下野紘さんインタビュー:ポーラ美術館コレクション展 甘美なるフランス~パリを旅する音声ガイド
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下野紘さんインタビュー:ポーラ美術館コレクション展 甘美なるフランス~パリを旅する音声ガイド

アコースティガイド・ジャパンのnoteへようこそ!
渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムでは、「ポーラ美術館コレクション展 甘美なるフランス」が開催中(11/23まで)です。

2002年、箱根の仙石原に開館したポーラ美術館。
その珠玉のコレクションから、モネ、ルノワール、ゴッホ、マティスにシャガールなど、19世紀から20世紀のフランスを彩った巨匠の名画がずらり勢ぞろいする展覧会です。
さらに、ポーラ美術館ならではの、化粧道具のコレクションも、展覧会に華を添えます。

そして、本展の音声ガイドナビゲーターを務めてくださるのが、
声優の下野紘さん!収録後のインタビューを、お届けします。

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■本物の絵を見てこそ気付くこと

―美術展の音声ガイド、収録を終えてみて、いかがでしたか?

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下野さん:アニメの作品展などはありましたが、美術展の音声ガイドは初めてで、作品の背景などをしっかり説明しなければ、という思いがありました。
でも台本を読ませていただき、雰囲気をもう少し柔らかく、身近なニュアンスにした方ががいいかなと思い、ナレーションの所々に、僕自身の感情も入れさせていただきました。

―出品作品の中で、気になった絵はありましたか?

下野さん:ルノワールの《レースの帽子の少女》は有名で、自分も知っていました。個人的に、今回ガイドで紹介させてもらった絵の中で、一番優しいなと感じました。温かいうえに優しいというか・・・とても印象的でした。
それから、ピサロの《エラニーの花咲く梨の木、朝》。風景が点描で描かれていて、よくこういう風に描こうと思ったなって…確かに点で描かれているんですが、そこまで均一な点ではなくて、だからこその柔らかさがあると感じました。
あと、シャガールも好きです。夜の幻想というか、そういうイメージがあります。暗いけれど、温かい光がほのかに見えるような。

どれもそうですが、絵を写真で見るだけでは、分からないことって多い気がして、美術館に行って、実際のものを見た時に気づけることがあるんだなと思いました。

―鮮やかな色とか、筆遣いとかも直接見てこそですよね。

下野さん:特に油絵の場合、厚みがあるじゃないですか。平面じゃなく、立体で体感した時に魅力が伝わることもあると思います。

■画家たちのキャラクターをイメージ

―今回のガイドの聴きどころの一つは、下野さんがセリフ調で語る画家たちの言葉ですね。

下野さん:様々な画家を、勝手にですが、イメージしてキャラクターを作り、演じさせていただきました。

―キャラクターを作るために、色々調べてくださった中で、気になった画家はいましたか?

下野さん:マティスです。画家のイメージを作るために、そのキャラクターの特徴を一言で言い表すなら何だろう、と台本に書き込んでいたのですが、例えば「やさイケメン」とか…(笑)
僕、マティスについては、「学者おじさん」って書いているんです。
それからピカソに関しても、調べていく中で、一番有名な晩年の顔というより、若い頃の写真をイメージしてキャラクターにした方がいいなと思って、セリフを読んでいます。
おじさんの画家がいっぱい出てくるので、少しバリエーションがあるといいかな、と思って(笑)。

―そのバリエーションがまさに聞きどころですね。

下野さん:はい、頑張りました。

―音声ガイドをやってみて、ここが難しい、という所はありましたか?

下野さん:そうですね、ヨーロッパの地名や人の名前は、日本語の読み方やイントネーションと違うので、そこに少し気を取られるというか…。カタカナを読むのって緊張しますね。専門的な用語も普段使い慣れていないと分からないので、そこも緊張しました。

それと、とにかく堅苦しくならないように意識しました。
今回の絵画作品の多くが柔らかい色合いなんです。アニメの仕事でも、シリアスやコメディなど、その作品のテーマ、ニュアンスに合わせますが、一つ一つの絵画、展覧会もそれぞれのテーマ、ニュアンスがあると思います。

―ガイドを聞く方へのメッセージを。

下野さん:僕と一緒に展覧会をまわるような、僕がそばでお話してるような音声ガイドになっていると思います。作品の温かさ、優しさ、その背景もお話していますので、ぜひとも、作品とともに、音声ガイドを楽しんでください。
出来れば、2回見て頂きたいです!まずはガイド無しで見ていただいて、その後ガイドありで見てもらう、そういう楽しみ方もできると思います。

―ありがとうございました。

下野さんの音声メッセージはこちらから

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下野紘さんが、19世紀後半のパリ、フランスへ、皆さんを誘う音声ガイド。
BGMには、甘美なるフランスできる名曲がたっぷり収録されています。
サティやドビュッシーにゴーベール。そして、ローランサンの絵の解説では、ローランサンが舞台美術に関わった、プーランクのバレエ音楽「牝鹿」のピアノ版も!
(音楽提供:ナクソス・ジャパン

名画の数々と下野さんのナビゲート、そして豪華なBGMで、パリへの旅気分を満喫してください。(タカハシ)

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―展覧会情報

ポーラ美術館コレクション展 甘美なるフランス
会期:2021/9/18(土)~ 11/23(火・祝)
*9/28(火)、10/26(火)は休館
会場:Bunkamura ザ・ミュージアム
開館時間:10:00-18:00(入館は17:30まで)
毎週金・土曜日は21:00まで(入館は20:30まで)

―音声ガイド情報

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