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絶対カヌーに乗る!と決めた釧路湿原へ
今年もまた台風が多く、暑い夏になってますね。
「北海道だから良いよね〜」なんて言葉は今はなく…この所の灼熱への対処に疲れ切っている今日この頃です。
というのも、エアコンが無い!!
そもそもエアコンを必要としない場所だったので、家の仕様はというと極寒と豪雪対策のみ。
逆にいうと、我が家はエアコンを設置できるような作りになってない(雪対策のためバルコニーなど無い)ので、メインで使用している2階部分に室外機を置くことができず。。。とほほ。
そんな訳で、近所にある町民センターに避難し、涼しい環境でパチパチキーボードを打っています(苦笑)
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今日は道東の旅の続き編ということで、「釧路湿原」のことをお伝えしますね。
何年前だったかなぁ…
ブラタモリで釧路湿原が取り上げられ、許可を得たタモリさんが湿原の核心部を歩いたり、なぜ湿原が森林化せずに現存しているのか?を調査したりと、とても興味深い内容をやっていました。
うわ〜〜〜〜
絶対いつか行く!
と心に誓い、今回それが実現した訳です。
![](https://assets.st-note.com/img/1691821703330-piPCNDllls.jpg?width=1200)
まず簡単に釧路湿原について説明しますね。
日本で初めてラムサール条約に登録された「釧路湿原」ですが、明治以降の開拓時代には、役に立たない土地ということで開発や伐採にあい、かなりの面積が乾燥化し湿原が減ったそうです。
その後、自然保護団体や研究者の活動により、その価値が世界的に認められ条約登録そして国立公園となりました。
面積は約28,000ha
山手線がすっぽりと収まる広さと言えば、「おおっ!」となりますよね。
そもそも大昔、ここは海でした。
約6000年前頃より気候が温暖化し、海水が引き始め、土砂や泥炭が溜まり湿原ができ始めました。
そして約3000年前に、いくつかの海跡湖を残して今の姿になりました。
![](https://assets.st-note.com/img/1691822849906-NsRJPUdaaB.png)
海が後退した後も水をたたえたまま残った湖なので「海跡湖」と呼ばれています
参照:環境省HP
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今回、絶対カヌーに乗る!と決めていました。
展望台からの眺めはもちろん素晴らしいだろうし、湿原の中にある木道を歩くのも楽しいのはわかっていましたが、私の中では絶対的に「水」だったのです。
そもそも私がやっているバックカントリースキーというのは、自分の足で山を登り、自分の力で滑り降りてくるスポーツです。
自らの身体で自然を感じ、味わい、その時々に出来うることを楽しむ「旅」だと思うのです。
カヤックやカヌーは、その水バージョン。
水の流れと自分の力で川を下り、湿原を肌で感じ、そのタイミングで出会う動植物たちの暮らしや成り立ちを全身で味わえるのです。
![](https://assets.st-note.com/img/1691823972393-lgcZ8XU4pC.jpg?width=1200)
先住民族アイヌの方々は、その実を冬の保存食として大切にしていたそうです。
![](https://assets.st-note.com/img/1691824600801-825CELnNu5.jpg?width=1200)
水面が近い、この目線がたまらない!!
![](https://assets.st-note.com/img/1691824197488-gG490OIyq7.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1691824259280-TZjgKzw9MX.jpg?width=1200)
画面では伝わりませんが、めちゃくちゃ大きくて格好良かったです
冒頭でお伝えしましたが、ブラタモリでは「なぜ湿原が森林化しないのか?」を紐解いていました。
通常、湿原は時間と共に陸地化し、森林化するそうです。
しかしここでは気温が低く、植物が活性化しない泥炭が豊富に存在しています。この泥炭が長い年月をかけて出来たことで、川の流れが複雑になり、森林化が始まっても水が押し寄せ、湿原に戻るのだそうです。
そして何千年もの間、湿原として成り立つことができ、今の姿があるという地球の奇跡と言っても過言ではありません。
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こうやって「やりたいこと」「行きたいところ」が一つずつ叶っていくのは、とてもありがたいことだなーと感じます。
その反面、減っていくから悲しいと思いきや、noterさんが取り上げる各地の楽しさが、また自分の中に降り積もって行きたいところがどんどん増えていってもいます。
人生足りない!笑
最後になりますが、カヌーのショート動画を上げましたので、お時間があったらぜひご覧ください。
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