同じ阿呆なら踊らにゃソンソン〜やっときた日本の夏!
たまたま連絡をとった友達が、ちょうどフェリーの中で四国に向かっているのだと。
お祭り好きのファミリーで、久しぶりに夏祭りを堪能しに行くそうでした。
そんな会話をしていたら、ふと蘇った私の記憶はというと。
ど素人なのに…
だいぶ前に、本場徳島の阿波踊りを踊った経験があるのです(苦笑)
キッカケは、高松に住む親友のコトバでした。
「ゆきこさん、今年の夏は何しょるん?阿波踊りいかんの?」←確かこんな感じの讃岐弁
阿波踊りといったら、それはそれは大きな桟敷席が立ち並び、その中を練習に練習を重ねた人たちが踊るイメージ。
ええっ??
私がそんなとこ踊っていいの??
「大丈夫、大丈夫。練習するけん」
結果的に…
有り難くお受けして、踊ることになったのですが。
当日、バスで徳島市に着いたとき。
町全体がお祭り色で、ざわめきたっていました。
なんでしょう、日常生活という色は一切消えて、町の隅々までがお祭り色に染められているような。
小さな会館へ着き、その中で着替えをして、いざ練習です!
と思いきや、一応整列して、あとは自由に踊ってればいいからと。
こうなったら、後は野となれ山となれ。
一緒に踊る仲間たちと、大いに楽しむことが、観客のみなさまへ唯一できることさ〜
と、自分に言い聞かせ、いざ出陣へ!
町に向かって歩いて行くと、出番を待つ様々な連が本番さながらに練習をしています。
中には有名な連もいて、もうもうもうもう、うっとりどころか気絶しそうなくらいカッコ良いんです。
祭りの中心に近づいてくると、あの独特な鳴り物のリズムが、どんどんと膨らみ共鳴し、地鳴りのように響き渡ってきます。
チャンチャランチャ
チャンチャランチャ
チャンチャランチャチャンチャン!
日本人の血潮が騒ぎ立ち、自然と身体が動いてくるではありませんか!
同じ阿呆なら踊らにゃソンソン〜
これは誰もが持っているものかも知れません。
子供の頃から、待ち遠しくて仕方のなかったお祭り。
高揚するこころ、居ても立っても居られずに、あちこちの出店を覗きみるソワソワ感。
そんな記憶が蘇ると。
今年はようやく日本各地、夏祭りが開催されていると聞き、ホッと安堵したのでした。
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