最近の記事

宝塚RRRの感想③ Jaago~親方の家

引き続きネタバレとか配慮しないので気になる方は閲覧しないでくださいね。あと、間違いに気づいた場合サイレント修正してますのでご了承ください。 ★Jaago ことビームのエントリーソングJaago。 Jaagoは「Wake Up」の意味合い。サイラーのエントリーソングも「Jaago Narasimhaa Jaagore」ということであのあたりの映画ではまま使われるワードかと思われる。冒頭のコーラスの歌詞が全然分からないのでせめてテルグなのかサンスクリットなのかだけでもおしえて

    • 宝塚RRRの感想② 幕開き~森

      ネタバレとか配慮しないので気になる方は閲覧しないでくださいね。 写真ももういいかなと思ったけどあるものははってみよう… ★幕開前 開園5分前に緞帳が上がり、「RRR」ロゴ入りの映像幕が登場。撮影可能なのでみんな撮る。この時点で超楽しい。 こっちゃんありちゃんの顔のRRRロゴももう見慣れた。顔がいいし画質もいい。色調の関係か、映像幕だと写真張り付けって感じが薄まり、よりなじんでレリーフに見える。 背景は青系の色調と森で、原作ファンはビーム感をばしばし感じると思う。夜明け前、

      • 宝塚RRRの感想① 総評

        感想?妄想? 宝塚歌劇団のRRR大劇場公演を見てきました。 元々20年超の宝塚ファン(ただしここ最近は休眠中)、映画RRRは劇場で22回見ています。たぎる熱い思いでチケットを握りしめて遠征してきました。幸い中止にもあたらず、滞在3日間で5回いろんな席でみて、大満喫してきました。ネタバレ等の配慮は特になく、読みやすさも考えず、ほとばしるまま特濃感想いきたいと思います。 あとでシーンごとで超細かく書いていこうかと思うのですが、そこにうまく書けなさそうな総評を先に書きます。 見

        • [読書ログ]コンテンツビジネスの経営戦略

          画像はAmazon販売ページより引用。 公益財団法人情報通信学会コンテンツビジネス研究会著。 ★総評 2017年発売で、データはだいたい2013年前後を最新として取り扱っているため、2023年から見ると10年前の本ということになってしまうけど(詰んでた)そうするととんでもない予言の書だなと思って逆にありがたく読んだ。考察がかなり的を得ており、未来予想図がほとんどあたっていると思う。執筆時点から状況が変わっているか、またはそれほど変わっていないか、推量しながら楽しく読んだ

        宝塚RRRの感想③ Jaago~親方の家

          東京宝塚劇場 星組RRR観劇会について

          以下の記事で参加表明をいただいている皆様、ご連絡したいことがございますので、noteのメッセージ機能で私宛にご連絡をいただけないでしょうか? 既に数名の方(コメントをいただいた順)に私からご連絡を始めているのですが、noteのメッセージは1日に送信できる回数が相当限られており、皆様にお伝えできるまでにかなり時間差が生じてしまいそうなことが分かりました。 少しでも改善したく、大変お手数ですが皆様からご連絡をいただけますと幸いです。メッセージを受信しますと、私にnoteに登録さ

          東京宝塚劇場 星組RRR観劇会について

          [読書ログ]Q&A 商標法律相談の基本

          画像はAmazon販売ページより引用。 中村合同特許法律事務所 編著。けっこうな人数の専門家が執筆している。 ★総評 はしがきによれば商標実務にあまり縁のない若手弁護士を想定して書かれた書籍らしいが、実務畑からするとあいまいすぎたり、行きすぎたりという記載が端々にあり、1時間ウン万円払う代理人にこの本を参考に回答されたらたまったもんじゃないな、というのがファーストインプレッションでした…。せっかくQA方式をとっているのに、回答が書きたいがためのQなので、変な質問が多い。

          [読書ログ]Q&A 商標法律相談の基本

          宝塚大劇場星組「RRR」団体とれませんでした

          ※現在参加表明受付中の東京公演ではありません。兵庫の方です。サンサン劇場の近くの方です。 タイトルで完結しております。(泣) 大劇場の団体、とれませんでした~~~!!!大劇場、東京で取れなくても大劇場ならまだいける、まずは遠征を計画せよと言われ続けてきた大劇場で、しかもこのめちゃめちゃ早い時期でもだめでした。 ご覧いただいた方のご参考情報として書き添えますと、団体枠は全日程埋まっているそうで…一応キャンセル待ち希望とは書いてますけど、死んでも行くでしょう皆さん??キャンセ

          宝塚大劇場星組「RRR」団体とれませんでした

          東京宝塚劇場星組公演「RRR」観劇会企画のお知らせ

          本当はチケットが確保できてから告知したかったのですが…事情が分かってきて本気でやばいと思い始めたため、見切り発車します。 以下の要領でRRRの映画ファンダム向けの観劇会を企画いたします。 もし参加をご希望の方がいらっしゃいましたら、本記事にコメントをお願いいたします。 繰り返しますが、見切り発車です。これから申し込んで抽選です。 チケットが確保できない可能性もものすごく高いため、これで見れる!とは絶対に思わないでください。チケット確保の可能性を少しでも上げたいための取り組み

          東京宝塚劇場星組公演「RRR」観劇会企画のお知らせ

          [RRR]RRR考察 5)エッタラジェンガとナートゥ

          考察5個目。おそらく映画の中で最も有名なシーンであるふたつのダンスについて。一連の本編考察はこれで最後です。本編以外であと2個あります。(なお今更ですが全部15RRR目の感想でした…その前にメモしてたこまごましたのはこれからも書くと思います。) 今までのはこちら。 ★ひとの踊り、エッタラジェンガ エッタラジェンガは宣戦布告であり祝祭である。 とかいうとまあ物騒だし、戦争を賞賛するような風潮も恐ろしいので、「宣戦布告であり祝祭」という概念はすこぶる抵抗があったのだけど、何度

          [RRR]RRR考察 5)エッタラジェンガとナートゥ

          [RRR]19RRR感想

          時期:7月第3週 場所:109シネマズ木場 スクリーン8 ランガスタラムとハシゴ ★木場とRRRの思い出 念願のハシゴでしたが、ランガスタラムより客入りがよかった衝撃… (ランガはまだ2週目でした…大変残念ながら木場で3週目はなかったんだけど) 初見のランガに比べるともう実家というかんじ。落ち着く…永遠にここにいたかった。 なおその後109シネマズ木場での10か月にわたるRRRロングランも終わりまして、この回がホームの木場での最後の鑑賞となりました。ちゃんと数えたら変わる

          [RRR]19RRR感想

          [読書ログ]新インド入門 生活と統計からのアプローチ

          画像はAmazon販売ページより引用。 田中洋二郎著。 ★総評 入門書にありがちな、半分以上イラストで内容は細切れとびとび、というような本とは一線を画す内容で、最初から最後まで筆者の視点で見えたもの・筆者の主観で感じたことがフラットに書かれており、一般的な日本人がインドに飛び込んだらこうなるのか、という驚きや共感とともに一気に読むことができた。「読ませる」部類の読みやすく面白い本だが、押しが強いわけでもなく、温度感がちょうどよかった。 インドに対する隣人としての暖かな

          [読書ログ]新インド入門 生活と統計からのアプローチ

          [RRR]RRR考察 4)差違の受容と全肯定

          考察4個目、ラーマとビームの関係性について感情、エモーション、フィーリングの面から掘り下げてみます。 以下の一連の考察の続きです。一番大事なのがこれという気持ち。 ★最強の肩車 まずはみんな大好き肩車、「Together We Rock」のシーンから。 ビームはラーマの解放闘争を知り、共に民族性を持つ戦士として認めあったために助けに来た。つまり双方の大きな共通点を得たことで一度壊れた絆が再び結ばれたシーンである。 このシーンでは、二人の関係性はいわば「両想い」。 共通点が

          [RRR]RRR考察 4)差違の受容と全肯定

          [RRR]RRR考察 3)炎と水

          考察3個目、文字通りFire and Waterのモチーフについて。 以下の一連の考察の続きです。今回は短め。 ★FIRE なぜラージャマウリ監督はラーマにFIREのモチーフをあてたのだろうか。 タラクさんはインタビューの中でチャランくんを水(海?)とイメージしているし、チャランくんの過去作品も水モチーフのものがある。さらにラーマが象徴するアーンドラ地方は(ビームが象徴するテランガーナにくらべれば)海沿い。なのになぜラージャマウリ監督は炎をあてたのだろうか。 前回の近代

          [RRR]RRR考察 3)炎と水

          [RRR]RRR考察 2)近代性と民族性のせめぎあい

          RRR激重感想2個目。 1)「法による無法と自力救済」はこちら。 1)では悪法による無法と自力救済についてのべたが、それは本項の気づきのきっかけにすぎない。本項が一番長いです。(でもあと5個あるよてい。重!) ★定義 近代性、民族性というのは私が勝手に定義づけしたので、もし違和感があれば別の言葉に置き換えて読んでいただきたい。なんとなくつたわるといいな。 近代性は人類が産み出してきた素晴らしい知恵や成果物、ノウハウの数々。銃であり、バイクであり、文字であり、共通言語とし

          [RRR]RRR考察 2)近代性と民族性のせめぎあい

          [RRR]18RRR感想

          時期:7月第2週 場所:109シネマズ木場 スクリーン2 IMAX! ★総評 18回目で総評も何もあったもんじゃないんだけど。でも毎回面白い映画を見たという感動をもらえる。 4回目のIMAX で、今回が一番通常上映との違いが分かった気がする。高精細で明るい!目の前で肉眼で見るより見えるかんじ。遠景でもごまかしきかない。何よりラーマとビームの表情が!アクションが!ダンスが!高精細なんですよ!!!!めちゃくちゃ見える!!!GCSSの巨大IMAXには結局行けなかったんだけど、あ

          [RRR]18RRR感想

          [RRR]RRR考察 1)法による無法と自力救済

          RRRは18回見ている。15回くらいでなんか悟りが開けたのでしたためたい。 前提として、私は法律学・社会科学系の人間である。何度もみて、やっと自分の得意な分野の視点で自分なりの考察ができるくらい見慣れたのかなと思っている。ネタバレには配慮しないのでご注意いただきたい。これがひとつめで、全部で7つほどしたためる予定。 ★なぜラーマを警察官にしたのか インターバル前の戦闘はずっと早く終われ~!と思うシーンだったけど、15回目でふっと気づいた。 ラージャマウリ監督はなぜアッルー

          [RRR]RRR考察 1)法による無法と自力救済