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AリーグUnite Round in シドニーに行ってきた(パート3:日曜日・月曜日)

初日から分かっていたことですが楽しい週末はあっという間に過ぎていきます。そんなUnite Roundの終わりとなる日曜日、そして帰りの月曜日をパート3に記していきます。

パート1と2のリンクはこちら。

土曜の朝はしっかり食べたしサブウェイはSocceroosとMatildasのスポンサーなので日曜の朝は簡単にサブウェイにしようか、と考えていたのですが近くのサブウェイが開いてなかったところからこの日は始まり。
しかたなくWynyardの駅のマックにしました。なかなか野菜らしい野菜をこの旅で望むほどは食べられなかった感覚があるので今後の遠出ではそこを改善したいなあ。

そもそもシドニーの中でもWynyardに宿泊を決めたのはこの日の朝の用事を主に考えての事。Wynyardから東にArt Gallery of NSWに歩きました。
Googleマップを見て距離的にもぶらぶら歩ける感じ、と思っていたのですが病院に突き当たるまで結構上り坂でした。
病院を抜けると植物園(Botanic Gardens of Sydney)につながる公園が広がっています。周りに色々観光として面白そうな場所や建物があるのですが今回はパス。回ろうと思うと結構広そうなのでいつかゆっくり。

そういえばこういう彫刻がある美術館だった

Art Gallery of NSWでの用事は特別展のカンディンスキー展。自分にとっての五大芸術家の一人なのでサッカーと並ぶくらい楽しみにしていました。
他にも常設展にアジア特集みたいなところがあったり、特別展の関連展みたいな感じてGeorgiana Houghtonの作品展示がありました。ググってみると面白いですよ。
アジアを広く扱っている展示はメルボルンのNGVにもありますが本当に色々な国や時代から集まってるので見ようによっては勿体ないかも?でも一箇所で多様な作品を見れるのは楽しくもあります。あと漢字が読めて仏教のことをちょびっと知っているだけでも色々面白い。

自分にとって五大芸術家の1人なのでどうしても行きたかった

カンディンスキー展は比較的こぢんまりとした規模でそこそこの混み具合。やっぱり有名な図形っぽい楽譜っぽい時期の作品が好き。音楽の影響にも言及がありましたが同じく自分にとって五大のクレーとの関係にも説明があったり、やっぱり時代と時系列はちゃんと知っておかないといけないですね。その上で音楽方面にも活かしたい。
お土産にはノートを買いました。こういうグッズ的なノートでもドットがあるほどドットの使いやすさが普及しているのが嬉しい。アルケミスト双書で出てるシリーズの英語版が置いてあったのも印象に残っています。あとなぜかクッションカバーも多かった。

シドニーのHipsterの街、Newtown

さて、ここからはまた食に。電車(と電車の代わりのバス)で西に向かってNewtownに。
この辺りはメルボルンでいうBrunswickみたいな、Hipster的な雰囲気があるなと思ったのですが後から調べたら実際そうでした。なんとか各種オーストラリア文化を把握できてきている。
ここでの目的地はTokyo Lamington。オーストラリアのお菓子として有名なLamington(のかなりおしゃれなやつ)と共におにぎりや日本風の味のパイやpastryもいただける小さなカフェです。メルボルンにもLygon Street近くにあって行ったことあったのですがシドニー店も行っておきたかった。

柚子ソーダとPine Lime Lamington
スモークサーモンのおにぎりとベーコンエッグ(味玉)おにぎり

本当に小さい店で座れるのはほとんどが外(屋根の下)。食べてたら案の定突然大雨が降ってきました。前の日の降り方からして長くは続かないかなと思ったので食べ終わったら近くに見つけたヴィンテージマーケットで雨宿りしました。
古いDVDとかレコードとか本、ポスターや服だけでなく細かい物品や全然細かくない物品など(まだ行き先がある手前)買えないにしても見てて楽しい。黒電話とかタイプライターとか自動じゃないミシンとか3台ずつくらいありました。

前述の通りNewtownの駅はこの日電車が通ってなかったので一旦バスでCentral駅に戻ってからさらに西への電車に。
Central駅は最近内装を新しくして広くなっていましたが、それ以上に人が少なくて結構がらんとしていました。シドニーは観光都市じゃないのか、のツッコミ再び。

人がいなさすぎ

この日のダブルヘッダーはウェスタン・シドニー・ワンダラーズの本拠、Parramattaの Commbank Stadiumでの開催。オーストラリアのサッカーの故郷の一つである「シドニーの西エリア」の中でもParramattaは入り口的な位置にありますがそれでも快速電車(かな?)で1時間弱かかります。まだまだ私はシドニーを全然知らない。

Parramattaの駅からメインストリートに歩く途中の噴水

でもParramattaも(ここも人が少なかったですが)メインストリートのレストランの国・地域を見るだけでその多様さが垣間見えます。ただ今回はダブルヘッダーなのでご飯はスタジアムで。また外で夕飯食べるときに来たいしダービーの時とか賑わっている姿を見たいなあ。

Parramattaは川沿いの街

この日も開場直前に着いたのですがちょうどスタジアム前の道路を渡る瞬間から突然土砂降りに。土曜日は日差しを避けてゲート前で待ったのが日曜日は大雨を避けてゲート前で待つことに。
でもまあ観客なんで開場してしまえばもう濡れる心配もないわけでスタジアムに入ったらあとはゆっくり。

雨が写ってるかな

最初の女子の試合はウェスタン・シドニー・ワンダラーズとメルボルン・シティというカード。Commbankはワンダラーズのホームですが今のところ女子のゴール裏サポーターグループはいないらしく、ゴール裏には2人コールリーダー的な役割な人たちがいて横側のスタンドにいるそれなりの数のサポーターとコール&レスポンスをしていました。
一方アウェーのシティも割と応援が来ていて、こちらのゴール裏には子供達が3,4人でずっとチャントを叫んでいました。若いうちから筋金入り。

灰色のユニフォームに当たりはない説

そしてこの試合だけでなく後の男子の試合もそうだったのですがワンダラーズじゃない選手でもこの辺りの出身の選手はスタメン発表とかでも特別盛り上がったり。シドニーの西ならではですね。

この試合ではその当時首位のシティを絶賛加速中のワンダラーズが撃破。特にワンダラーズの守備はほぼパーフェクトでした(ストップされたPK献上がなければ完璧)。女子ではワンダラーズが2番目に好きなチームで、その中でもとても好きな選手が成長している姿も目の前で見れてよかったです。詳しくはいずれ。

食べ物はAllianzほどではないけど定番+αで色々揃っていました。ちゃんとご飯という時間じゃなかったら揚げドーナッツが食べたかった。フライドチキンに落ち着いたのですがほんとこの旅であまり野菜類食べてないのがずっと気になってたのでフルーツサラダも。ちなみにこの食べ物を買う時にちょっとおや、と思ったことがあったのですが確信は持てないのでとりあえず「スタジアムでも色々な人が働いているかもしれないから思いやりを忘れずに」、とだけ。

マスコット集結

このダブルヘッダーで試合以外に面白かったのが4チームのマスコットが集結していたこと。ピッチサイドでのファンとのふれあいはもちろん、DJコーナーに乱入してみんなで踊ったり。つくづくヴィクトリーにマスコットがいなことが悔やまれます(スポンサーマスコットは前いた)

マスコット乱舞

さて、引き続き大雨が降ったりやんだりするなか2試合目はウェリントン・フィーニックスとパースの中立地ディスタンスダービー。片方に移動の負担とかが著しく偏らない条件でのディスタンスダービーはどうなる?と思ってましたがものすごい試合でした。試合の流れがあっちにこっちにスイングするなかでレアなゴールやスーパーゴールが雨あられ。
あと私が座ってた近くにパースのキャプテンのMustafa Amini選手のご家族一族が座っててとても賑やかでした。娘ちゃんたち2人めちゃくちゃかわいかった。

ウェリントンだろうがシドニーだろうがパースにとってはアウェーはアウェーなんだなという結果

ラッキーな事に試合終了後には雨がやんでいたのでそそくさと駅まで歩いて退散。やっぱり帰りも静かだった。ダービーで盛り上がるのを見たいのでいつかParramattaに戻ってこようと思います。

以上でUnite Roundのサッカー周りの用事は終わりでしたが月曜日の朝はもし済ませてない用事があった場合のためにちょっと時間的に余裕を持たせておいていました。
実際には全て順調に済ませていたのであとは主に食べ物ですね。Wynyard駅のマクドナルドの横の通路からつながっているMet Centreでポン・デ・リング風のドーナッツがあるのを帰りのおやつに買って、そしてその向かいにあるKabul Socialという店で早めの昼ご飯。

お昼時はわからないけど11時の開店時なら店内に座れる。座れなくても近くにフードコートあるのでテイクアウトでOK。

このKabul Socialはアフガン料理のお店。店の売り上げの一部をシドニーに住んでいるアフガン難民と母国アフガニスタンにいる人々に届けたりもしているそうです。週末開いてないのが残念ですが割とお手頃なお値段で普段食べられないようなランチが食べれるのでおすすめ。この旅で一番おいしかった料理です。

Loaded boxの内容はポテトと揚げなすとグリーンのチャツネとヨーグルトソース

メニューは一品料理(アフガン系の餃子みたいなのとか)の他にベース主食+おかず+ソースを組み合わせるLoaded Boxesがスタンダード。とにかく野菜が食べたかったのでおかずは揚げナスにしたのですが大正解でした。ヨーグルトソースと大変合う。全体的にあっさりな味だったのでベースのポテトが進みました。またシドニーに行ったら本拠がどこであれ食べに来たい。

今回Unite Roundは初の試みということで色々至らなかったことも数あるのは容易に想像がつきますがとりあえず自分は他のアクティビティも合わせてめいっぱい楽しみました。単純に他所の試合見るのがすごく楽しかったです。
ただ改めて旅の記録を見てみるとグッズとかの出費がほとんどなかった。初回なんで強くは出られなかっただろうけどクラブとかリーグとかイベントとかのグッズがあれば売り上げに少なからず貢献したかったです。
あと暑い中ですが試合のない昼間でも(子供向けでない)関連イベントがあったら参加したかったですね。トークイベントとか、クイズイベントとか、大人が大人げなく競い合うようなイベントを見るのが好きなのでもっと大人を動員してくれてもいいんですよ。

あと今回6試合現地観戦した結果「じゃあまだ見てない他のチームがうち以外と試合するとどんな感じになるのか」ということが気になったので他所の試合観戦に対する意欲もちょっと上がりました。せっかくメルボルン周りで3チームあるので今後ふらっと行くのを考えてみたいと思います。
それからシドニーの新しいスタジアム行くとどうしてもAAMI Parkが古びて見えてしまって困ったり。こんど州外に行くときはもっと古いスタジアムに行った方がいいかな(笑)

今後またUnite Roundがあったら是非行きたいですがお金などの問題を考慮して他の遠征をどうするか、という疑問もまた出つつあります。ただ今回のこれで州外遠征もだいぶハードルが下がったのでフットワーク軽く考えたいです。

それでは引き続きメルボルンでAリーグを楽しむ日々へ。