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200名の高浜・若狭の小中高生がオンラインでつながる!「嶺南小中高 SDGs×探究サミット」イベントレポート

こんにちは。actcoinの黒木です。

今回は、12/15に開催された「嶺南小中高 SDGs×探究サミット」のイベントレポートです!

イベントの目的

若狭高校の生徒さんたちは、高校の取り組みの一環で、高浜小学校や高浜中学校・上中中学校などで出張授業を行っています。これらでできたつながりをきっかけに、オンラインを使って関係する小中高生が集まる本イベントが開催されました。

呼びかけたのは、若狭高校2年担任の横田先生。actcoinとのつながりが深く、今回のイベントもご紹介いただきました。

オープニング:約200名の小中学生が一挙に集う!

ログインしてみると、多数の小中校生がZoom上に!画面いっぱいにたくさんの生徒がいる様子は、圧巻です。

司会を務めるのは、以前のイベントでも司会をしていた若狭高校2年生の宇野さんと近藤さん!!
まず「SDGsとは何か?」について分かりやすくレクチャー。お二人は、小中学校での講座などを実施してきています。そのため分かりやすく、過度に緊張した様子もなく、聞き取りやすいプレゼンでした。小中学生にとっても、良い復習になったようです。

また若狭高校の特徴でもある、探究活動についても説明がありました。若狭高校生が取り組んでいる、カイロの回収の呼びかけなど、実践的な内容でした。

グループワーク「私と SDGs」

その後は、ブレイクアウトルームに分かれてのグループワーク。様々な学校の生徒が集まっているため、自己紹介からスタートしました。緊張した様子の生徒には、司会の高校生からサポートが入ります。

続いて、それぞれの学校の授業で作成していた「私の SDGs 宣言」を小中高生が発表しました。普段行っている SDGs に関する行動をシェアして互いを称え合います。

筆者が参加したグループでは、高浜中学校の生徒は「私の SDGs 宣言」をきっかけに、「ゴミ拾い」を始めたそうです。その活動が発展して、「ゴミ拾い」の大会を企画するまでに。

そのような活動が出来るのも、授業の一環で「探究活動」の時間で進められているからです。中学生の行動力、恐るべし!

グループワーク終了後は、進行を担当していた高校生がグループワークの内容を共有します!「エコバッグを持って行く」「マイボトルを活用する」など、みんな工夫して実践をしています。

探究実践発表

休憩をはさんだ後は、若狭高校生の探究発表から開始。最初の発表は「フードドライブ・食品ロス対策」の活動を行ってきた、砂津さん。

フードドライブについて、小学生でも理解できるようかみ砕いて説明されていました。その後は、実際の活動の様子を話してくれました。最初は、実際の店舗へのインタビューから始まり、実際のフードドライブの開催まで。

「活動→考察→活動…」というサイクルが重視されています。そのためどんんどん成果が高まっていきます。最初のフードドライブは1か月で45点だったものが、数回後の開催では1日で45点を集めることに成功しています。また有線放送を絡めるなど、町のリソースを活用できている点も、素晴らしい点です。

自分の町が好きになれる!大学生が語る「探究活動の魅力」

発表の二人目は、若狭高校を卒業した現役大学生の近藤さんから!「探究活動とはどんなことをするのか?どんな魅力があるのか?」という発表です。

高校1年生では「人口減少」について、高校2年生では「若狭地区でSDGsを広める」活動をしてきた近藤さん。当時の学びは、・・・だったそうです。

また大学生になったことで探究活動の学びは、・・・などに活きています。

数多くの講義やプレゼンを実施し、活動場所を開拓する経験は、その後の人生に大きなプラスになりますね!

クロス・セッション2 「探究相談会」

後半のグループワークでは、小中学生が探究活動について、高校生に相談するという内容になっています。

例えば「プレゼンをするときに気を付けたほうが良いこと」という相談が出ました。それに対して、高校生は質問を通じて、中学生の考えを理解していきます。そのうえで、高校生から自分の体験をもとにアドバイスをしていきました。

実際に大学などでプレゼンを行っている高校生からの、具体例を交えたアドバイスで、中学生も納得感が高くなりました。

他のグループでは、「探究活動で音楽イベントを開催したが人が来ない」という相談が。こちらのグループでも、高校生は親身になって状況を聞いていき「とにかく宣伝をすること、有線放送・Insta・Twitterなど様々な方法で宣伝するとよいのでは」とアドバイスをしていました。相談をした中学生も熱心にメモを取ります。

ただよくよく聞いていくと公民館で開催して100人が集まっていたが、目標が1万人だから足りないと感じていたそう!

そこで高校生からは「始めから対象を広げすぎないほうが良い。対象を絞ったうえで、対象の人が好みそうな音楽や宣伝方法をとるとよい」というアドバイスが!的を得たアドバイスをすぐに返せる高校生、とても機転が利いていました。

クロス・セッション2の振り返り

最後は、グループワークの感想を、参加していた小中学生が発表しました。

「初めての探究活動で分からないことが多かったが、質問が出来て安心した。」「貴重なアドバイスを貰えたので、今後の活動につなげていこうと思えた」など前向きなコメントが出ていました。

最後は全員でピースをしながらの集合写真。みんな満面の笑顔でイベントが終了しました!

まとめ

200人規模のオンラインイベントで、しかもグループワークがあるという難易度の高いイベントでした。高校生たちがし怒りリードすることで、小中学生にも学びのあるイベントになっていました。

このイベントは、今回が初の取り組み。今後も小中校の連携が深まっていくはずです。actcoinでも随時、高浜・若狭エリアの活動を応援していきます!


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