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寿司じゃない?いや、スシです。秋田県のハタハタ鮨を食べてみた!

新鮮な海の幸に程よく酢のきいたシャリ。
海の香りがする、のり巻きや握りに留まらずお肉や海老マヨなど洋風のものも包み込む寿司。
日本の素晴らしい文化です。

そんな「スシ」に、もう一つの種類があることをご存知ですか?

私の初めては、秋田県で。
その名も「ハタハタ鮨」というなれ鮨です。

■ハタハタ鮨って何者?


秋田県の郷土料理で、ハタハタを使った飯寿司の一種、発酵寿司です。
江戸時代に安く、庶民の間で食べられていたハタハタを保存をしてきかせて山間部でも食べられるようにしていたのだとか。

■ハタハタ寿司の種類


丸ごと漬ける「一ぴきずし」、頭だけ落として漬ける「全(まる)すし」、切り身にして漬ける「切りずし」があります。
個人的に頭付きはキツイかも、、

私が食べたのは、全ずしだったよう。

見ためのインパクトが少し、抵抗ありますが、いざ食べてみると…

そんなに酸っぱくない!
ハタハタの食感が弾力あっておつまみにサイコー!
つまりは、日本酒のために作られたようなクピクピいっちゃう美味しさだったのです♡

■ハタハタ鮨の作り方


作り方と一口に言っても、秋田県の北部、中部、南部で違いがあるそうです。


その中でも、伝統的な製法は中部に残っており、乳酸発酵されているなまずしだそう。


作り方は、
下処理した魚(食酢処理など)を塩漬けにする。
水に浸けて、塩出しする。
糀を混ぜたご飯とカブやにんじんなどの野菜に昆布を加えて桶に詰めます。
重石をして、3〜4週間で食べられます。
どの作り方が正解というわけでもないのですが、せっかくなら乳酸発酵したハタハタ鮨を食べたいですね。

男鹿市を中心とした中部はその名残があるとか。
沿岸部で海の幸も美味しい街。
ぜひ、訪れてみたいです!


発酵のこと、毎日更新中。コメントにてネタや知りたいことも随時受け付けています♪ わたし自身も学びながら書いていますので、みなさんも一緒に発酵のものしりになりましょう^^