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親は子に無関心であれ!

おはよう御座います。アクウォーです。
先日、中田敦彦のYouTube大学で「アートの見方」というのを見ていてピカソの言葉が気になったので記事にしたいと思います。

『子供は誰でも芸術家だ。問題は、大人になっても芸術家でいられるかどうかだ。』

いろいろな美術家がいる中でピカソはかなり知名度の高い方だと思いますが、その彼がこう言ったのです。これは英才教育に興味がある人だったら最大の悩みかもしれません。

子供達の才能を伸ばしてあげたい!

塾講師やスポーツクラブのコーチ、親御さんなど多くの方がそう願うでしょう。教育やクラブ活動がビジネスになっている時点で私はその可能性はだいぶ低くなると思っています。なぜなら塾やスポーツクラブは月謝で皆平等にサービスをしなければならないからです。目立った依怙贔屓なんか出来ません。多少生徒さんによって差はあるかもしれませんが、それがわかった途端、他の保護者は目の色を変えて平等を強く訴えます。才能があるかもしれないのに凡人へと成長させられるのです。

親御さんだけにフォーカスを合わせてお子さんのポテンシャルを育てるために環境をどう整えればいいのか、どう心構えしたらいいのか3つ提唱していきます。

①親は子に無関心であれ!

タイトルはかなり強烈なワードになってしまっていますが、過干渉になって子供のやりたいことを阻害してしまうことを避けたいのです。

・中学校はここに行ってほしい
・ちゃんと○○しなさい
・友達と仲良くしなさい
・安定した職業がいいよ

全部不要です。これを言わないでください。男の子は特に女の子と違って何か強制されると本能的なのかまず反抗したくなります。色んなことで親の知恵であーだこーだ言ってきて安全を担保されることには興味を示しませんし身に付きません。いろんな選択肢を示すことは大事かもしれませんが、「こうであってほしい」と強く願った瞬間、もうお子さんの才能は開花しません。
子育ては他人から強制されて行われるものなのでしょうか。他人から言われて無理やり可愛いと思わなければならないのでしょうか。そうじゃないと思います。でも親は子にあれしなさい!これしなさい!こうであるべきだ!と押し付けているものです。

②子のためなら引っ越しも転職も躊躇わない

「無関心=意見を聞かない」とは違います。子供達が意見を言うときはきちんと聞いてあげてください。子供は親の所有物という固定観念で話をしていくと一向に彼らの才能を活かすことは出来ないので、その考え方はどっか置いておきましょう。親と子の関係はビジネスパートナーくらいの気持ちでいいと思います。なので、子供がやりたいと思ったことなら真剣に向き合って、その実現のためなら例え学校が変わろうが住居が変わろうが転職しなきゃいけなかろうが、交渉次第ではあり得ると親も覚悟してもらいたいのです。引っ越しや転職まで行かなかったとしても、塾を変えるとか辞めるとかクラブ活動拠点を変えるとか辞めるとかそういう次元の話でもきちんと向き合ってもらいたいのです。もしそれが出来なかったら子供達の才能は開花しないと断言してもいいです。
「うちの子は天才じゃなくてもいいけど利発ではあってほしい」
そういう気持ちでも上記の行動は必須かなと思います。


③親が張り切るなら「衣・食・住」の環境整備だけ

これを言うとあまりいい気分にならないかもしれませんが、とにかく子供は親御さんの所有物(おもちゃ)ではないと唱えたいのです。法律的には家族制度とか家族の縁とかいろいろあるのかもしれませんが、最近はそれが前面に出過ぎちゃっていて子供の目線から考えると息苦しい世の中になったと思うのです。
「衣食住の環境を整えていただいて感謝・尊敬しております。」というくらいなら大いに親子関係は素晴らしくなると思いますが、最近は衣食住の他に教育も将来の進路も、クラブ活動にも口出ししてくれるようになって、そこまでは求めてないんだけどなあって子供ながらに思っているはずです。
小学校低学年くらいまでは例え親のおもちゃになっていようが何の支障も出ないと思いますが、小学校高学年くらいになると徐々に変化が見えてきます。無条件に親子愛があったはずの低学年から徐々に他へと興味を示し親のおもちゃであることを嫌がります。
自分のおもちゃにしようとするから、コーチはなめられ、あの先生は嫌いとか、親は糞婆・糞爺と言われるんです。おもちゃではなく、一人の人間として扱ってくれればそうはなりません。
まずは衣食住の環境整備だけ力入れて、その他の子供達に関することは彼ら自身に責任をもたせるくらいの勢いでそこは過度に干渉しないようにしたいです。

3つ提唱していきましたが、これをできない保護者が95%以上いると思います。もっと多いかもしれません。大抵の親御さんは優秀な子が周りにいるとその子が通っている塾に行かせたいとかこの中学・高校に行ってほしいとか、こういう職業になったらいいよとその環境整備を頑張りますが、そこじゃないんですよね。親御さんが真似をするとしたら、優秀な子の親の真似をすればいいんです。3つの提唱はそういう親御さんの一部の行動を示しただけです。ちょっとずつ変わっていければいいなと思います。

この記事の内容に関係する内容が含まれるので紹介しておきます。
以下のタイトルでは単行本・漫画版・日めくりカレンダー版・Kindle版など色々ありますので自分にあった媒体でご覧になってください。色んな育児本がありますが、これは結構読みやすくすごくまとまっていると思います。


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