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もうすぐ発症1年、退院5ヶ月を迎えて〜50歳脳卒中で片麻痺リハビリ中

2022年7月49歳の時に脳卒中で倒れ入院、1週間後めでたく50歳に。
後遺症で右片麻痺になり7ヶ月のリハビリ入院。12月noteをはじめ、2003年2月に退院。現在は通所リハビリ継続中。これまでの経緯と入院闘病記はこちら↓

あっという間の5ヶ月

退院してから、あっという間に5ヶ月が経ってしまった。
病院にいれば上げ膳据え膳で、仕事も家事もする必要がなく、毎日リハビリに集中できたが、退院したその日から「日常」が待っていた。しかも障害を抱えたこの身体での慣れない「日常」が。とにかくバタバタの5ヶ月だった。

そんなこんなで、今日から7月。あと1週間を待たずに、あの日から1年を迎える。

忘れもしない去年(2022年)7月6日の夕刻。普通に仕事を終えて、今日の夕飯のことなど考えながら地下鉄に揺られ、到着直後の自宅最寄駅でいきなり倒れたあの日。

何が何だかわからないまま緊急入院となり、その日から7ヶ月病院で過ごすという体験をした。倒れた日の顛末はこちら↓

1ヶ月半後、急性期病棟から回復期病棟に移り、180日間というリハビリ期間を与えられ、期間満了を迎えたのが2月10日。入院生活もピリオドを迎えることとなったが、脳卒中(視床出血)によってそこそこの後遺症を負ってしまったため、退院後の今もリハビリは継続している。

退院後の通院先について

退院後の通院先を決めるにあたり、担当医からは近所のかかりつけ医に通うことを勧められた。今後は血圧の自己管理と薬の服用をちゃんとするくらいなのでと。

入院していた病院は自宅から一駅。決して遠くはないし、できれば専門医に診てもらいたい気持ちはあったが、今は地域医療連携を推進しているのは知っていたので、地元のかかりつけ医に紹介状を書いてもらった。

ちなみに地域医療連携とは、病院の規模や役割に応じて患者を振り分ける制度で、普段からかかりつけ医を持つことが推奨されている。なので今は、入院中に処方されていた薬を近所のかかりつけ医に毎月1回もらいに行っている。

問題はリハビリだ。入院中毎日受けていたリハビリが、退院した途端全くなくなってしまうのは不安で仕方がない。入院中策を練らねばと思っていたところ、入院仲間から都内にある大きなリハビリ専門病院が新規の外来でも受け付けてくれるらしいと情報が。病院のソーシャルワーカーさんに照会してもらったところ、退院直後から通えることになった。

写真はイメージです。

週に1度の通所リハビリ

通所リハビリの施設は、リハビリテーション専門の病院なので、急性期病院から転院して入院リハビリを受けている患者さんもいれば、退院後に通所でリハビリを継続している人もいる。わたしのように全く別の病院を退院後、通所で通う人はあまり多くない印象だ。

家からは、電車を利用して通常なら40分ほど。今は足に装具を付け、杖を使用して歩いているので、1時間くらいはみている。ちなみに歩く速度は「3歳児並み」とずっと言っていたのだが、最近お散歩中の保育園児に遭遇し、3歳児クラスの園児よりも遥かに遅いことが発覚…。早く3歳児並みに歩けるようになりたい泣

PT(理学療法)、OT(作業療法)それぞれを週に1度、1回40分間。2単位ずつのリハビリ時間が与えられている。一時(3月から5月まで)、PTは週2回受けられたが、諸般の事情で再び先月から週1に。表向きは目的が達せられたことになっているが、多分即戦力の人手が足りないのだろう。その辺んはどこも同じような悩みが耳に入ってくるし、あまりゴネても仕方ないので深く突っ込まないことにした。

自費リハビリも検討し、体験の予定もあったのでちょうどいいタイミングでもあった。

『自費リハビリ』という選択

リハビリを受ける方法はいくつかあって、わたしのようにリハビリ病院へ通って通所リハビリを受ける方法、自宅に来てもらい訪問リハビリを受ける方法、通っているデイケア施設などで受ける方法など。いずれも保険(健康保険や介護保険)が使えるリハビリで、医師の指示のもと行われる。わたしが通う病院では、2週間に一度は主治医の診察が必須だ。

それ以外に、自費リハビリという選択肢がある。
こちらは医療保険適用外で全額自己負担。その代わり時間や日数の制限もなく、療法士も自分で選べる。
通っていた病院で、もうリハビリは必要ないと言われたがまだ受けたいという人や、よりクオリティの高いリハビリを求めて自費リハビリにたどり着く人もいる。

費用は自由設定なのでマチマチだが、脳卒中や神経系のリハビリの場合、都内だと1回60分で15,000円から20,000円が相場と言った感じだろう。もちろん安くはないが、それだけの金額を支払ってもいいと思えるだけのクオリティが求められる。

この自費リハビリに5月下旬から通い始め、わたしの場合、保険適用のリハビリと並行し活用している。

写真はイメージです。

2年目に向けて

通所、自費リハビリ加えて、鍼治療にも通っている。
鍼治療は脳卒中で倒れるだいぶ前から経験があり、その効果は実感済みだったので、今回も退院したらぜひ通いたいと考えていた。

ただこれまでの通院理由、腰痛などとは違うので、脳疾患系の施術経験が豊富な鍼灸師を探していたところ、Twitterで有益な情報を得て、そこで5月からお世話になっている。ありがとうTwitter。ありがとうフォロワーさん。

ちなみにこちらがわたしのTwitter↓
毎日の細かな記録はTwitterで行ってる(noteが疎かになった言い訳…笑)

余談だが、自分または家族が深刻な病気になったっ場合、Twitterへ登録して情報収集することをお勧めする。闇雲に検索するよりも、ChatGPTに聞くよりも、当事者の人たちからはるかに有益で生きた情報をもらえるからだ。

こうして2年目を前にして、なんだかんだと忙しい毎日を送っている。もちろん自主リハビリ(自主練)や家事なども休めないし、倒れた当初思っていたよりも後遺症との戦いは長丁場になりそうなので、兎にも角にも今は1日1日を生き抜くことで精一杯の日々。

目に見える後遺症もあれば、目に見えない後遺症もあり、経験がないとなかなか理解し難い症状ばかりなのでストレスも多い。そしてこれが一生続くのかと思うと正直先が思いやられる。

それでもめげずに生きていられるのは、支えてくれる家族や友人、パートナー、仕事仲間やライブ仲間、これまでお世話になった全ての人たちのおかげです。どうもありがとうございます。そしてこれからもよろしくお願いします!


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