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現代アートの巨匠リヒター待望の個展!音声ガイドの案内役は鈴木京香さん
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現代アートの巨匠、ゲルハルト・リヒター。日本では実に16年ぶりとなる待望の個展が東京国立近代美術館にて開催されています。
この展覧会の音声ガイドナビゲーターを務めるのは、女優の鈴木京香さんです。アート好きとしても知られる鈴木さんは、20代の頃からリヒターのファンだそう。
今回は本展覧会のレポートと、音声ガイドの聴きどころをご紹介します。
本記事に掲載されている作品画像は内覧会にて撮影したものです。通常開催時は一部エリアを除き撮影可能です。
リヒター近年の最重要作品が日本初公開
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この展覧会は、ゲルハルト・リヒター財団とリヒターご本人が長年手元に置いていた作品を中心に構成されています。
財団創設のきっかけとなったのが、巨大な抽象画4点からなる《ビルケナウ》。作家本人にとっての達成点であり、転換点ともなったこの重要な作品がこの度、本邦初公開となりました。
同じ展示空間には、全く同寸の4点の複製写真と、横長の鏡の作品なども展示されています。これは写真ではなかなか伝えることが難しい壮観さです。ぜひ美術館で直接ご体感ください。
多様でありながら一貫した、画家の軌跡をたどる
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展覧会の会場には、油彩画、写真、ガラス、鏡など、多岐に渡る素材が用いられた作品が並びます。主題も表現方法も様々で、抽象絵画のようなデジタルプリント作品もあれば、画家自身の子どもをモデルにした肖像画も。
膨大な作品群はバラエティに富んでいますが、リヒターが「ものを見て認識すること」とは何かを考え、取り組んできたという点では一貫しています。
作品に近づいて見たり、離れて眺めたり。ご来場の際は皆さんも是非、色々な角度からお楽しみ下さい。
鈴木京香さんと一緒に、60年の画業を紐解く旅へ
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色々な見方で楽しんでいただきたい「ゲルハルト・リヒター展」。作品の理解をより深めるなら、音声ガイドを借りるのが特におすすめです。
ナビゲーターは、リヒターのファンを公言する女優の鈴木京香さん。今回の収録にあたって、ファンだからこそ特に気をつけたことがあると仰っています。
今回、ガイドを担当させていただくにあたって、好きゆえの自分の感嘆符がつかないように、皆様にフラットな感覚で作品を見ていただけるように、との思いで収録に臨ませていただきました。一つのイメージにとらわれず、どこまでも広がっていくリヒター作品の深い魅力を、鑑賞者の皆様が読み解くための一助になれば光栄です。
高いプロ意識に裏打ちされた鈴木さんの解説は、とても聞き心地が良く、作品を見るにあたっての新たな視点をもたらしてくれます。鑑賞のおともに、是非ご一聴くださいね。
リヒターが影響を受けた、珠玉の音楽をBGMに
今回の音声ガイドのBGMには、バッハやジョン・ケージの音楽が使用されています。実はリヒターご本人がこうした楽曲からインスピレーションを得ており、自身の作品に音楽家の名前を冠したことも。
リヒターの創造の軌跡を、音楽からもご堪能ください。
魅力が満載のリヒター展。東京では10月2日(日)まで開催され、愛知県の豊田市美術館へと巡回予定です。この機会にぜひお出かけください!
(サクガワ)
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アコースティガイド・ジャパン
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―展覧会概要
ゲルハルト・リヒター展
・東京
会期:2022年6月7日(火)~10月2日(日)
会場:東京国立近代美術館
開館時間: 10:00-17:00(金・土曜は10:00-20:00)*入館は閉館30分前まで
休館日: 月曜日[ただし7月18日、9月19日は開館]、7月19日(火)、
9月20日(火)
・愛知
会期:2022年10月15日(土)~2023年1月29日(日)
会場:豊田市美術館
―音声ガイド概要
![](https://assets.st-note.com/img/1654481635694-ILsik3O84X.jpg?width=1200)
会場レンタル版に加え、アコースティガイド・ジャパン公式アプリ「聴く美術」でも好評配信中!
配信期間:2023年1月下旬まで予定
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