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雨に降られなかったら、雨に勝ったの?

トロントに梅雨は無い

トロントの春は雨降り。
(バタバタしていたら春と言うよりもう6月半ば…。更新出来ていませんでした、ワカナです 汗。)

でも日本の梅雨みたいにしとしとじとじとずーっと降っているわけでは無いんです。

急に勢いよく降って、急に止んですぐさまカンカン照りになり、かと思えばまた土砂降り…。
そんなことを繰り返しているうちに、冬の枯れ木や枯れ草が驚くほどのスピードで緑に変わります。

春は頭がボヤンとするのであまり好きではなかったけれど、トロントの春は結構好きです。
長く厳しい冬を乗り越えた生命の再生力を感じられて元気になります。

そんな降ったり止んだりの雨だから、ものすごく降水確率の高い日でも、運が良ければ傘をささずに済むことも。

みんな傘を持ってない

そう言えばトロントに来て驚いたこと。
土砂降りでも傘をささない人がめちゃくちゃ多い!

フードだけ被ってずぶ濡れになっている人をよく見かけます(笑)。

売られている傘(特に折り畳み傘)は性能が悪くて少しの風で壊れるから?
荷物になる上役に立たないなら、いっそ濡れて後でシャワー浴びるわ!って感覚なのでしょうか?

偏見かもしれませんが、トロントで傘をさしている人はアジア人率高めのような気がします。

前述通り良い傘は本当に見つからないので、トロント渡航の際には折り畳み傘を持参しましょう!

「雨に降られずに済んだ」、英語でなんて言う?

前置きが長くなりましたが、タイトルの件。

英語で「雨をうまいこと避けた!」と言いたい時の表現について、先日ほ〜っと思ったことがありました。

① “We beat the rain!”
※ beatは過去形

② “We missed the rain!”

この2つの表現、違いが分かりますか?
どちらも「雨に降られずに済んだ」なのですが…。

先日、雨が勢いよく降りそうだったものの、お出かけ中は降られずに済みました。
道路も濡れていなかったので、雨雲すら通過しなかったようです。

なので、”We beat the rain!(雨に勝った!)“とドヤったところ、、、
カナダ人夫、”We missed the rain.“と異なる表現を使いました。

そう、つまり、このエリアでは雨自体降らなかったので勝ったも負けたも無く、ただ”miss”しただけなんですね。

そして、雨足が近づいていたけれど、急いで帰ったら降られずに済んだ。家に着いた途端降ってきた!
なんて時には”beat”を使う
のですね〜。
雨と競争して勝った!というニュアンスで。

ちなみに、雨は降っていたけれどその間はずっと家にいたから濡れなかった、という場合は”miss”

雨が降りそうな中買い物に出かけて、降り出す前に到着、買い物中は土砂降りだったけれど帰る頃には上がっていた、という場合は”beat”がしっくり来ます。

でも、雨が降るなんて知らなかった〜、建物から出たら道路が濡れてる!という場合は”miss”

英語は主観とはよく言いますが、自分の状況に応じて使い分ける必要がありそうです…。

雨に降られなかったらいつでも、雨に「勝った」=“beat”だと思い込んでいたので、なるほど〜と思った出来事でした!

10年以上英語圏で暮らしていても、「今更これ知った!」みたいな発見も沢山あるものです。

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