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裸のサル―動物学的人間像 (角川文庫)

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生物は生存競争でもある。
食うか食われるかの世界。

人間の世界よりも厳しい。

日々死が隣り合わせで生きている。

生存するために、オスは、メスを奪いあう。

メスは発情して鳴き声で交尾を求める。
より強いオスを探る能力をあげる。
弱いオスは餌をもってこない。
縄張りもないと安心して生きることもできない。

メスは口紅をしてまゆげをかいて美しくをみせるなどとして
発情しているサインを見せてオスを引き寄せる。
洋服もおしゃれにする。毛繕いにもする

オスの視覚情報を刺激してより有能なオスをひきよせる。

オスも自分の長所をアピールする。年収や権威、筋肉や役職がアピールできればそれをつかう。

より自分をよくみせたがある。

美容やダイエットがこれだけ需要が多いのも生存競争の遺伝的能力でもある。

自己prの写真でも自分の写真は実物よりもよく見える写真や加工を掲載する。
これも生存本能である。

メスはより良質の遺伝子を残すために能力が高いオスを選別して、能力の低い遺伝子を排除する作業が重要となる。

年齢、見た目、年収、権威、身長。メスはこどもを産むのにリスクがある。埋める年齢、自分の命、生める人数、育てる能力、食事を与える能力など。

オスはメスに遺伝子を植え付けさえすれば自分の遺伝子を残すことができる。

オスは自分の遺伝子を生むメスを探す。

若い、かわいいであれば性的魅力も向上して自分の遺伝子が残しやすい。
優秀な卵子を探して自分の子孫を残したい。

それが見た目で判断する。

オスのほうが生存競争ではシンプルで如何に良質な子孫をたくさん残せるか。

メスは受精すれば子を産むのに時間が1年はかかってくる。

いかにはやくたくさんメスに自分の子を作らせるかになる。
メスは自分の子を妊娠するかわからない。

生物種は違っても同じ命をさずかりこの宇宙の中でしたら狭い地球に生存している。

根本の部分は共通点がある。


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