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豪NZ女子ワールドカップに向けてちょっとした予想をいくつか立ててみた

ワールドカップ開幕まであと1週間ちょい!
・・・でもまだでっかい移籍が発表されたりばらばらと現地に渡航しつつあるチームもあったり外国で最終調整の試合をやってるチームもまだまだあったり、ばたばた感があって全てが揃う感じはまだしないようです。
でも今日メルボルンのFederation Squareで行われたプレゼンテーションというかセレモニーを見たらさすがに実感が来ました。サッカーファンじゃないオーストラリアの一般人の感覚としてはそれでもまだなのかな。普段メルボルンで生活している時も他の都市に行くときもそこまで含めて雰囲気を観察したいですね。

さて、今年もそうでしたが音楽方面でABC Classicのカウントダウンがある時は事前にこの記事の後半にあるような10の予想を立てるのを習慣にしています。

こういう予想で最初から最後まで気を抜かずにドキドキしながら聞ける、順位以外のディテールまで聞いて楽しむみたいな楽しみ方ができる、それから事前にカウントダウンをどうやってもっと楽しめるか考えて楽しみに出来る、という信念の元で予想を立てているのですが今回せっかく国内+近場で開催ということで自分の女子サッカーの知識、オーストラリアとニュージーランドに関する知識、そしてカタールW杯を見た経験を活かしてワールドカップをより楽しめる予想を作ることに挑戦してみました。(サッカーでは初の試み)

ということで豪NZ開催女子ワールドカップに関する私の10の予想:

(1) Linda Caicedo(コロンビア)は1回以上Player of the matchに選ばれる
(2) 豪代表Matildasは先に失点してから勝つ試合より先に得点してリードを守り勝つ試合数が多い
(3) NZ代表Football Fernsは(PKを除いた)セットプレーで3点以上得点する
(4) プレーオフから参入した国のうち本戦で一番最初に得点するのはポルトガル
(5) 最初の試合の前3日以内にMatildas/Fernsの公式Twitterに公式マスコットTazuniの写真がアップされる
(6) 決勝トーナメントで得点差が3点以上になる試合はない
(7) メルボルンで開催される試合よりシドニーで開催される試合の方が試合の日に雨降りの割合が高い
(8) 欧州勢のグループステージの得点数トップ5は降順にスペイン→フランス→ドイツ→イングランド→スウェーデン
(9) Matildasの決勝トーナメントで初めての記者会見を担当する選手はCaitlin Foord
(10) ニュージーランドで開催される試合でPK戦が発生するのは2回以下

各項目の一応の説明を少し。

(1)はコロンビア代表の若きスター、Linda Caicedoに注目した予想。コパ・アメリカなどでの活躍がかなり話題になっていて前期移籍したレアル・マドリーでも着実に数字を重ねスタメンになっているようなので今大会もきっと名乗りを上げるはず、と見込んでの予想。コロンビアはグループH、韓国・ドイツ・モロッコと当たるので勝ち負けに限らずなんらかの爪痕は残せるんじゃないかな。

(2)はここ4年のMatildasの成長を評価した予想です。Matildasといえば最後まで諦めない「Never say die attitude」が一つのモットーですが最近の試合(スペイン戦・イングランド戦含む)では強豪相手でも先に得点し攻めながら最終的にリードを守るという流れが増えているのできっと本番でもそういうタイプの強さを見せてくれるはず。その経緯と期待についての思いの強さで日本語の文章がものすごく下手になってしまいましたが見逃しておいてください。

(3)はもう一つの開催国でありAリーグつながりでかなり応援しているニュージーランド代表Football Fernsについての予想。直近の試合を除いて結構心配になるような試合が続いているFernsですが私はウェリントン・フィーニックスでの活躍を見込まれて代表に選出されたMichaela Fosterの力を信じたい。彼女はAリーグ(女子だけでなくて男子も含めても)トップクラスのセットプレーキッカーで、こぼれ球からのゴールも含めウェリントンの得点にかなり貢献しています。なんとか敵陣にボールを運んでコーナーにすれば可能性は十分あるはず。がんばれMichaela&頑張れニュージーランド。

今回のトーナメントに先立つ大陸間プレーオフはこちらでOptusが配信して可能な限り観た関係でプレーオフで参入した代表チームにも予想を立てたかったため(4)はそこが焦点になっています。ワールドカップなのでプレーオフ組には全部厳しい試合になりますが初戦でいうとハイチはイングランドと、パナマはブラジルと、ポルトガルはオランダと対戦。パナマと迷ったのですがポルトガルも欧州の国ですし何かしらんオランダにぶつけてくれないかなあ、との期待。

ピッチ外の予想も立てたかったので(5)はマスコット関連。初戦3日前となればだいぶチームには緊張が増してきて同時にファンアクティビティなんかも盛り上がるはずなのでマスコット関連の写真が公式Twitterに出てくる確率は上がるんじゃないかな。Tazuniのスケジュールなどは全くわからないのでとりあえずMatildasかFernsかどちらか、とぼかしておきました。

(6)は今大会に向けて「絶対今回は激戦になる」との雰囲気が広く漂っているのを汲んで設定した予想です。強豪国ほど主力の離脱に悩まされているしチーム数が増えたことでW杯経験が少ないチームは本当に経験が少なく容赦なくグループステージで振り落とされそう・・・なので一発勝負の決勝トーナメントは互角同士とまではいかなくてもしのぎを削る展開になりそう。
とはいえAリーグを熱心に観ている身としては男子・女子両方グランドファイナルで誰も予想してなかった点の開きになった事が心にひっかかっています。箱を開けてみないとわからない。

(7)も再びピッチ外予想。やっぱり何かとシドニーとメルボルンを比べたがるメルボルン人を出してみました。色々あってシドニーより試合数は少ないけど(なので割合にしました)天気はこっちの方がいいもんね!という負け惜しみ。もっと「雨の日」の定義をがっつり詳しくしておいたほうが良かったかな、というのもありますが実は当たるかどうかかなり自信が無い予想。Aリーグのシーズン中のような季節だったらシドニーの方が降水量はありそうですが今の時期はどうだろう。

(8)は欧州勢をまとめて一つの予想にする&グループステージ全体に関する予想を立てるの二つを組み合わせた苦肉の策。アイディアは良かったのですがここ2週間ちょっとでヨーロッパ方面で最終調整の試合が行われて(そういう試合があんまり参考にならないのは承知ですが)そのいくつかの試合を観ていると予想した順番にだんだん自信が持てなくなってきました。主にドイツ。Matildasがドイツと対戦したのもかなり前のことなんでここ半年ちょいくらいの数字をどう見ればいいかちょっと悩む。でも音楽方面の予想でもそうなのですが手書きしてしまったときが予想の固定と決めているので変えられない。

(9)はMatildasでもう一つ、人事に関する自由度の高いトピックで。 Matildasは(ある程度新しい選手がここ数年で入ってきたとはいえ)経験値の高い選手の厚い層からメディア対応をするはず、と見ています。キャプテンのSam Kerrが初戦前の記者会見担当で、その後は試合の結果や内容によってもちょこちょこ変わってくるかな。Hayley Rasoも大きい移籍があったのでもしかしたら早い時点で対応あるかも?例えばある程度プラン通りにグループステージを抜けたら多分その経緯には最近安定して調子が良いCaitlin Foordの活躍がかなりあってその直後に記者会見担当に選出される、みたいな画を思い描いての人選です。もちろん万が一グループステージ敗退ならこの予想は自動的にハズレとなります。

(10)は共催国であるオーストラリアとニュージーランドを比較するような予想を入れておきたい、と悩んだ結果こういう形に。どうしてもトーナメントの最後の方はオーストラリアでの試合になりますしどうしてもオーストラリアの方がスタジアムが大きく観客数が多くなるのでニュージーランドはそこまでハチャメチャな展開にはならないかな、みたいな予想。同時にニュージーランドはメルボルン以上に寒いそうなので延長戦+PK戦で凍えるのは選手も観客も辛いから90分で切り上げても全然良いのよ、という希望もあったり。

どんなに考えてもどんなに予想しても完全に予想外なことは多々起きる、というのは普段サッカーを見ていても音楽方面のカウントダウンでも色々経験してきました。それでも自分がどれだけ見えて分かっているかを試すために、そして予測できないことを目一杯楽しむためにもちょこちょここういう事をして遊びたいです。次の機会は男子アジア杯がABC Classicのカウントダウンより先に来るのかな?
もちろんワールドカップが閉幕した後振り返りの記事も書く予定です。トーナメントがどうなろうとも答え合わせは楽しみ。