高校生の手作り授業で小学6年生がエシカル消費を学ぶ!「若狭高校生による高浜小学校でのエシカル消費ワークショップ」イベントレポート前編
こんにちは、actcoinスタッフの黒木です。
今回は、若狭高校生が高浜小学校で行った、エシカル消費ワークショップのイベントをレポートします!
actcoinは、福井県高浜町と連携協定を結んでおり、町のSDGs推進を応援しています。今回のレポートも、この協定の一環で、高浜町出身の高校生のSDGs活動を応援するためのものとなっています!
(若狭高校生とactcoinの関係性、若狭高校の探究活動の背景は、こちら👇の記事からご覧いただけます。)
1.レクチャーを担当する高校生を紹介します
今回高浜小学校でワークショップを行うのは、若狭高校2年生のお二人。
写真左側の宇野さんは、当初は国際系と医療系に興味があったものの、両方を包括できるSDGsをテーマに選択しました。やりがいは、小中学生のレクチャーを通じて、自分自身も知識が増えることです!
写真右側の近藤さんは、ご自身も高浜町出身。お姉さんも同じ若狭高校出身で、SDGsのレクチャー活動をされていた影響から、この活動にチャレンジしています。参加した生徒さんの反応を励みに、頑張っていらっしゃいます。
お二人のほかにも、同級生3名がサポートで参加していました。それぞれ「フードドライブ」や「認知症啓発」「百人一首の普及」など、別のテーマで取り組んでいるものの、お互いにサポートし合いながら活動されています。
2.ワークショップスタート!最初は、質問・クイズで生徒の心をつかみます
ワクワクした雰囲気の中、「起立・礼」で授業がスタート!
最初は「SDGsって知っていますか?」や「エシカル消費について知っている人?」と、質問形式で手を挙げてもらいながら、今日のテーマを確認していきます。テンポよく聞き手を引き込んでいくテクニックは、何度もワークショップを繰り返してきた経験の賜物です!
テーマの確認が済んだら、最初のワーク「地産地消クイズ」へ。「福井県産の食材に〇をつけよう」というクイズ形式のワークです。「手元のタブレットで調べてもいいよ」という親切設計。
小学生も、ノリノリでワークに取り組みます。グループでワイワイ会話しながら○をつけていきます。
(ちなみに今回のレクチャーでは、小学生は筆記用具を持たず、タブレットのみを持ってきていました。クイズのシートも、タブレット間でデータを送り合います。GIGAスクールの浸透ぶりに、筆者は面食らいました!!)
3.次は、献立ワーク!地元の食材で、どんな料理が作れる?
「地産地消クイズ」の答え合わせが終わったら、「地産地消クイズ」の正解である福井県産の食材を使った「献立ワーク」が始まりました。
小学生たちは「なにつくる?鍋がいいんじゃない?」「パフェがいい!」など思い思いに発言しながら、大盛り上がり。
先生や高校生にサポートしてもらいながら、すべてのグループの献立が決まりました!
この後は、グループごとに発表タイムです。「若狭牛の牛丼」や「福井サーモンのホイル焼き」など、どの料理もとてもおいしそう!
4.改めて地産地消・エシカル消費を学び、「私のSDGs宣言へ」
「献立ワーク」の後は、改めて地産地消・エシカル消費について学ぶ時間へ。
まずは「献立ワーク」で使った食材が、どこで買えるのかを紹介していきます。地元のお店の名前が出てきて「知ってる!」と声をあげる小学生たち。
地元の食材って、改めて言われないと気づきにくいものですよね。
続いては、エシカル消費の解説へ。この解説は、以下の動画を用いて、説明していました!
内容に応じて、プレゼンや動画を織り交ぜることで、分かりやすく飽きない工夫がされています。
5.レクチャーを踏まえて「私のSDGs宣言!」を作ろう
最後の時間は、ここまでのワーク・レクチャーをふまえた、まとめの時間。SDGs12番の「つくる責任つかう責任」という項目をテーマに、一人一人が行動を考えます。
丁寧な解説のおかげもあり、あまり悩むことなく全員が宣言を考えることが出来ていました。
「出かける際は、マイボトルを持って行く」や「地元の食材でご飯を作るようにする」など、しっかり内容を理解して発表する小学生たち。一人一人の発表に、高校生や見守る先生も拍手を送りました。
6.レクチャーを踏まえて「私のSDGs宣言!」を作ろう
生徒からのレクチャーはここまで。投影されたQRコードをタブレットで読み込んで、Googleフォームでワークショップの内容について、アンケートを記入します。
その後は、担任の先生の計らいで、小学生から高校生に感想を伝える時間に。
「とても分かりやすいスライドだった」「エシカル消費を知らなかったが、知ることができた」といった授業自体の感想や「宣言を行動に移していきたい」「普段の生活に生かしていきたい」といったレクチャーのねらいを踏まえた感想など、とても前向きな発言ばかりでした。
高校生もしっかり手ごたえを感じられたはずです。
ワークショップはここまででしたが、残った時間を使って「小学生のプレゼンに高校生がフィードバックする」ことに!
詳細は、後編でお届けします。
後編はこちらから!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?