じぞ恋　第一話、第二話まとめて感想

　晴太さん。晴太さん……晴太さぁぁぁああん！！！！！
　まだ二話なんですけど、一話はまさにムズキュンで、そして二話は全体的に切なキュンでした……切なくてもどかしくて泣いてしまいそうで。お互い友達だって言い聞かせてる二人が、無理して笑って泣かないのがたまんねえ……たまんねえよ……（プシュッ）（缶ビールを開ける）
 
　一話でさぁ、杏花ちゃんが「結婚を前提とせずお付き合いしてもらえませんか！」とド直球かましたときって、杏花ちゃんも晴太さんのことを無意識に条件で見てたような気がするんですよね。結婚を考えてなくて、自立した大人で、お互い独立を考えてて、穏やかで、話もそのときはきっとぴったり合うような気がして。だけど晴太さんがシングルファザーであることを知って友達になってから、杏花ちゃんの中の恋心がどんどん育っていったのがよぉぉくわかりました。そして晴太さんは、あの杏花ちゃんからのお誘いを今になって断らなきゃよかったかなあなんて何度か思ってるかもしれませんよね。だって自分の気持ちが見え始めちゃってるもん。バスの中の接近はわかり易かったですけど、杏花ちゃんと会うたびに意識してるのがわかってもうムズキュン～～～！　ムズムズ担当とはよく言いましたよ。ほんとに晴太さんと杏花ちゃんのシーンはムズムズします。
　このドラマ、面白いのが大人しか恋愛してないのに全く「大人の恋愛ドラマ感」がないところですよね。かといって、良い大人が子どもみたいな恋愛してるってわけでもない。大人で、自立していて、自分のことと相手のことをわかって思いやって、好きって気持ちをどうにかコントロールしようとしてはから回る。そんな不器用な大人たちのムズキュンラブストーリーなので、こんな大人の恋愛があるんだったらこれから生きていく世界も捨てたもんじゃないです。
 
　二話のさぁ、晴太さんが杏花ちゃんと颯くんに対して身を引くとこと、杏花ちゃんが晴太さんと元奥さん？　を目撃しちゃって混乱するとこ、すごいよくある誤解だけどやっぱりすごい切ないのよ……こういう切ないの入れてくるんだよなあ……ドラマの緩急だよなあ……。杏花ちゃんのさ、バスの中から晴太さん見つけて、一瞬迷って（ここすごいよかった）、「降ります！」って多分会いたい勢いで降りて（ここもすごいよかった）、そして晴太さんをもっかい遠くから確認してぱっと笑顔になって（ここすごい可愛かった）、からの目撃してショック受けるとこ総じてすごくよがっだでず……！！！　うわーん！！！　お父さんに「好きな人はいる！」って言って自分で認めちゃった杏花ちゃん、久しぶりの恋を楽しむ暇も無く襲い来る切なさ……。もうほんと、もどかしすぎて涙でそうよ。
　この二人、お互いがお互いのこと恋愛対象として見られてないんじゃっていう不安を同じくらい抱えてるじゃん。晴太さんは杏花ちゃんの最初の「お付き合いしてもらえませんか」を（このときは）純粋な恋愛感情からじゃないって正しく理解しているし（杏花ちゃんもいろいろ理由つけてたしね）、杏花ちゃんも「今は息子が一番」っていう晴太さんの言葉をたぶん馬鹿正直に捉えてちょっと遠慮気味だし、だけどお互い意識しまくっててあーもどかしい可愛い。
 
　あ、杏花ちゃんパパと先生の恋は、まだこれから始まるのかなって感じでこちらは単純にキュンですよね。役者さんも手伝いさすがの安定感なので、杏花ちゃん晴太さんにムズキュン切なキュンしている中で、こちらカップルに癒されたいなあという気持ちです。
　颯くん、間違いなく良い子だしタイミングや誘い文句が素晴らしすぎるから、晴太さんがムズムズする相手としてとても良いよね。そして颯くんも自分とは全然違う晴太さんに杏花ちゃんが惹かれているのに気付いてムズムズしそう～～～うううムズムズ～～～～。
 
　いろんな形を柔らかく肯定してくれるドラマな予感なので、来週もすごく楽しみだなあ。はー充電した。