったりするでしょう。
俳優だって同じです。

私だってもう20年以上俳優やってますけどいまだに緊張しますよ。
ただ、それを解消する方法を身につけているだけです。

④自信をつける。自信のあることで勝負する。

私が一昨年受けたオーディションの話をします。
そのオーディションは渋谷のNHK放送センターであったのですが、超久しぶりに渋谷の放送センターに入った私は、局に入っただけで自分でも信じられないくらいド緊張してしまい、どうしようもない状態でした。
しかしです。
時代劇で、侍役のオーディションだったので着物や袴を持っていっており、着替えをしていると落ち着いて(その時間にオーディションを受けている人で和装に着替えているのは私だけでした)、
その後の演技審査でも問題ないパフォーマンスが発揮できたと思います。
それは、私自信が時代劇、特に侍の役では自信があったからに他なりません。

自信をつけることです。
「これだけは自信があります」と、胸を張って言えることが一つでもあれば、
そしてその事で自分を信じていれば、
他の場面でも芯のある強い人間でいる事ができます。

話が脱線しますが
ちなみにそのNHKのオーディションは落ちたんですよ笑
これは絶対受かったわーと思っていたのに。

「全然連絡こないんだけどマジで?え、落ちるの?意味わかんねえしっ」
と、ちょびっとだけ落ち込んだものですが、
まあそういうのは仕方がありません。

書類選考だけではわからない部分で、実際会ってみたら募集している役に合わない
ということは普通にありますからね。

ということがあって、そんな悔しさもすっかり忘れた頃に急に事務所にオファーが来ました。
その、オーディションに落ちた作品の演出部からでした。

撮影現場で聞いたのは、オーディションの際に審査していた演出部の選考対象には入っていたそうで、
オーディションのビデオを見て、どこかで出てほしいと思っていたとのことでした。

まあよく聞く話なんですけど、オーディションの芝居が悪かったんじゃなくて
『ほんとたまたま役に合わなかっただけ』ということがあるんですよ。

なのであなたも、オーディション落ちても凹まないでください。

たまたまかもしれませんから。
書類審査に通ってる時点で選ばれてますからね。自信持ってください。

ただ、書類審査が全く通らないというのはきっと何か問題があります。

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