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社会人4年目が有給駆使して47都道府県制覇【前半戦6日目】


 皆さんこんにちは。47都道府県制覇企画前半戦も今日で最終日を迎えました。長かったです。現在(下書き時点)、奈良から和歌山の間を移動しているところです。それでは6日目の報告をします。

 なお、本企画の概要は下記をご参照ください。



1.甲府から富士へ

 まずは在来線を使って甲府から富士へ移動しました。朝ごはんを買って、車中で食べたかったのですが、甲府城跡の前を通りたい欲が出て寄り道した結果、駅に着いたのがギリギリになってしまい、買いそびれました。しょうがないので、前に買い溜めしていたお菓子やプロテインバーでなんとかもお腹を満たしました。なんにせよ、電車に間に合ってよかった。


 甲府~富士間は、3時間以上在来線に乗り続けるというわりと過酷なものでしたが、もう在来線長距離移動も慣れたもので、適度に景色を楽しみつつ、適度にPC作業しつつ、適度に休みつつと、それなりに充実した電車の旅でした。電車は、甲府駅周辺ではさすがに混み合っていましたが、例によって乗客が徐々に減っていき、途中からはスッカスカになりました。しかし、電車をゆったり使えるというのは本当に贅沢ですね。これは一度知ってしまうとやめられなくなってしまうぐらいの中毒性があります。来週から社会復帰して、通勤電車に乗ったら私は倒れるかもしれません。途中、見事な田園風景&川でした。


 富士宮駅あたりから日本一高い山:富士山兄貴が姿を現してくれましたので、撮影を試みました。しかし、富士山付近は雲が出ており、電車内での撮影だったためうまく照準が定まりませんでした。結果、「これ…富士山?なの?」みたいな写真になりましたのでご笑納ください。


 電車に揺られること3時間強、12時半頃に富士駅へ到着しました。ここで1つ困ったことが。駅周辺に食べるところが見当らないのです。ショッピングモールなどもとくになかったので、どうしようかとウロウロしていたところ、地元のおばさんが声をかけてくださいました。事情をお話しすると、駅近の定食屋まで案内してくださいました。地上波にも出たことがあり、地元でも評判のお店とのこと。その節は本当にありがとうございました。

 お昼はお手製のオムライスをいただくことにしました。食べやすいサイズで、卵が濃厚な非常に美味しいオムライスでした。ごちそうさまでした。また、驚きなのがその値段でした。オムライスを食べると大体1,000円ぐらいはかかりますけど、このお店ではなんとワンコインで食べることが出来ました。これだけお手頃な価格で、これだけ美味しいものがいただける。そりゃ評判になるわな、と納得でした。

「朝食とランチのお店らん」さん


2-1.神奈川県通過問題の答え

 前回の記事にて、神奈川県(下車あり)へ向かうか向かわないか悩んでいると書きました。国立~甲府間の特急移動で、一瞬だけ神奈川県を通過していたことがわかったので、これを神奈川県通過とするか否かが争点でした。また、仮に行くとしても帰りは単純な折り返しになるというのも課題でした。

 一晩悩んだ結果、停車すらしていないし、それ(神奈川県通過)に気づいていなかったんだからやっぱりノーカンだろうという結論に至り、神奈川県(小田原)も行くことに。しかし、在来線だけでは最終到達地点に就くのが21時を回る見込みでしたので、半分ぼろ雑巾状態の私は耐えられません。

 そこで、①富士~小田原間の移動は決行、②ただし御殿場線で移動、③帰りは新幹線という形に補正しました。以下、その経過をご報告。



2-2.富士から小田原へ

 というわけで、小田原へ向かうべく甲府~沼津間は東海道本線、沼津以降は御殿場線を乗り継ぎました。御殿場線は、元々東海道本線待遇だったとのことですが、街中を走るでもなく、わりと山奥を爆走していました。道中、私の楽天モバイルはほぼ息していませんでした。

(追記)
wikiで当線の歴史を見ました。戦争の影響で単線化したんですね。鉄道を管理するというのは本当に大変なことです。


走ること2時間弱、山中を抜けると国府津付近で海が見えてきました。山は飽きるほど見ましたけど、海は久々だったので少し遠いけど撮りました。


 国府津から少し折り返せば小田原到着です。神奈川県は下車あり県なので、小休止したらすぐ折り返しました。周辺の散策はほぼしていません。


3.小田原から名古屋へ

 そんなわけで小休止の後、東海道新幹線で名古屋へ向かいました。時間の関係でひかり号には乗れず、こだま号でゆっくり名古屋へ向かいました。今まではビュンビュン飛ばす新幹線ばかりに乗ってきたので、ゆっくりこだまでの移動(それでも新幹線なので爆速でしたが)も悪くはないもんでした。

 車中では、なかなか全体像を拝めなかった富士山兄貴が姿を出してくれたので撮らせていただきました(トップ画像)。それと、浜名湖も見えましたので撮らせてもらいました。


 こだま自体は結構爆速で走るんですね。さすがは新幹線。スピードの差というよりは、通過待ちで時間がかかるってるんですね。座席が快適なので通過待ちも苦ではありませんでしたけど。

 名古屋駅には19時過ぎに到着しました。金曜日の夜ということで、駅は非常に混雑していました。東京を通った時は木曜日かつラッシュ時間ではなかったため、首都にしては空いているなあという印象(「首都にしては」です、普通に混んでました)でしたが、今回はがっつり帰宅ラッシュに重なっていたので凄まじかったです。名古屋でこの混雑具合だったら、東京の本気ラッシュはどれだけ地獄なんだろう。考えるとゾッとします。東京の方、良ければ教えてください。都会ということで、日没後でもギラギラとしていました。なんか懐かしい。


4.ドーミーイン名古屋栄

 名古屋到着をもってこの日の移動は全て終了しましたので、宿泊場所へ移動しました。この日泊まったのはドーミーイン名古屋栄です。2日連続のドーミーイン&2日連続の温泉、そして最後の宿泊ということでブチ上がりです。名古屋駅からだと歩いて30分ぐらいかかってしまうので、地下鉄東山線を使って伏見まで移動することにしました。途中、かの有名な金時計前も通りましたよ。


 小田原で夕食を摂っていませんので、チェックイン後にホテル周辺で食べるところ探しました。ちょっと歩いたところにあったお店で味噌うどん(名古屋コーチン乗せ)をいただきました。ラストオーダーギリギリで飛び込んでしまい、非常に恐縮でしたが、店員さんが懇切丁寧に対応してくださり、うどんもじっくり味わわせていただきました。大変美味しかったです。ありがとうございました。


 夕食をいただいた後は、荷物の整理をし、夜鳴きそば(スープは飲まない)をいただき、入浴。身も心もしっかり温まりました。マジで最高です。入浴でリラックスしたことで眠気が襲来、あっという間に気を失いかけましたが、なんとか正気を取り戻し、消灯・空調を行ってから満を持して気を失いました。本能のまま寝落ちしたらどうなるかをこの旅で学びましたからね…。



5.みんなに会いたい

 そんな感じで6日目も終わりました。この日の感情で1番大きかったのは、みんなに会いたいというものです。とくに、新幹線で名古屋へ向かっている時に強く感じました。これまで「帰りたい」と思ったことは多々あったものの、「誰かに会いたい」と思ったことはあまりなかったのです。

 企画がはじまった頃は、物理的に会えないことや、予定が詰まりまくっていたこともあり、次にやることを考えるだけでいっぱいいっぱいでした(いっぱいになりすぎると帰りたくなりました)。しかし、旅にも慣れて余裕ができ、企画も終わりが見えたことで、旅は終わり、日常は戻ってくるという事実を認識するようになったんでしょう。また、小田原から名古屋という、自宅へ向いた移動によって近畿(私の日常)を意識し、それが転じて「みんなに会いたいな」というような気持ちに至ったのでしょう。


 そんな感じで、企画終盤に私は半分ホームシック状態となりました。ですが、会いたいと思う人がいること自体すごく幸せなことで、私の人生は恵まれているんだと同時に思いました。そういう気づきを得たという点も、自分を厳しい状況に追い込み、日常から隔離した甲斐があったというもんでしょう。旅で得るような気付きではないような気はしますがね。


6.本日のコンディション…過去最高

 そんな感じで6日目を終え、最終日を迎えた本日のコンディションは、記事仕上げ(和歌山~大阪間)の時点で過去最高の良さです。別に絶好調というわけではありませんが、今までの中では1番元気です。2日連続で温泉に入って、体をゆっくり休めたというのもあるでしょうし、今日なら体調を崩しても、すぐ家に帰れるという心理的な安心感も好調の要因だと思います。結局、立ちはだかっていた敵の正体は、自分の心身の弱さでしたね。


 さあ、47都道府県制覇の前半戦は終わりを迎えようとしています。最後の1日は近畿圏をということで、割と知ったような環境だし余裕じゃんなんて思っていたのですが、わりと悲惨なハプニングが発生しており、旅は最後までわからないな、面白いなと感じています。どんなことがあったかは明日以降に報告しますので、それをお楽しみになさってください。それでは以上です。長かったな。

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